導入事例

2023.05.09 更新日:2024.04.30
まるごと人事 編集部

まるごと人事 編集部

現場・人事・まるごと人事の連携により、部門別採用を推進。採用難度の高い職種において、年間20名以上の採用を実現

写真:(左)黒須様 (中央)加藤様 (右)為谷様

顧客獲得からエンゲージメント・ロイヤリティに至るまでの、リレーションシップ マーケティングを実現するプラットフォームを開発・提供するチーターデジタル株式会社。テクノロジーと専門性によってビジネスを成長させるマーケティング支援に定評があり、多くの有名ブランドをはじめ、世界中で40,000社以上にソリューションを提供しています。

同社は2019年11月に日本法人を設立し、採用を加速させたい背景から、2020年10月よりまるごと人事を導入していただいています。

本記事では、同社の副社長 兼 CMOの加藤様と、HRBP(HRビジネスパートナー)の為谷様・黒須様の3名に、まるごと人事導入によって得られたベネフィットや部門別採用推進のポイントなどを伺いました。

 

部門別採用だからこそ、社内のリソースだけで効率的な採用活動を進める難しさがあった

採用代行(RPO)導入を検討するに至った背景を教えてください。

加藤様:採用目標に対して、社内のリソースが足りなかったことが大きな理由です。まるごと人事を導入した2020年の秋頃には、まだ当社の人事担当は1名のみでした。その1名で、複数部署で数十人を採用する目標を掲げていたんです。

当社の採用の特徴として、部門別採用の体制をとっている点があります。各部門ごとに現場のメンバーが採用活動を進め、人事担当は各部門の採用進捗の取りまとめやサポートを行ないながら、採用以外の人事業務全般も担っています。

とはいえ、各部門長や人事担当もなかなか採用活動の実務まで手が回らず、エージェントやLinkedIn、ビズリーチのようなサービスも使っていたのですが、やはりリソースが足りない状況でした。でも採用は加速させないといけない。

そのため、一貫して採用業務をお任せできる採用代行(RPO)の導入を検討しはじめました。

 

そのような部門別採用の体制を取っている理由は何なのでしょうか。

加藤様:当社のようなSaaS企業は組織構造的に、マーケティング、インサイドセールス、セールス、カスタマーサクセス、サービスを提供するプロジェクトマネージャーやマーケティングコンサルタント、 バックオフィスなどそれぞれ職種ごとの専門性が求められます。

そのため、会社が一括で採用を行なって人員配置するのではなく、各部門長の方針で採用を決めているのが理由です。

 

部門別採用を進めるにあたって、どのような課題があったのでしょうか。

加藤様:1点目は、部門・職種ごとに具体的な採用ターゲットの設定や魅力訴求が必要になる点です。

専門性の高い人材がターゲットになるため、業務内容を理解して、求める人物像を明確化する必要があります。そのうえで、ターゲットに向けた部門の特色を訴求していかなければ、採用につなげることができません。

また、採用後に実際に任せる業務のイメージも部門側で明確にしておかなければ、せっかく採用できてもミスマッチが起こるなど、定着しづらくなってしまいます。

2点目は、採用のリソース面です。部門ごとに人材のリサーチからスカウトメールの作成や送付、面接の設定や結果連絡などの採用プロセスができるため、業務を人事に依頼したくても、部門も多いので人事でも対応できるだけのリソースが足りなくなってしまいます。しかも、1つのポジションで一度に十数名の候補者への対応が必要になることもあるので、余計に人事のリソースはひっ迫します。

当社の場合は、人事側だけではなく部門側もリソースが限られていたので、外部に業務を委託してこれらの課題をカバーしたいと考え、まるごと人事の導入を決めた経緯があります。

 

確度の高いスカウト代行や定期的な状況共有があるからこそ、安心して採用業務をお任せできる

あらためて貴社の採用活動について、具体的な職種・求める人材像などをお聞かせください。

加藤様:まずサービス側では、プロジェクト マネージャーやマーケティング コンサルタント、エンジニアやクリエイティブ ディレクターに加え、自社のマーケターやセールス、人事などさまざまな職種があります。

2022年はこれらの職種ごとに年間で1~2名、全社としては年間数十名の採用目標を掲げていました。

年間の採用目標人数が多いだけではなく、例えばサービス側のプロジェクトマネージャーは、開発経験に加えてプロジェクトマネージャー経験が必須など、求めるレベルが高い職種が多いのも特徴です。

 

採用ターゲットに対して、どのような採用活動をされていますか?

