お役立ち情報
エンジニアを採用するなら、求人広告のように求職者からの応募を待つ採用方法よりも、企業側から直接求職者にアプローチをする「ダイレクトリクルーティング」がおすすめです。一口にエンジニアといってもさまざまな職種があり、担当する業務によって求められるスキルも異なります。企業が自ら人材を探し、直接アプローチすることで、求める人材を採用できる確率も高くなるでしょう。
そこで今回は、エンジニアのダイレクトリクルーティングにおすすめの「paiza(パイザ)」というサービスを紹介します。特徴や使い方、料金形態などについて、詳しく見ていきましょう。
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目次
paizaとは?
paiza(パイザ)は、paiza株式会社が運営するエンジニアの転職・就職・学習をサポートするプラットフォームです。具体的には、次のようなサービスがあります。
- paiza転職………………エンジニアと企業をプログラミングのスキルレベルでマッチングする転職サービス(実務経験1年以上)
- paiza新卒………………エンジニアを志望する学生向けの就職支援サービス
- EN:TRY…………………エンジニアとしてスキルアップを目指す若手人材向けの転職サービス
- paizaラーニング ……エンジニアの転職・就職に役立つ知識やプログラミングスキルを学べる学習コンテンツ
このなかから本記事では、ダイレクトリクルーティングに役立つ「paiza転職」と「paiza新卒」の2つのサービスについて、機能や使い方を詳しく解説していきます。
paizaの登録者数・ユーザーの特徴
「paiza転職」と「paiza新卒」、それぞれの登録者数とユーザーの特徴を見てみましょう。
まず、「paiza転職」の登録者数は、2024年時点で約70万人(※転職対象会員数)となっています。Web開発(フロント・サーバ)が中心ですが、エンジニア職種以外にも、エンジニアの素養があるマネジメント職など、さまざまな人材が登録しています。
次に「paiza新卒」ですが、2025年度新卒会員は約25,000人となっています。少なく感じるかもしれませんが、経済産業省が2019年に公表している「IT人材需給に関する調査」の試算では、2025年の新卒IT人材入職数は約35,000人となっています。このデータと比べてみると、「paiza新卒」がエンジニアを志望する多くの学生に利用されていることがわかります。登録ユーザーは8割が理系学生で、なかでも情報・システムを専攻する学生が多いのが特徴です。上位校の学生も多く、MARCH・関関同立以上が3割を占めています。
またプログラミング学習サービスを活用した独自の集客チャネルを持っていることも特徴です。
参考記事:https://marugotoinc.jp/blog/directrecruiting/
paizaなら求職者のプログラミングスキルが一目でわかる
paizaには、独自のプログラミングスキルチェックがあります。ユーザーの技術レベルが可視化されているので、人材を見極めやすいというのが、paizaの最大の特徴です。
少子高齢化の影響で多くの職種で人手不足が課題となっていますが、なかでもエンジニアは、特に採用が難しいといわれています。その理由の1つに、「求職者の技術レベルを見極めるのが難しい」ということが挙げられます。一口にエンジニアといっても、業務内容や使用するプログラミング言語、ツールはさまざまなものがあるため、求職者の技術レベルを正しく見極めるには、採用する側にもある程度専門的な知識が必要なのです。paizaなら、ユーザーのプログラミングスキルがS~Dの5段階で可視化されているので、専門的な知識を持たない採用担当者でも、自社が求めるレベルの求職者を容易に絞り込むことができます。それぞれのランクのレベルと会員構成比は、次のとおりです。
- Sランク(会員構成比 3%)
高いパフォーマンスが求められる開発(検索エンジン、データ解析など)にも携われるレベル。 - Aランク(会員構成比 7%)
アルゴリズムを用いた大規模な業務システム、Webアプリケーションの設計・開発ができるなど、高い生産性が期待できるレベル。 - Bランク(会員構成比 17%)
業務システムやWebアプリケーションの開発、運用保守ができるなど即戦力としての活躍が期待できるレベル。 - Cランク(会員構成比 23%)
プログラミングの基本的な知識・スキルを身につけているレベル。
スキルチェックは、各自がインターネット上で行います。不正受験を防止する対策も取られており、万が一不正受験が見つかった場合は、そのユーザーはpaizaでは転職・就職活動ができなくなります。
また、企業が公開する求人票には求めるスキルランクを設定することができ、それに満たない求職者は応募できない仕組みになっています。
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paizaの使い方
