導入事例

2024.12.04 更新日：2024.12.04

まるごと人事

まるごと人事　編集部

もう一人採用担当がいるような安心感。まるごと人事をベンチャー企業におすすめする理由とは

写真：（中央）針谷様

「日本人の口腔内の健康を向上させ、健康寿命の伸長に貢献する」をミッションに、業務管理システム「Apotool ＆ Box for Dentist（アポツール＆ボックス）」をはじめとした歯科業界向けのシステム開発・保守管理を行なっている株式会社ストランザ。同社には、2021年よりまるごと人事を導入いただいています。

今回は、同社人事部の針谷（はりや）様に、まるごと人事導入のきっかけや導入後の効果などを伺いました。

豊富なベンチャー企業の採用実績と、柔軟な契約形態が導入決定のポイントに

採用代行導入を検討した背景や、当時の採用体制・課題を教えてください。

採用代行を検討したきっかけは、組織拡大に伴う採用人数の増加です。

当時、当社の社員は30名ほどで、ありがたいことに歯科医院様の導入数が急増していたので、営業や開発、サポートなど各部署で大幅な増員計画を立てていました。それに対し人事は私1名のみで、労務も含めて対応していたためリソース不足が問題でした。

なかでも、候補者の日程調整は大きな課題でした。人事担当が私1名だけにも関わらず、常に複数の媒体で複数ポジションが動いていたので、候補者の日程調整数があまりにも多く、リマインド連絡などの工数が確保できていませんでした。その結果、面接の当日キャンセルが複数発生していたんです。

そこで採用代行の導入を検討しはじめました。当社代表の西島が、取引のあった媒体の営業担当者の方におすすめの採用代行サービスを聞いたところ、まるごと人事を含め2社紹介してもらったことがきっかけです。

採用代行選定の基準と、まるごと人事に決定した理由を伺えますか？

選定基準で重要視していたのは、柔軟な対応の可否です。当社の採用状況が流動的なので、業務範囲や担当ポジションの変更にもフレキシブルに対応いただけるかは重要なポイントでした。まるごと人事はベンチャー企業の支援実績や採用知見が豊富な印象を持ちましたので、安心して任せられるのではと感じました。

また、まるごと人事であれば1ヶ月単位で契約できる点も魅力でしたね。他の採用代行では最低契約期間が半年や1年などが多かったのですが、まるごと人事であれば「とりあえず1回依頼してみよう」と、意思決定のハードルを下げることができました。

それらの点を踏まえて、最終的にまるごと人事に決定しました。

細やかな候補者対応のフォローや配慮が高評価のポイント

ご導入後、どのようなご支援をさせていただきましたか？

媒体選定や求人要件のヒアリングから求人票立ち上げに加えて、Wantedly中心にスカウト送信、面接日程の調整、ATS（採用管理システム）の導入支援など幅広く対応していただきました。

大きな課題だった日程調整のリソース不足に関しては、まるごと人事に任せたことで、候補者一人ひとりに対してきめ細やかに、漏れなくリマインド連絡をしてもらえたのがとても助かりました。

リマインドはしつつも、あらゆる事態を想定した上で、候補者との連絡状況や進捗を事前共有してくれるので、こちらとしても心づもりができるようになりました。

ただ日程調整をするだけでなく、どうしたら面接キャンセルが減るか、面接担当者の負担が減るかなど、プラスアルファの部分を常に考えて動いていただいたので、「そんなこともしてくれるんだ！」と感動したのを覚えています。

現在はまるごと人事をどのように活用されていますか？

現在は、採用計画の人数が大きいポジションは、要件ヒアリングから母集団形成、オペレーションまで全体的にお任せする割合が増えていますね。加えて、状況に応じてスカウト対応や、媒体選定の際の比較表作成・相談などもお願いしています。

媒体選定時には「この媒体ではこのくらいの内定実績が出ています」など、他社事例に基づいた情報共有もしていただけるので、判断がしやすく助かっています。

特に、当社と企業規模や業界の近い企業の事例を共有いただける点がありがたいです。平均のデータや知名度の高い企業のデータと比べても、企業規模や業界、知名度によって効果は大きく変わります。まるごと人事では同規模・類似業界の実例をたくさんお持ちなので、その点も導入のメリットを感じています。

支援全体を通じて、ご評価いただいている点や特に印象的だったエピソードなどはありますか？

直近でいうと、おかげ様で営業職の採用計画を達成できたことが大きいです。営業職は当社の事業拡大において重要なポジションでしたが、長年採用に苦戦していました。まるごと人事は、日々の採用オペレーションのほかにも、新規のエージェントを紹介いただいたり、採用プロセスの改善提案をしてくださいました。当社とまるごと人事とで試行錯誤を積み重ねてきた結果でしたので、とてもうれしかったですね。

