お役立ち情報
優秀な人材を採用するために、ダイレクトリクルーティングを導入する企業が増えています。ダイレクトリクルーティングとは、企業が求める人材に直接アプローチをする採用方法で、人材データベースのなかから要件に合う人材を探してスカウトメールを送る方法や、自社の社員に知り合いを紹介してもらう方法（リファラル採用）などがあります。
今回は、そんなダイレクトリクルーティングを支援するサービス「Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）」の特徴や使い方を紹介いたします。
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目次
Eight Career Designとは？
Eight Career Design（エイトキャリアデザイン）は、Sansan株式会社が運営する転職サービスです。
Sansan株式会社は、名刺交換アプリ「Eight」を運営しています。Eightは、登録ユーザー同士ならスマートフォンをかざすだけでデジタル名刺が交換できるというアプリで、一度名刺を交換すれば、昇進や異動、転職などで勤務先や肩書きに変更があった際も、自動で情報が更新されます。
Eight Career Designは、この名刺交換アプリEightと連携したサービスで、Eightユーザーのなかから求める人材を探して、ダイレクトにアプローチすることができるというものです。
ユーザー数は300万人以上（2022年）、これまでに約800社の企業に導入されています。
Eight Career Designなら転職市場では出会えない層にもアプローチできる
転職サービスを利用するのは、少なからず「転職したい」と考えている人です。しかし、紹介したように、そもそもEightは名刺交換アプリなので、登録ユーザーは転職の意向がある人ばかりではありません。そのため、他の転職サービスには登録していないような人材にも出会える可能性が高いというのが、Eight Career Designの強みです。ユーザーにキャリアを意識させる機能や、ユーザーの転職意向度を見極める機能も付いているので、効率よく求める人材にアプローチできます。
また、公式サイトによると、ユーザーの56％は管理職となっており、現職で活躍している優秀な人材が多いのも特徴です。リーダー・マネジャー候補を採用したいと考えているなら、Eight Career Designの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
参考記事：https://marugotoinc.jp/blog/directrecruiting/
Eight Career Designの機能
次に、Eight Career Designにはどのような機能が備わっているのか、詳しく見ていきます。
候補者はタレントプールで一括管理
Eight Career Designでは、300万人以上の名刺情報のなかから、自社が求める条件にマッチする人材を検索できます。そして、気になる人材が見つかれば、タレントプールに追加して、まとめて管理することが可能です。
タレントプールに追加すると、その候補者がどのくらい積極的に転職活動を行っているかを瞬時に把握できます。たとえば、何週間以内（または何ヵ月以内）に情報を更新したか、他社の求人へ応募をしたか、他社からのスカウトメールに返信したかなどです。タレントプールで候補者を一括管理することで、このような転職意向が高まっているサインを逃さずキャッチできるようになるので、的確なタイミングでアプローチすることが可能になります。
メッセージで候補者に直接アプローチ
タレントプール内の候補者には、Eightのメッセージ機能で、ダイレクトにスカウトメールを送ることができます。
スカウトメールを送る際は、長文になりすぎないようにするのがポイントです。Eightは、スマートフォンでデジタル名刺を交換するサービスですので、候補者はスマートフォンアプリでメッセージを閲覧します。そのことを意識して、伝えたい情報をコンパクトにまとめましょう。ボリュームとしては、500～800文字を目安にしてみてください。
Eightのメッセージ機能なら、メールよりも気軽にやり取りができるので、候補者と良好な関係を築きやすいというのも、Eight Career Designの特徴の1つです。
求人掲載も可能
Eight Career Designでは、求人を作成してEight上に掲載もできます。求人を閲覧できるのはEightユーザーのみで、特定のユーザーのみに公開したり、非公開にしたりすることも可能です。
求人作成画面では、募集要項にマッチするユーザーの数と、マッチする人物のサンプルを確認できます。表示されたユーザー数があまりにも少なかったり、気になる人材が表示されなかったりする場合は、募集要項を見直してみるとよいでしょう。
Eight Career Designの効果的な使い方