為谷様:ビズリーチやLinkedInなどのスカウト媒体や、複数のエージェントを活用しています。

社内の体制としては、人事担当者は各部門の採用計画や進捗のとりまとめ、部門担当者は採用要件の明確化や選考対応を行なっています。そこに加えて、まるごと人事には各職種ごとのスカウト代行やエージェントとのコミュニケーション、応募者対応などをお願いしています。

具体的には、採用ニーズが発生すると、各部門担当者とまるごと人事のチャットスペースが作成されるのですが、そこからはまるごと人事に採用要件のヒアリング、媒体選定から募集文面・スカウト文面の作成、スカウト運用、応募者対応まですべて主導していただけます。

一度採用活動が動き出したあとは、定例ミーティングやSlackなどで随時状況を共有いただけるので、常に今の状況がわかりやすく、安心してお任せできています。

 

採用難度の高い職種の中でも、昨年度は年間20名以上もの採用実績を出すことができました。まるごと人事のどのようなご支援が、成果につなげられていると感じますか?

為谷様:各部門と密に連携して、確度の高いスカウト運用を行なっていただけていることが、一番の要因だと感じています。

部門担当者と直接コミュニケーションを取って要件をすり合わせ、スカウトメールを送る際にも丁寧にピックアップの目線を合わせたり、ターゲットに合わせてカスタマイズしてスカウトメールを送ったりするなど、確度の高いスカウト運用の仕組みが構築できています。その結果、スカウト返信率が上がるなどきちんと成果にもつながっています。

加藤様:まるごと人事には、自社のマーケター採用の際にも支援してもらいました。

マーケターと言っても業務範囲が幅広く、自社がどういう条件やスキルを求めているのかといった要件が最初は抽象的で、どのようにターゲットを絞り込んでいくか、募集文面・スカウト文面でどのように表現するかに課題がありました。

そんな中で、まるごと人事の担当者とのやりとりや、実際の候補者との面談を通じて、「おそらくこういう点が、貴社のマーケターに求められているスキルですよね」と一緒に考え、認識をすり合わせてくれたことで、こちらも求めるものがクリアになって助かりました。

採用活動において、自社の言葉の定義と実際のスキルにギャップが生じることも多いかと思います。

まるごと人事は採用の市場感をよく把握されていて知見も豊富なので、市場感に合わせてベストな表現で募集文面・スカウト文面などを作成いただけるのは、利用企業としてはとてもありがたいと感じています。

また、要件を言語化したうえで、スカウトメールや求人内容の書き方にギャップがないか、うまく伝わるか、という点をすり合わせられたのも良かったです。

 

部門別採用の特徴を活かす現場との一体感や、柔軟なサポートがまるごとの強み

まるごと人事の支援の特徴として感じられることや、全体を通してお役に立てている点はありますか?

為谷様:特に助かっているのは、当社の採用チームの一員のような立場でサポートいただけることですね。

例えば、定例の進捗ミーティングでは、各職種の採用状況や全体像をわかりやすく共有いただけています。

定例ミーティングの資料を見ると、各職種のジョブディスクリプションや採用ツールの比較資料などもリンクでまとめていただいており、すべて1つのファイルで確認できる点もとても助かっています。

加えて、内定につながった際は我々と同じ温度感で喜んでいただけたり、課題があるときも同じ目線で相談できたりすることが、大変ありがたいですね。

当社と同規模の企業ですと、人事担当は1~2名というケースが多いと思いますが、そうなると業務で同じ気持ちを共有したり、相談したりできる人が社内に少ないこともあるかと思います。

その点、まるでチームメイトのようなまるごと人事の担当者と一緒に採用状況を共有しあえるのは、とてもうれしく、心強いです。

黒須様:私自身がまさに、まるごと人事の作成したスカウトメールを受け取って当社に入社した経緯があるので、スカウトメールのクオリティの高さは身をもって実感しました。

最初スカウトメールを受け取ったときは、とてもナチュラルな文面で印象が良く、興味を引かれました。これもチームメンバーの一員として目線を合わせてサポートいただいているからこそなのだろうと感じます。

実際に入社したあとに他の職種のスカウトメールを確認しても、やはり受け取った側の興味をつかみやすい内容になっていました。

スカウトや応募者対応といった業務ごとに支援担当が変わるのではなく、当社の支援担当として2名の担当者がすべて一貫して業務を行なってくださるからこそ、当社の人事担当のような支援ができて、成果につながるのではないかと思います。

 

経営視点として、まるごと人事のどのような点に価値を感じていただいていますか?

