導入事例
初めての新卒採用でまるごと人事を活用!数値分析と改善によって、半年間で8名の内定承諾へ
写真:(左)柏木様 (右)永守様
『「あたりまえ」の幸せをつなぐ』をパーパスに掲げ、少額短期保険サービスを提供している株式会社FIS。
同社では初めての新卒採用に取り組むにあたり、2023年12月にまるごと人事を導入いただき、採用戦略立案、スカウト、オペレーション実務まで幅広くご支援しました。
今回は取締役の永守様・経営管理部の柏木様のお二人に、まるごと人事導入前の課題や、導入後の変化などについてお話を伺いました。
初めての新卒採用。社内のノウハウ不足を補うために、採用代行導入を検討
採用代行導入を検討した背景や、当時の採用体制・課題を教えてください。
柏木様:これまで当社のグループ会社である株式会社ゼンシングループで一括して行なっていた新卒採用を、グループ各社ごとで実施することになったタイミングで、採用代行を検討し始めました。
当時の採用体制は、採用責任者の永守と経営管理部と兼務している私の2名だけで、採用にかけられるリソースと、採用活動をどのように進めていくかというノウハウが不足していたんです。その状態で新卒採用をスタートするには、どうしても不安がありました。
そんななか、グループ会社の株式会社ゼンシングループで以前まるごと人事を導入していたこともあって、当社でもご協力いただく流れになりました。
まるごと人事導入の決め手は何でしたか?
柏木様:株式会社ゼンシングループでまるごと人事を導入していた際に、前任者がまるごと人事の対応にとても満足していて、強く推薦されたのが決め手ですね。
当時のまるごと人事担当者のパフォーマンスの高さやコミュニケーションの取りやすさなどを評価しており、今回私たちも依頼することに決めました。
まるごと人事のダッシュボードツールにより、採用における改善点が明確に
まるごと人事導入当時の募集職種や採用目標、採用チャネルなどのご状況を教えてください。
永守様:当時の採用目標は、25卒の新卒採用で営業とバックオフィス合わせて計10名でした。採用チャネルは、ダイレクトリクルーティング媒体や人材紹介会社をいくつか利用したり、リファラル採用を取り入れたりしていました。
そのなかで、まるごと人事にメインで対応をお願いしていたのは、採用の戦略立案や応募者対応といった採用オペレーション、スカウトの実務などです。
まるごと人事導入後、どのような効果がありましたか?
柏木様:まるごと人事を導入してから、半年間で新卒8名の内定承諾が決定しました。
この結果につながったのも、まるごと人事にオペレーションを専任でお任せしたことで、候補者に対するフォローやリマインドを徹底できたことが大きいです。こまめな候補者フォローを継続できたからこそ離脱率が下がって、半年間で8名の内定承諾という良い結果が出せたと実感しています。
他にも、まるごと人事にオペレーションを巻き取ってもらえたおかげで、社内で採用活動の改善について考える時間も取れたのが良かったです。
その他に、採用成功に役立ったまるごと人事の支援はありますか?
永守様:まるごと人事独自の、採用進捗が見える化できるダッシュボードツールの導入が大きいと思います。
採用活動の進捗管理シートは、もともと当社内でも試行錯誤しながら作成していたのですが、まるごと人事のツールはより目標に対する進捗や、どこがうまくいっていて、どこが課題なのかがわかりやすいものでした。
まるごと人事のこれまでのノウハウにもとづいたツールを活用することで、自社で議論しながら進捗管理シートを修正していく時間も短縮でき、その分数値を活用して成果を高めていくという本質的な仕事に注力することができました。
数値を正しく把握し、継続する点や改善すべき点を明確にすることで、8名という内定承諾につながる意思決定ができたと感じています。
当社のような人事のリソースが十分ではないベンチャー企業において、まるごと人事のツールを活用することで、早期に採用活動のPDCAを回し結果につなげることができたのは、とてもありがたかったですね。
根拠にもとづいた改善提案。第三者目線で気付きを与えてくれたことの重要性
まるごと人事の支援のなかで、特に評価いただいているポイントを教えてください。
永守様:私がすごく良かったと感じたのは、支援するなかで気づいたことや、もっとこうした方がいいんじゃないかという点を、まるごと人事の担当者が都度提案・発信してくれることです。
代行というサービスの特性上、委託された業務だけ遂行するという関係性になることはよくあると思います。ですがまるごと人事は、日々のこまかな採用オペレーションに関することから施策の提案まで、意見を持って支援してくれたのが素晴らしかったですね。
例えば、会社説明会後のアンケートの改善です。
もともと当社で用意していたアンケート項目では、今後の選考希望の回答欄を「希望する」「希望しない」「検討中」の3つにしていました。「検討中」の選択肢も入れることで、まだ温度感が高くない学生も、長期的にコンタクトが取れるのではという意図があったんです。
まるごと人事が支援をするなかで、「この項目は機能していないので、『希望する』『希望しない』の二択に変更しましょう」と提案してくれました。ただ提案するだけではなく、期待される効果や根拠と合わせて具体的に説明してくれたので、チャレンジする価値はあるなと思い、即決しました。
そして選択肢を変更した結果、やはり選考を希望する学生が増加したんです。
事実やデータにもとづいて提案してもらえることで、当社としてはスピーディーに判断ができ、しっかり成果につながる、とまるごと人事導入のメリットを強く感じた出来事でした。
まるごと人事とのコミュニケーションにおいて、ご評価いただいている点はありますか?
