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採用において、近年注目されているのが「採用CX(候補者体験:Candidate Experience)」です。
候補者に、自社の良い印象を抱かせ、志望度を高めてもらうことこそが採用活動の成功といえます。
本記事では、採用CXとは、採用CXを注力することで得られること、実際の成功事例など解説します。
採用CXへの取り組み方法がわかり、採用活動をさらに良いものにしてください。

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目次
採用CX(候補者体験:Candidate Experience)とは
採用CXとは、採用活動の各フェーズにおいて、候補者に良い体験を届けようとする取り組みのことです。
優秀な人材を獲得するために、競合と差別化して、自社のファン化を狙いとしています。
そのために、選考の結果にかかわらず、自社の選考を受けてくれた全ての候補者に、「この企業の選考を受けて良かった」と感じてもらえる体験を提供することが重要です。
採用CX(Candidate Experience)の取り組みが必要な4つの理由
採用CXが注目されるようになってきたのは、企業が人材を「選ぶ」のではなく、候補者から「選ばれる」企業にならなければ、採用が難しい時代になっているためです。
ここでは、採用CXがなぜ必要なのか、以下の4つについて解説します。
- 労働人口減少による求人倍率上昇
- 終身雇用制度崩壊による人材流動
- 採用情報オープン化による企業自身の発信
- 増える採用ミスマッチ
1.労働人口減少による求人倍率上昇
採用CXが必要な理由の一つは、少子高齢化です。日本では、生産年齢人口(15~64歳)が減少し続けており、多くの職種で人手不足が深刻な課題となっています。
この記事の内容については、こちらの出典を参考にしています。
とくに、情報通信業や卸売業・小売業、医療福祉は、有効求人倍率が増加しています。
有効求人倍率も高い水準で推移しており、「売り手市場」が続いている状況です。
2.終身雇用制度崩壊による人材流動
人材の流動性の高まりも採用CXが必要な理由の一つです。日本は、終身雇用制度が一般的でしたが、価値観や働き方の多様化により、前向きな理由での転職が常識となりつつあります。
人材の流動化が活発になり、専門知識やスキルを身につけた人材が市場に多くみられ、経営戦略の一助となります。
このような理由から、人材の獲得競争が激化しており、企業の採用力を強化するために、採用CXの重要性が高まっているのです。
3.採用情報オープン化による企業自身の発信
近年、仕事内容や社内イベントの様子など、企業自身の発信が求められています。求職者は、就職活動で企業のSNSから情報収集するケースが増えています。
自社ブランディングのアピールや応募につなげるには、社員のリアルな声が必要です。
自社のファン化を狙うには、企業の実態をリアルに届けることが必要です。
4.増える採用ミスマッチ
採用ミスマッチを課題とする企業は少なくありません。早期離職や期待される成果が得られなかった場合、コストは無駄になるでしょう。
自社の魅力を候補者に伝えるようアピールしたり、要件に合った人材を見直したりすると、採用ミスマッチを削減できます。
自社の要件に合う人材を採用するには、採用CXの取り組みが必要です。

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採用CX(候補者体験)に注力するメリット
ここでは採用CXの以下4つのメリットを解説します。
- 候補者の志望度が上がり、歩留まりが改善する
- リピーターを獲得できる
- 候補者が自社の良い情報を発信・拡散してくれる
- エンゲージメントが向上する
候補者の志望度が上がり、歩留まりが改善する
採用活動の中で、次の採用フェーズに進んだ人の割合を「歩留まり」といいます。選考を通過した人が少ないほど、歩留まりは低くなりますので、辞退者が増えると当然歩留まりは低下します。
辞退者を減らし、歩留まりを改善するために重要なのが、各フェーズでの動機づけです。採用CXに注力することで、候補者は各フェーズでさまざまな良い体験をすることになります。
自社に良い印象を持ってくれたり、ファンになってくれたりするかもしれません。また、候補者の視点で採用CXを考え、工夫することで、候補者の不安や疑問を解消できることもあるでしょう。