効率よく採用活動を進めていくために、Eight Career Designを利用する際は、次のポイントを意識してください。
転職意向の高い候補者にアプローチする
送信できるスカウトメールには限りがあります。できるだけ転職意向の高い候補者に絞って、効率的にアプローチしていきましょう。
Eightに登録する際、ユーザーは転職意向度を設定できます。Eight Career Designで候補者を探すときは、転職意向度の高さや、ユーザーが転職意向度を変更した日にちで絞り込むのがおすすめです。
また、先ほどお伝えしたように、タレントプールに追加すれば、候補者のさまざまなアクションを確認できるようになり、転職意向も見極めやすくなります。気になる人材が見つかれば、タレントプールに追加しておきましょう。
リファラル採用にも活用する
Eight Career Designでは、その候補者の「自社の社員とのつながりの有無」も確認できます。つながりがあれば、社員からその候補者に接触してもらうことも可能です。採用担当者がスカウトメールを送るより、つながりのある社員にリクルーターになってもらうほうが、候補者から良い返事をもらえる可能性も高まるでしょう。このようにEight Career Designは、スカウトだけではなく、リファラル採用にも活用できるというメリットがあります。
または、採用担当者がスカウトメールを送る場合でも、自社の社員とつながりがある候補者に絞ることで、返信をもらえる可能性は高まります。あらかじめつながりのある社員にその候補者について詳しく教えてもらっておけば、ミスマッチを防ぐこともできるでしょう。
Eight Career Designでダイレクトリクルーティングを成功させるコツ
冒頭でもお伝えしたように、Eightに登録しているユーザーは転職の意向がある人ばかりではありません。いかに候補者の転職意向を高められるかどうかが、採用を成功させるポイントです。Eight Career Designを利用する際は、次の2点を押さえておきましょう。
スカウトメールの文面は個別に作成する
Eight Career Designに限ったことではありませんが、スカウトメールは、一斉送信よりも個別に作成したほうが、返信をもらえる確率は高くなります。候補者のプロフィールを見ながら、特別感を持ってもらえるような文面を作成しましょう。
Eightのメッセージ機能はチャットのような感覚なので、先ほどお伝えしたとおり、文章は短めにするのもポイントです。
まずはカジュアル面談から
候補者にはいきなり応募を促すのではなく、まずはカジュアル面談から始めるのがおすすめです。カジュアル面談を実施することで、候補者の転職意向を高められるだけではなく、相互理解を深められるので、ミスマッチのリスクも軽減できます。冒頭で紹介したとおり、Eightユーザーは管理職が多いので、カジュアル面談を担当するのは、役員クラスか現場責任者が理想的です。
そして、カジュアル面談を実施する際は、候補者に「今すぐ転職を考えていない」と言われた場合の対応も考えておきましょう。今回は縁がなかったとしても、将来的に採用につながることもあるので、面談を通して良好な関係を築くことが大切です。
Eight Career Designの料金形態
Eight Career Designの料金設定は月額10万円～となっています。成功報酬はありません。料金プランの詳細は、問い合わせをするとEight Career Design側から案内してくれます。利用開始までにかかる時間は1～2週間程度で、契約期間は6ヵ月です。導入後は基本的に企業が運用することになりますが、サポートやアドバイスをお願いもできます。
詳しくは、公式サイトから問い合わせをしてください。
公式サイト：Eight Career Design – ダイレクトリクルーティングで優秀な潜在層を採用
採用の幅を広げるEight Career Design
Eight Career Designは、名刺交換アプリのEightと連携したサービスであるため、転職潜在層を含む幅広い層にアプローチできるというのが大きな特徴です。転職意向を見極める機能も付いているため、効率よく、効果的な採用活動を行えます。また、スカウトとリファラル採用という、ダイレクトリクルーティングの2つの採用方法を同時に行えるのもメリットです。
ダイレクトリクルーティングサービスを探している方は、Eight Career Designも候補に入れてみてはいかがでしょうか。
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テーマパークホテル勤務、ベンチャー企業の社長室室長を経て、2019年にマルゴトへ入社。マネージャー、ゼネラルマネージャーを経て、現在は「まるごと人事」事業部の事業企画として従事。
中長期目線の事業課題の解決を通じた顧客価値の最大化を目指す。
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