導入事例

2024.09.19 更新日：2024.09.19

まるごと人事

まるごと人事　編集部

年間250名以上の大量採用を支援！複雑な採用オペレーションを柔軟に対応してもらえた

「ライフスタイル創造企業」を理念に掲げ、全国に300店舗以上の飲食店や宿泊施設などを展開する際（きわ）コーポレーション株式会社。同社には、人事のリソース不足のため、2024年1月よりまるごと人事を導入いただきました。

今回は同社の中途採用担当の大原様に、まるごと人事導入前の採用課題や、導入後の効果についてお話を伺いました。

複数の採用代行サービスを試し、たどり着いたのがまるごと人事だった

まるごと人事にお問い合わせいただいた背景や、当時の採用体制・課題を教えてください。

きっかけは、人事メンバーの異動でした。導入を検討した2023年11月頃、当社の中途採用担当は私ともう1名の計2名のみで、年間採用人数が250名を超える中途採用を回していました。そのメンバーの異動が決定し、新しく1名採用するほど業務はひっ迫していなかったものの、やはり私1名のみではリソースが不足することもあったんです。そこで、採用代行への依頼を決めました。

実は、まるごと人事に依頼する前に、他社の採用代行サービスを利用していたことがあるんです。1～3ヶ月ほど短期間で依頼しながら、当社に合うかどうか検証し、合計3社を利用しました。

結果的に、その3社はあまり当社のニーズにマッチしていませんでした。応募者対応をメインで依頼していたのですが、なかなか当社のフローに沿って柔軟に対応いただけなかったり、お願いできる業務に制限があったりして、こちらが頼みたい業務まで依頼しきれなかったんです。

そこで、新たな採用代行サービスを探し始めました。

そのなかで、まるごと人事を導入いただいた背景をお伺いできますか？

過去に依頼した3社の採用代行であまり満足する対応をしていただけなかったので、もしかしたら当社の依頼方法に問題があるのかもしれないと考え、採用代行について調べました。そのなかで、まるごと人事代表の今さんの著書に出会ったんです。

本で紹介されている採用ノウハウがわかりやすく、そこからまるごと人事に興味をもちました。まるごと人事のWebサイトを見ると、「1ヶ月からの依頼でもOK」と記載があったため、それならまずお試しで導入してみようと思ったのがきっかけですね。

新たに貴社で採用担当を採用するのではなく、採用代行導入を決められたのはなぜでしょうか？

依頼したい業務のメインが応募者対応だったため、時期によって応募量の変動があり、あと1名社員を採用するほどの業務量があるか予測するのが難しかったんです。応募量が減った際に、一時的に業務がなくなることもありますしね。

また、応募者対応業務の傾向として、地道な対応や事務作業なども多いです。採用担当を希望する方だと、採用すべてに携われるイメージをお持ちの方もいらっしゃいますので、業務内容にギャップが生まれ、採用が難航することも懸念していました。

そのような背景から、採用担当を採用するにしても時間がかかるのは明らかだったので、まずは短期でも採用代行に依頼しようと決めた経緯があります。

複雑な採用オペレーションを一貫して任せられたうえに、オペレーション構築までしてもらえた

導入後のご支援内容を教えてください。

（まるごと人事担当者）料理人・ホールスタッフ・販売スタッフに加え、経理やWebクリエイターなど、際コーポレーション様で展開されている店舗に関わるすべての中途社員採用のご支援をしています。

まるごと人事では応募者対応をメインに代行しており、具体的には応募者情報の取り込み・応募者への一次連絡・希望日程の吸い上げ・現場の面接官との日程調整などです。

月間200名を超える応募者対応のほとんどを、まるごと人事が対応しています。

導入当初に特にお役に立てたのはどのような点でしょうか？

たくさんありますが、まず印象的だったのは、過去に利用した採用代行サービスと比較して、とてもスムーズに業務対応してくださったことです。

例えば、こちらが引き継ぎ資料を用意しなくとも、少しの情報をお伝えしただけで的確に意図を汲み取って迅速に対応してくれるうえに、当社の要望を反映してオペレーション構築まで行なっていただけてとても助かりました。本当にプロの集団だなと感動しましたね。

（まるごと人事担当者）際コーポレーション様は全国に多数店舗を運営していらっしゃるため、面接を担当される現場社員の方も数十名を超えます。応募者ごとに担当の面接官を確認し、さらに現場社員の方にメールで日程を確認するという、複雑な採用オペレーションとなっていました。