その結果として、志望度が向上し、歩留まりの改善も期待できます。
リピーターを獲得できる
ここでのリピーターとは、別のタイミングで再び自社の求人に応募してくれたり、周囲に自社の魅力を伝えてくれたりする人のことです。
今回は採用に至らなかったとしても、候補者が自社に対して良い印象を持ってくれれば、要件にマッチする別の人材を紹介してくれることもあるかもしれません。
また、次回応募してくれる際は候補者も自社のことを理解したうえで応募してくれているはずです。マッチング度合いの高まりが期待でき、採用につながることもあるでしょう。
さらに、リピーターを獲得できれば、タレントプールの構築も進みます。タレントプールとは、将来的に採用候補になり得る人材の情報を蓄積させていくデータベースのことです。タレントプールを構築することで、中長期的に人材を確保しやすくなります。
候補者が自社の良い情報を発信・拡散してくれる
候補者に良い体験を提供できれば、その候補者が、自分が体験したことや自社の情報を、SNSや口コミサイトなどで発信してくれるかもしれません。
多くのSNSには、ユーザー同士で情報を拡散できる機能がついていますので、魅力的な情報は瞬く間に広がっていきます。拡散された情報を見て、初めて自社を認知してくれる人もいるでしょう。
より多くの人に自社を知ってもらうことができれば、応募が集まりやすくなり、求める人材に出会える確率も高まります。
エンゲージメントが向上する
エンゲージメントとは、簡単にいうと社員の「愛社精神」や、企業に対する「貢献意欲」のことです。エンゲージメントは、企業の生産性や業績にも影響を与えます。そのため、エンゲージメント向上に取り組む企業も増えています。
採用前から候補者のエンゲージメントを高めるには、採用CXを向上させること必要です。エンゲージメントの高い状態で入社してもらうことで、早い段階での定着・活躍が期待できるでしょう。
また、エンゲージメントの高い社員が増えれば、「働きやすい職場」「優秀な人材が多い企業」というブランドイメージも高められます。いきいきと働く社員の姿や、職場の雰囲気などを発信すれば、応募も集まりやすくなるでしょう。
採用CX(候補者体験)に注力しないことによるリスク
採用CXに取り組むことで、さまざまなメリットが得られることがわかりました。ここでは、採用CXに取り組まないリスクを解説します。
応募が減り、辞退者が増える
採用CXに取り組まないと、他社に比べて自社の印象が薄くなり、候補者が他社に流れやすくなります。また、最近は選考を受ける企業のことをSNSや口コミサイトなどでリサーチする人が多いので、情報が少ないと、応募も集まりにくくなるでしょう。
さらに、嫌な体験をした候補者が、企業のイメージダウンにつながるような情報を、インターネットで発信することもあるかもしれません。その情報を見て、応募するのをやめる人や、選考を辞退する候補者が出てくる可能性もあります。
このように、採用CXに取り組まなければ、企業の認知度やイメージの低下により、応募者の減少や辞退者の増加につながるリスクがあります。
自社に対してネガティブな印象を持たれる
候補者に「この企業の選考を受けなければよかった」と感じられてしまうと、企業が提供している商品やサービスに対してもネガティブな印象を持たれてしまう場合があります。
すると、その候補者は、選考を受けた企業の商品やサービスを購入したり、利用したりするのを避けるようになります。
さらに、インターネットでネガティブな情報を拡散されてしまうと、企業のネガティブなイメージが広がり、ビジネス自体に影響が出る可能性もあるでしょう。

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採用CXを成功させるポイント
採用CXを成功させるには以下4つのポイントがあります。
- レスポンスを早める
- 採用ピッチを事前に送付する
- 面接時に緊張を緩和させる
- 内定通知に付加価値をつける
4つのポイントを押さえて、採用CXを成功させましょう。
レスポンスを早める
候補者の満足度を上げるには、レスポンスを早めましょう。レスポンスを待っている間に他社の選考が進むと、自社の志望度が下がってしまう可能性が高まります。
候補者にとって、「即レス」は当たり前の時代です。
レスポンスを早めるには、求職者に対応する仕組みづくりが必要です。
