導入事例
新卒・中途ともに幅広い支援。採用担当が1人増えたような、主体的で柔軟な働きがまるごと人事の強み
写真:(左)佐々木様 (右)廣濱様
「Evenな社会の実現」をミッションにオンラインイベント、ウェビナーやWeb会議などさまざまなソリューション提供を通じ、企業のコミュニケーションDXを推進する株式会社ブイキューブ。
リモートワークの普及を追い風に採用を加速した背景から、2021年7月よりまるごと人事を導入いただきました。
本記事では同社の人事として、新卒採用を担当されている佐々木様、同じく中途採用を担当されている廣濱様に、採用代行サービスを使い続ける理由、まるごと人事導入による採用活動の変化を伺いました。
人事のリソース不足解消のため、採用代行サービスを導入
採用代行サービス導入時の採用の体制や状況をお聞かせください。
廣濱様:当社の人事組織はピープル・サクセス室として、採用・育成・制度など人事業務全般を行っており、私が中途採用、佐々木が新卒採用を、他の人事業務と兼務して担当しています。
コロナ禍でテレワークが普及した背景から、2020年夏に中途採用を一気に加速しました。採用以外の業務も忙しい中、候補者との面接や日程調整などの採用業務は私たちだけでは対応しきれなくなったんです。
そこで採用代行サービスを導入し、主に候補者対応や社内メンバーとの日程調整を依頼しました。
2021年7月にまるごと人事を導入いただいた決め手は何だったのでしょうか?
佐々木様:決め手は依頼できる業務の柔軟性と料金形態です。
「候補者対応◯名あたりいくら」、「スカウト送信◯通あたりいくら」といった料金形態ではなく、月額制で幅広い業務に対応いただける点が特に魅力でした。
サービスによっては依頼できる業務の幅が限定的だったり、最初に決めた業務以外は新たに業務を依頼しづらいといったケースもあったので、業務の柔軟性もポイントでしたね。
IT業界は変化のスピードが早く、その中でも当社はスピード感をもって新たなチャレンジを進めていく社風があります。
採用活動においても同様で、その時々の採用状況や打つべき施策に応じて、依頼する業務を柔軟に変更できる方が、当社にマッチしていると感じました。
まるごと人事導入時の採用課題をお聞かせください。
廣濱様:いちばんの課題は、母集団形成でした。
当時は人材紹介経由での採用がメインだったのですが、採用を加速させた2020年夏頃は、採用を絞っている企業が多かったこともあり、エージェント経由でも母集団形成には困らなかったものの、まるごと人事を導入し始めた2021年7月頃は採用活動を再開する企業も増え、紹介数が伸び悩んでいたんです。
採用目標を達成するためには、待ちの採用活動だけでなく、自分たちから候補者にアプローチする「攻め」の採用活動による母集団形成が必要だと考え、ダイレクトリクルーティングの活用も検討し始めていました。
一方で、ダイレクトリクルーティングはほぼゼロベースでのスタートだったので、最初は「本当に自社が求める人材からの応募が来るのだろうか」、「応募がまったく来なかったらどうしよう」、「どのような訴求がいいのかわからない」など不安がありましたね。
ダイレクトリクルーティングを本格的に立ち上げ。「攻め」の採用で質の高い母集団形成を目指す
候補者対応において、特に評価をいただいている点は何でしょうか?
廣濱様:ひとつ目は、ミスや抜け漏れが少ないことです。候補者の人数が多い中ではとくに、対応の抜け漏れやミスが発生した際の影響は甚大です。
日々の候補者対応において、選考で進めるべき候補者を漏れなく、スピーディーに進捗できている点は成果にもつながっているポイントだと思います。
まるごと人事の担当者は人事経験者が多く採用業務のベースをご理解いただけているため、日々の業務を信頼してお任せできています。
ふたつ目は依頼した側への配慮が行き届いている点です。
候補者対応はスピード感と丁寧さが求められます。当社とまるごと人事のスムーズな連携が、キャンディデートエクスペリエンス(候補者体験)の向上にもつながると考えているので、日々のコミュニケーションを、いかに円滑に進められるかは重要です。
例えば、まるごと人事側から「〇〇で進めますがよいでしょうか」、「〇〇で返信しますので、ご確認をお願いします」など具体的な対応方法を先にご提案くださるので、私から返信する際にもやり取りがスムーズです。
結果的に、候補者に対してもスピード感をもった対応ができていると思います。
採用代行サービスによってはミスが多かったり、社内外の関係者との連携がうまくいかずに苦労をしたこともありました。
先に述べた点は当たり前のようですが、候補者対応は日々のコミュニケーションの積み重ねだからこそ、いかにスムーズに連携できるかが重要だと感じています。
ダイレクトリクルーティングの立ち上げやスカウト代行にあたっては、どのようなご支援をさせていただいたのでしょうか?