あとは、イレギュラーな状況でも迅速に対応いただけたことも、非常に助かりました。以前、私の家庭の事情で急遽1週間ほど休暇を取得したことがあったのですが、まるごと人事はその期間中も手厚くサポートしてくれました。

そのときは年末だったこともあって、多数の面接予定が入っており、早めに候補者の方に再設定のご連絡をする必要があったんです。一方で私はどうしても連絡がつきづらい状態にありました。

その際に、私から都度連絡しなくとも、まるごと人事が自発的に各所への連絡を済ませてくれていました。常に私の状況にもお気遣いいただき、ビジネスのお付き合いを超えた心遣いと寄り添い力に感動しましたね。

ベンチャー企業ならではのスピード感や変化に、まるごと人事がマッチしている

新規の採用ツール導入支援のなかで、ご評価いただいている点があればお聞かせください。

ATS導入による業務効率化をサポートいただけたことが、とても印象に残っています。当社ではもともとExcelで候補者管理を行なっていたのですが、まるごと人事の提案でATSを検討しはじめました。

ATSを利用したことで日程調整が効率化されたり、エージェントへの求人票展開の工数が削減できたことが、とても助かりましたね。以前はエージェントごとに指定のフォーマットがあったりExcel管理だったりと展開方法が異なり、連絡に工数がかかっていました。それがATS移行後はデータを一元管理し、連絡も一括で行なえるようになりました。

また、以前は人材紹介会社や各媒体との候補者データの連携がしきれていなかったのですが、ATSでデータを一元管理することで重複チェックができるようになり、法務面での安心感につながった点も良かったですね。

ATSも一度導入して終わりではなく、採用フェーズが変化するたびに、まるごと人事に都度ベストなATSを提案いただき、スムーズに移行してもらえたこともありがたかったです。

長期に渡ってご契約を継続いただいていますが、まるごと人事のどのような点に価値を感じられていますか？

シンプルにもう1名採用担当がいるような安心感があり、当社のような採用ポジション数が多い状況ではリソース面で大いに助かっています。

単に採用担当の人数を増やすのであれば、派遣社員やアルバイトの方を入れることでまかなえるとは思います。でもまるごと人事なら、採用のリソースが増えるだけにとどまらず、他社事例も踏まえて、改善意識をもって業務に取り組んでいただけるのが魅力です。

採用知見を活かして、仕組み化しながらオペレーションを回してもらえるので、依頼することで自社の採用力も一段アップする点に大きな価値を感じています。

まるごと人事ならではの特徴として感じた点があればお聞かせください。

柔軟性が高くスピード感もあるので、ベンチャー企業との相性の良さを実感しました。当社のようなベンチャー企業は、顧客ニーズや組織状況に合わせて、採用計画や募集ポジション・採用要件の変更も発生しやすいです。

まるごと人事は変化にも毎回柔軟に、かつスピーディーに対応してくれるので、流動性の高いベンチャー企業にマッチしていると感じます。

あとは、まるごと人事には優秀なメンバーが集まっている印象が強いですね。採用の知見や経験が豊富な方が多く、コミュニケーションも丁寧なので、社内の教育体制が整っているんだろうなと感じています。

歯科医院だけではなく、その先の患者の利便性まで向上させるツールを

今後に向けて、事業や組織の展望をお聞かせください。

引き続き歯科業界で、「Apotool ＆ Box for Dentist」のシェア拡大によって地盤を固めながら、新規事業の展開も視野に入れていく予定です。

例えば、AIを活用した受付無人化の計画などはすでに動き出しています。歯科医院の業務のなかでも、受付電話の対応にかかる工数がどの歯科医院様でも多いので、そこを解消することが目的です。

このように新しいサービスも展開していきながら、歯科医院全体のソリューションをApotool ＆ Box for Dentistだけでまかなえるように、包括的に支援していくのが目標ですね。

貴社の事業やカルチャーの特徴を教えてください。

事業としては、あらためて社会的インパクトのある良いサービスを提供しているなと感じます。歯科医院様はもちろん、患者様などエンドユーザーに至るまでメリットが多いサービスだと思います。導入後にもしっかり活用・継続していただけるように、1件1件の歯科医院様のフォローを大切にしている点も、当社の特徴です。社会貢献性の高さなど、世の中に良い影響を与えるサービスに携わりたい方には、とても良い環境です。

社内のカルチャーや組織の面では、当社は代表の西島が50代で立ち上げたベンチャー企業なので、西島の活力や行動力、先見性などには私たちも良い刺激をもらっています。

最近は20代の若手社員の割合が増え、どんどん活躍してくれていますし、部門間のコミュニケーションや情報共有も活発です。今後はさらに人材の層を厚くして、引き続き密に連携を取りながら、事業を通じて顧客や社会に貢献していきたいですね。