要件に合った人材を獲得するために、早いレスポンスを心がけましょう。
採用ピッチを事前に送付する
面接に進んだ応募者に対し、事前に資料を送付しましょう。面接前に資料を送付することで、面接時により詳しい説明ができたり、質疑応答が実現します。
資料には以下の内容を掲載すると良いでしょう。
- 事業概要
- 理念やカルチャー
- 社員へのインタビュー
- キャリアプラン
候補者の理解を深めるために、資料は事前に送付しましょう。
面接時に緊張を緩和させる
面接の際は、応募者の緊張を緩和できるよう配慮しましょう。話やすい雰囲気や候補者を受け入れる温かな雰囲気は、企業の好感度の上昇につながります。
たとえば、面接の際に飲み物を提供する企業もあります。オンラインの面接では飲み物の提供ができないため、企業サイドから話し始めたり、面接に進んだことの感謝を伝えたりなどして話やすい雰囲気づくりが必要です。
面接で、「うまく話せた」と応募者が感じられるようリラックスできる雰囲気を作りましょう。
内定通知に付加価値をつける
内定が決定した際は、通知に付加価値をつけましょう。候補者にとって喜ばしい内定通知に付加価値をつけることで内定辞退や早期離職を防げます。
具体的な付加価値のつけ方を紹介します。
- 内定を送付する場合は、直筆の歓迎メッセージを添える
- 内定理由と、期待しているといった内容を付け加える
候補者が他社に流れないためにも、内定通知に付加価値をつけ、候補者自身が「企業に求められている」と認識できるようにしましょう。
採用CX(候補者体験)の設計方法
では、採用CXはどのように設計すれば良いのでしょうか。まずは、候補者が自社を認知してから入社するまでのプロセスを、4つフェーズに分けます。
- 認知
- 応募
- 選考
- 内定・入社
入社後の活躍まで設計するケースもありますが、今回はこの4つのフェーズに分けて、意識することやタッチポイント(候補者との接点)の例を紹介します。
1.認知
まずは、転職潜在層を含む多くの人に自社に興味を持ってもらうことを目標とします。「この企業で働きたい」「この職場は楽しそうだな」と感じてもらえるように、自社の魅力を積極的にアピールしましょう。
【タッチポイントの例】
- インタビュー記事
- 求人票
- 自社の採用サイト
- プレスリリース
- SNS
- YouTubeチャンネル
- 自社イベントや交流会
関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/recruitment-method/
2.応募
就職活動をおこなっている人の多くは、複数の企業の求人に応募します。優秀な人材が他社に流れてしまわないように、応募があればスピーディーかつ誠実に対応しましょう。
【タッチポイントの例】
- 求人票
- リファラル
- 人材紹介
- SNS
- SNSのダイレクトメール
- 応募フォーム
- 採用担当者からのメール
関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/recruitmentletter/
3.選考
選考段階では、候補者の入社意欲やエンゲージメントを高めることを意識します。自社の良いところだけではなく、課題も伝えて、相互理解を深めましょう。オンラインとオフラインの体験に一貫性を持たせて、候補者の不安を取り除くことも大切です。
【タッチポイントの例】
- オフィス内での社員の対応
- オフィスの雰囲気や内装
- 採用ピッチ資料
- 面談、面接
- インタビュー記事
関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/recruitmentpitch/
4.内定・入社
候補者には就職先を選ぶ権利があるため、内定通知後に辞退する可能性もあります。候補者に自社を選んでもらい、入社後早期に定着・活躍してもらうために、内定通知後も入社意欲やエンゲージメントを高める工夫をしましょう。
【タッチポイントの例】
- 条件交渉
- 内定通知
- 面談
- 内定者研修
- 懇談会や社内イベント
関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/joboffer-follow/

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採用CX(Candidate Experience)改善方法