ここからは、paizaのスカウト機能と、基本的なスカウトの運用方法について、詳しく紹介してきます。
paizaのスカウトは3種類
paizaには、「通常スカウトメール」「ゴールデンスカウトメール」「プラチナスカウトメール」という3種類のスカウトメールがあります。
- 通常スカウトメール
自社が求める要件にマッチした求職者に送信する、通常のスカウトメールです。 - ゴールデンスカウトメール
スキルチェックの結果やプロフィールを見て、「ぜひ会いたい」と思った求職者に送信する特別なスカウトメールです。送信できるのは1日に5名までとなっています。 - プラチナスカウトメール
「気になる」をくれた求職者に対して、「ぜひ会いたい」と思った場合に送信できるスカウトメールです。
「気になる」とは、求職者が「求人に興味を持っている」ことを企業側に知らせるための機能です。「気になる」をくれた求職者に対して送るプラチナスカウトメールは、返信率も高く、その後の選考もスムーズに進みやすい傾向があります。「気になる」の通知が届いたら、まずはカジュアル面談を提案してみましょう。
気になるの運用について
「気になる」とは、求職者が「求人に興味を持っている」ことを企業側に知らせるための機能です。企業側が求職者側に対して「気になる」を送信することによってスカウトよりもライトに【応募喚起】のアプローチをすることが可能になります。
気になるの反応率は0.5%を切っているのでスカウト以上に大量に送信したほうが良く、効果的に運用していくためにも文章は短く分かりやすさを意識すると良いとされます。
基本的なスカウトの運用方法
paizaの基本的なスカウトの流れは、次のとおりです。
- paizaのサポートチームが、求める要件にマッチする求職者のリストを作ってくれます。
- 企業はサポートチームが作成してくれたリストを見て、どの求職者にスカウトを送信するかを決めます。
- 対象者へスカウトメールを送信します。
- 送信したスカウトに対して、求職者が「話を聞いてみたい」または「気になる」のいずれかの反応を返してくれます。「気になる」をくれた求職者のなかに個別に会いたい人がいれば、さらに「プラチナスカウト」を送信します。
スカウト送信後、内定に至るまでの求職者とのやり取りは、サポートチームが代行してくれます(面接以外)。企業は、管理画面から日程調整や面接のフィードバックをするだけです。そのため、工数を大きく削減できるというのも、paizaのメリットの1つです。
paizaの料金形態
「paiza転職」「paiza新卒」ともに、成功報酬型のサービスです。初期費用・掲載費用もかかりません。
成功報酬の金額は、「paiza転職」は年収の30%~、「paiza新卒」は110万円~で、内定者のスキルランクにより変わります。支払いのタイミングは、内定者が入社した翌月末となっています。一般的な成功報酬型の転職・就職サービスに比べて、成功報酬が低めの設定になっているので、コストを抑えつつ優秀なエンジニアを採用したい企業におすすめです。
また、「paiza新卒」はインターンシップの募集も可能です。この場合は、初期費用だけではなく成功報酬も0円で利用ができます。
paizaでダイレクトリクルーティングを成功させるコツ
先ほどお伝えしたように、paizaはユーザーのプログラミングスキルが可視化されているので、非エンジニアの採用担当者でも、求職者の技術レベルをある程度見極めることができます。しかし、やはりエンジニア採用は、実際に現場で働くエンジニアに協力してもらったほうが、採用成功につながりやすいでしょう。
現場のエンジニアに協力してもらうことで、技術面だけではなく、キャリア観やカルチャー面でもマッチ度の高い人材を見極められます。また、求人票やスカウト文面も、より求職者に響く内容にできるでしょう。面接に現場のエンジニアに同席してもらえば、求職者から専門的な質問をされた際も、その場できちんとした答えを返すことができます。
エンジニア採用は、現場のエンジニアを巻き込みながら進めていきましょう。
paizaで優秀なエンジニアを採用しよう
paizaは、ユーザーのプログラミングスキルが可視化されており、技術レベルが見極めやすいというのが最大の魅力です。ただ、やはり現場のエンジニアに協力してもらったほうが採用につながりやすいので、paizaを利用する場合でも、現場のエンジニアを巻き込みながら採用活動を進めていくことをおすすめします。
また、求職者とのやり取りはpaizaサポートチームが代行・フォローしてくれることや、初期費用・掲載費用が不要で始めやすいというのも、paizaのメリットです。ダイレクトリクルーティングを始めたいけれど、工数やコストに余裕がないという課題を抱えているなら、paizaの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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