そのなかで、少しでも大原様や現場社員の方の負担が少なくなるように意識しながらご支援させていただきました。現場の方と円滑に連絡が取れるためには、何をどのように伝えたら良いかを考えて日程調整のテンプレートを作成するなど、採用オペレーション構築をしています。

他の採用代行サービスと違いを感じる点があれば教えてください。

以前利用していた採用代行サービスは、求人広告の代理店が主な事業でしたので、メイン業務の合間に一部採用代行も行なうようなかたちだったのだと思います。

まるごと人事を利用して、人事経験がある採用代行のプロが対応すると、ここまで違うのかと驚きました。

以前の採用代行サービスでは、先方の担当者に人事経験や飲食業界の知識があまりなかったので、同じ応募者対応の依頼でも、マニュアル化されていない部分は都度質問が来て、逆に回答に時間が取られている感覚がありました。

本当は、応募者情報の取り込み・一次連絡・希望日程の吸い上げ・面接日程調整を一貫して任せたかったのですが、意思疎通が難しく一部の業務しか依頼できていませんでした。

まるごと人事に依頼してから、当社側の意図を汲み取って対応してくださり、さらにはマニュアル化までしていただけたので、依頼したかったことのすべてをお任せできています。

また、媒体側の視点ではなく人事の視点で、寄り添ったアドバイスをもらえる点も大きな違いを感じました。飲食業界だけではなく、他業界では採用活動をどのように進めているのか、内定率を上げるコツは何か、当社に適した採用媒体の提案もいただけて、まるごと人事に依頼して良かったと思いましたね。

採用オペレーションを改善することで、面接数が増加。空いた時間で媒体掲載を加速し、応募数も増やすことができた。

ご導入後に得られた効果について教えてください。

面接設定数が大幅に改善したことです。

まるごと人事導入前は、面接の日程調整は私が電話で行なっていました。しかし平日日中に連絡するので、応募者の方が仕事中だとどうしても対応できる時間に限りがあり、電話の折り返しをもらうのが終業後の遅い時間になってしまう。そこで連絡の行き違いが発生して面接が設定できなかったり、工数もかかっていました。

しかし、まるごと人事を導入したことで、面接設定の電話対応をすべてメールに切り替えられ、応募者の方とのコミュニケーションがスムーズになったことで、結果面接設定数が増加しました。

また、応募者対応をまるごと人事に任せられたことで、私は募集文作成や新規の媒体掲載などに注力でき、応募数も向上しました。

採用人数も、昨年度は1年で約235名だったのに対し、今年度は8ヶ月の時点ですでに約250名まで達成できているので、まるごと人事導入の効果だと感じています。

まるごと人事の支援で、特にご評価いただいている点はありますか？

依頼できる業務範囲が広く、どのようなことにも柔軟に対応いただけるので、救世主…といいますか、本当に助かっています。

特に応募者対応に関しては、応募者一人ひとりに臨機応変かつ丁寧に対応していただいています。私1人だけでは、リソース的にそこまでの対応が難しいこともありますので、まるごと人事の丁寧な応募者対応のおかげで、当社のイメージも担保できていると感じます。

料理という「商品力」に、何よりも注力する

今後に向けて、事業や組織の展望をお聞かせください。

当社では飲食店事業をはじめ、ホテル・旅館、アパレルなど幅広い事業を展開しています。メインの飲食店事業では、コロナ禍で低下していた売上が、最近V字回復してきました。コロナ禍では人材不足でやむを得ず閉じてしまった店舗がいくつかあるので、まずは採用を進めて、それらの店舗を早く再開させ、さらに積極的に新規出店も拡大していきたいですね。

ちなみに当社では、飲食店でのキッチンスタッフはすべて社員採用にしています。というのも、当社にはセントラルキッチンが存在せず、お客様に提供するお料理はすべて各店舗のキッチンで1から調理しているからです。これは、飲食店である以上何よりも料理そのもののクオリティを向上すべき、と考えているためです。

それゆえに、キッチンスタッフには高い料理の腕が求められるので、どうしても採用のハードルは上がってしまいます。採用のハードルは上がるかもしれませんが、人一倍料理のクオリティにこだわっている当社ならではの強みを訴求しながら、採用を拡大していくのが目標です。