ここでは、自社採用CXの改善方法2つを解説します。
- 採用ペルソナの見直し
- 優先順位を決める
採用ペルソナの見直し
まずは採用ペルソナの見直しをしましょう。自社の訴求したい内容をずらさないために採用ペルソナの設定が必要です。
自社の訴求ポイントと、一貫性を持たせるように以下のようなずれた訴求をしないよう注意しましょう。
- 自社は候補者に対しフルコミットを求めているのに、有給取得率を優先的に訴求している
- 即戦力を求めているのに、研修制度の充実性や未経験歓迎を打ち出している
採用CXの核となる採用ペルソナ設定に注力すると、より良い自社のアピールにつながります。
優先順位を決める
候補者とのタッチポイントの中で、改善すべきタッチポイントの優先順位を決めましょう。多くの改善点がある中で効率的に取り組むためには優先順位の決定が必要です。
改善への取り組みやすさや、候補者の志望度につながりやすい項目を踏まえて優先順位を決めましょう。
改善するためには多くのリソースを割く必要があります。採用CXを成功させるために、ノウハウを持つ外部サービスへの委託も検討しましょう。
候補者体験(Candidate Experience)を改善した事例
ここでは、採用代行の活用により候補者体験を改善し、採用成功につなげた事例をご紹介します。
1.内定承諾率を上昇させた【SHE株式会社】
SHE株式会社は、採用代行「まるごと人事」で候補者体験の改善により応募から内定のリードタイムが92日から26日に短縮し、内定承諾率も約68%から約96%まで上昇しました。
採用活動において、候補者に合わせた完全個別プロセスによって、最高の候補者体験をデザインすることを大切にしているSHE株式会社。ただ、候補者一人ひとりに個別の選考プロセスを実現するには、どうしても採用オペレーションの工数に課題を抱えていました。
同社では、採用代行「まるごと人事」を活用することにより、社内の採用オペレーションの軽減をしながら理想の候補者体験を実現させました。
インタビュー記事:https://marugotoinc.jp/case/she/
2.エンジニア採用の目標を達成させた【アソビュー株式会社】
アソビュー株式会社は、採用代行「まるごと人事」を導入し、課題だったエンジニア採用において採用目標を達成しました。
エンジニア採用に課題を感じていたアソビュー株式会社。スカウト代行サービスを利用していましたが、候補者対応を含めた採用活動全体での改善が必要と考え、まるごと人事導入を決定。
「候補者の方へは24時間以内に必ず返信する」「一人ひとりに真摯に向き合う」という採用ポリシーを実現するための候補者対応マニュアルを、採用代行「まるごと人事」とともに設計し、候補者対応のスピードと質の改善に取り組みました。
インタビュー記事:https://marugotoinc.jp/case/asoview/
3.2倍以上の返信率を達成させた【株式会社ココナラ】
株式会社ココナラは、採用代行「まるごと人事」で、スカウトメールの返信率が2倍以上の上昇に成功。
同社の業務委託の方に、「ビジネス職種全般を総合的にお願いする」といった依頼が難しいという課題がありました。そこで、採用ノウハウを持つ採用代行「まるごと人事」にミッションベースで依頼することに。
候補者に合ったスカウトメール文作成方法のアドバイスや候補者体験の見直しなど、さまざまなパターンでPDCAを回してもらえたことで成果につながったそうです。
インタビュー記事:https://marugotoinc.jp/case/coconala/
採用CX(候補者体験)を改善して候補者に選ばれる企業になろう
人材の獲得競争が激化していることに加えて、インターネットやSNSが普及したことで、採用CXの重要性が高まっています。
採用CXに取り組むことで、人材を獲得しやすくなるだけでなく、候補者のエンゲージメントも向上し、早い段階で戦力として活躍してくれるようになるでしょう。
とはいえ、これから採用CXに取り組む企業や前年度うまくいかなかった企業は自社でPDCAを回すことは難しく、大きな業務負担となるでしょう。
採用代行「まるごと人事」では、採用に関する悩みの相談を受け付けています。1か月単位で委託できる「まるごと人事」なら、自社の採用メンバーの一員となり、成果につなげる採用活動が可能です。
まずは無料相談をご利用ください。

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