柏木様:普段のコミュニケーションのスピード感が、ストレスなく非常に快適でした。まるごと人事の担当者からのメールやチャットの返事が早めに返ってくることで、候補者への対応が遅くなってしまうこともなく、スムーズな対応につながったのが良かったですね。
永守様:レスポンスが早いというのは、採用代行において非常に重要な点だと感じています。
就職活動中の学生の立場で考えると、分単位で複数の企業からスカウトや選考結果が届いていると思うので、できるだけ早く企業からの返信がほしいはず。そのなかでスムーズかつクイックに意思疎通ができたのは、選考中の学生にとっても良かったと思いますし、結果当社にとっても内定につなげられたというメリットもありました。
あとは、毎回の定例ミーティングの際、まるごと人事の担当者が常に笑顔で対応してくれるのも印象的でした。当たり前のようですが、採用活動を依頼するパートナー企業との関係性がギクシャクしていたら、そのプロジェクトはうまく行くわけがないと思います。
定量的な部分ではないですが、ともにプロジェクトを進めるにあたって、何よりも土台となるものだと思います。
「あたりまえ」のことを丁寧にやっていくことが、お客様や社員の未来の幸せにつながっていく
今後に向けて、事業や組織の展望をお聞かせください。
永守様:当社のビジョンとして「世界でいちばん人を想う会社になる。」があるのですが、このビジョンはそのままに、当社のパーパスを社内で話し合って再定義しました。
それが、『「あたりまえ」の幸せをつなぐ』です。
「あたりまえ」を言い換えると、日常的に行なっていること、存在していること。例えば料理をする、お風呂を沸かして入る、車を運転する、TVを見るなど私たちの日常そのものです。
これらは、普段何気なく行なっていることかもしれませんが、ある日突然、お湯が出なくなったり、車が故障したり、手を怪我して包丁が使えなくなったりすると、途端に今までできていたことができなくなる。そうなったときに初めて、あたりまえではなく幸せなことだったんだなと思えますよね。
こういった、実は幸せで尊い「あたりまえ」を、当社では大切に思い、未来につないでいくことが私たちの存在する意義、目的であると思っています。
この「あたりまえの幸せをつなぐ」を叶えるためには、困ったことが起こったときにいかに私たちがサポートできるかが重要です。例えば当社は保険会社ですが、ほかにも緊急駆け付けサービスも行なっています。このように「あたりまえの幸せをつなぐ」という目的を実現するためのサービスや商品提供を今後も続けていきます。
柏木様:社員としても、こういったパーパスや価値観を社員全員が大切にしていると感じます。会社としてパーパスを掲げるだけでなく、社員が共感してともに目指していくことで、理念が実現していくと思っています。
当社のバリューに「仲間力」という言葉があります。当社は本当にさまざまなバックグラウンドをもった方が在籍しているのですが、それぞれがお互いを思いやって尊重し、チーム力を高め合っています。
これは当社のカルチャーとして強みだと感じているので、これからもそういった点に共感いただける方にご入社いただき、組織を成長させていきたいですね。
最後に、まるごと人事をご検討されている企業に向けてメッセージをお願いいたします。
柏木様:まるごと人事は、パートナーとして当社の新卒採用を一緒に創り上げてくださったと感じています。当社と同じように、採用活動をこれから始める企業や今の採用活動をもっと改善していきたいと考えているような方には、ぜひ一度まるごと人事に話を聞いてみることをおすすめします。
永守様:事業目標や採用活動で叶えたいことがあるけれど、そこに至るまでの方法論についてはどんどん意見してほしい、パートナーとしてともに採用を進めてほしい、というスタンスの企業にとって、まるごと人事は相性がいいのではないかと思います。
当社では採用代行に期待することの1つに、「自分たちが至らない点について、『至らない』と気付かせてくれること」がありました。
まるごと人事は、至らない点に気付かせてくれるだけでなく、「その至らない点はどうしたら改善できるのか」という視点で考えてコミュニケーションを取ってくれていたと感じています。
決まった業務を遂行するだけの採用代行ではなく、意見をもらいながら目的に向かって改善していきたいという企業には、ぜひおすすめしたいですね。
(インタビュー実施日:2024年6月24日)
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