加藤様:採用活動をスピード感を持って進められることで、事業成長に必要な人材をタイムリーに採用できる点です。

当社は外資系企業なので、採用ニーズも目まぐるしく変化していきます。採用ポジションが空いた際にスピーディーに動いて採用していかなければ、採用活動の遅れだけでなく、事業成長の妨げにもなってしまいます。

そのようなスピード感のある採用活動は、自社の人事や部門担当者だけでは対応が難しいため、まるごと人事の業務の柔軟性やスピード感、さらには1ヶ月単位での更新という契約の柔軟性は重宝しています。

 

信頼できるRPOに採用業務を委託することで、効果的かつ効率的な採用活動を進められる

今後の貴社の事業展開や展望などをお聞かせください。

加藤様:今年の1月に当社は大きくリブランディングを行ない、「Cheetah Digital by Marigold(チーターデジタル バイ マリーゴールド)」となりました。

大手コーヒーチェーン、アパレルブランド、デリバリーサービスやメディアなどさまざまなBtoC領域に対して、顧客の新規獲得から獲得後の関係構築、ロイヤリティを高めるアプリケーションとプラットホームを提供していきます。

新しく生まれ変わったチーターデジタルとして、今後も日本市場を開拓していくにあたり、都度新しい人材を採用する必要性は出てくると思います。今後とも、まるごと人事には継続してご支援いただきたいと考えています。

 

リブランディングという新たな局面を迎えた中で、今後まるごと人事にどのようなことを期待されますか?

為谷様:入社後の活躍までを見越して、より良い採用プロセスの構築をともに進められればと思っています。

まるごと人事にはご支援開始当初からこれまで、各部門の採用プロセスの構築をゼロから行なっていただきました。これからは実際に入社したあとの活躍状況などを踏まえ、採用プロセスをアップデートしていく段階だと考えています。

例えば、適性テストの導入や人事面接の追加などの採用プロセスの改善です。採用プロセスを改善することで、さまざまな視点から合否の判断ができ、より入社後のミスマッチが減らせると思っています。

黒須様:加えて、リブランディングを経て今後も会社としての見せ方や方針などの変化があると思います。新ブランドに合わせて募集文面やスカウトメール、画像などのイメージもアップデートしていくなど、引き続きサポートいただけるとうれしいですね。

 

最後に、まるごと人事導入を検討している人事担当者に向けてのメッセージをお願いします。

為谷様:より効果的・効率的な採用活動を行なうにあたって、まるごと人事のようなサービスはとてもおすすめです。

社内の人事担当だけですべての採用業務を行なおうとすると、工数も足りなくなりますし、複数の業務が発生することで、成果を出すために重要な業務に集中することも難しくなります。

採用業務だけでも代行サービスを活用することで、採用以外の人事業務もより効果的に進められると感じています。

黒須様:企業によっては、外部委託せずに自社の採用担当を採用するという考えもあるかと思います。ただ、採用した方が自社の採用ツールや媒体の使用経験がないと、教育やマネジメントに時間が割かれてしまいます。

まるごと人事は、システムや求人媒体の知識・採用市場の知見がすでにあるので、人事の工数が減らせるだけではなく、安心して採用業務をお願いできます。

まるごと人事ならフレキシブルに契約も見直せますし、専任の担当者がしっかりサポートしてくれるので、導入を迷われている方にはぜひおすすめしたいですね。

(インタビュー実施日:2023年3月28日)

年間2,086名以上の内定実績を持つ採用のプロフェッショナルが
貴社に必要な人材を最短5日で集客します

まるごと人事なら、貴社の採用課題をお伺いした上で、
最適なご支援内容を一緒に検討させていただきます。

リピート率95%!!最短5営業日で支援します。まるごと人事に問い合わせる

まるごと人事 編集部
まるごと人事 編集部
新規CTA

関連記事

新着記事