廣濱様:ほぼゼロベースからのスタートだったのですが、募集文やスカウト文の作成、スカウトのピックアップと送信、返信後の候補者対応まで、まるごと人事に一貫してお任せしました。
スカウト媒体の運用経験はあまりなかったので、運用を続ける中で機能や活用方法に関する知見をシェアいただき、改善に向けたご提案を都度くださるのはありがたかったです。
例えば、スカウトだけでなくライトに候補者にアプローチができる機能の活用を提案いただき運用したところ、実際に応募につながりました。
媒体を着実に運用し、改善を重ねることで、自社が求める人材へのアプローチができ、より多くのターゲットに当社を知ってもらう働きかけができていると感じます。
ダイレクトリクルーティングの運用以外で、お役に立てた点はありますか?
廣濱様:主体的に、採用成功に向けた提案をしてくださることです。
現在もエージェントを活用した採用活動は続けているのですが、進捗データやお持ちの知見をもとに紹介につなげるためのアドバイスをいただいています。
具体的には、当社のデータベースからエージェントごとの書類合格率・面接通過率といった数字をまとめて進捗をわかりやすく伝えてくださり、その内容を踏まえた上で注力すべきエージェントやアプローチ方法をご提案くださいます。
実際にエージェントと会話をする際には、いただいたデータをもとに進捗を確認して、紹介を促すための働きかけをしています。
「採用成功」という共通の目標に向けて、主体的にご提案をくださる姿勢から、まるごと人事は私たちと同じスタンスで採用活動に向き合ってくださる存在だと感じています。
スカウト返信率、内定承諾数ともに改善。根拠ある提案で、自社が求める人材にアプローチ
2021年10月からは新卒採用もご支援をさせていただきました。昨年度と比べての変化はありましたか?
佐々木様:内定承諾率とスカウト返信率が昨年度と比べて改善したことです。
あるスカウト媒体では昨年度の内定承諾はなかったのですが、今年は着実に実績がでています。スカウトの返信率も昨年度は20%ほどだったのに対し、39%の着地と大幅に向上しています。
実は昨年度から、採用基準を引き上げて新卒採用を行っていたんです。結果的に内定承諾率が例年に比べて落ち込んでしまったため、今年度はペルソナ設定や媒体の運用方法など見直しを行い、自社が求める人材に的確にアプローチした上で、内定承諾までつなげることが必要でした。
まるごと人事からの提案や運用において、とくにお役に立てた点は何ですか?
佐々木様:定期的にスカウト送信数や返信率などの数値を振り返り、ターゲットの志向性を捉えて、ピックアップ方法、タイトルやスカウト文面を改善したことが、スカウト返信率や内定承諾率の向上につながったと思います。
具体的には、スカウトメールの開封率や返信率、実際に面接に進んだ学生の傾向を踏まえて、より自社が求める人材の志向性にマッチしたピックアップ条件をご提案いただき、運用までお任せしました。
さらに運用した結果をもとに、課題を洗い出し新たな提案をいただく……というサイクルを繰り返すにつれて、採用ターゲットの解像度が上がり、的確なアプローチができるようになったと思います。
採用担当が1人増えるイメージ。まるごと人事はビジョンを共有し、採用成功を目指す仲間
今後の事業の方向性や採用目標の変化などをお聞かせください。
廣濱様:「Evenな社会の実現」を目指して、引き続き企業のコミュニケーションを推進するために世の中で必要とされるサービスや、自分たちが必要と思うものを提供し続けていきます。当社としてはまだまだ新たな挑戦があり、事業も組織もさらなる成長を目指していくフェーズです。
人事の私たちとしても、これからの当社を創っていく社員一人ひとりの成長を後押しすることが必要だと思っていますし、組織づくりの入り口となる採用活動も今まで以上に重要です。
今後も採用活動をご支援させていただく中、まるごと人事に期待することは何ですか?
佐々木様:現在、対応いただいている候補者対応やダイレクトリクルーティングの運用は期待以上だと思っています。
引き続き、幅広い業界・職種の採用をご支援しているまるごと人事だからこその、他社での成功事例や最新の採用トレンド、運用ノウハウなどプロの知見を教えていただき、当社の採用力アップに貢献いただけると幸いです。
まるごと人事の導入を検討されている採用担当者様にひとことお願いします。
廣濱様:採用代行サービスは、日々行う業務のアウトソーシングのため、使ってみないと違いがわかりにくい傾向があると思います。
まるごと人事であれば、金額面や月ごとの契約が可能な点から始めるハードルは低いサービスだと感じていますので、まず始めてみて実感していただくのがおすすめです。
佐々木様:まるごと人事を導入する前の商談で、営業担当の方が「採用担当者が1人増えるイメージ」と仰っていて、実際にイメージ通りの働きをしてくださっているなと感じます。
ともに採用を成功させるため「どうあるべきか」、「どうありたいか」というビジョンを伝えることで、自分たちだけでは見えていなかった視点から提案をくださるので、採用活動を効果的に進められていると思います。
ぜひ採用担当者が1人増えるイメージで、採用に関する課題や悩みを相談してみてください。
(インタビュー実施日:2022年5月19日)
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