導入事例

2022.10.27 更新日:2024.03.26
まるごと人事 編集部

まるごと人事 編集部

スカウトによる内定は3倍に。採用成功をともに目指す、改善の積み重ねが成果につながる

「攻めのIT」に特化したITコンサルティングファーム、ウルシステムズ株式会社。高い技術力とコンサルティング力を通じて、お客様のビジネス成長に向けたIT投資をサポートしています。

同社の事業を支えるのはハイレイヤーのエンジニアです。エンジニア採用は競合が多く、事業成長にともなって年々目標が上がり続ける中、2021年3月よりまるごと人事を導入いただきました。

今回は同社にて中途採用を担当されている中川様に、導入前の採用課題やまるごと人事導入による変化を伺いました。

 

試行錯誤のスカウト業務。運用の知見とリソース不足が課題

まるごと人事導入前の採用活動について、当時の体制や課題などお聞かせください。

人事は3名体制で人事責任者と私も含めた実務担当者2名が、それぞれ新卒採用・中途採用を担当していました。

当社のエンジニアは他社と比較してもとくに採用要件が厳しく、技術力に加えて、課題解決力や思考力、顧客志向も求められています。

採用手法としては、人材紹介がメインでした。

エージェントと採用要件をすり合わせる際には、細かなニュアンスもご理解いただくために情報提供をふんだんに行い、神経を遣って丁寧なコミュニケーションを図ってきました。

しかし、目線が合ってきたと思ったら担当者が変わってしまったり、担当者によってご紹介いただける候補者の数や質にバラつきがあったりなど、課題があったんです。

 

採用目標が年々上がり続ける中、「エージェント頼みの採用には限界がある、目標を達成するには自社の採用力を強化しないといけない」と考えました。

さらに内定実績をつくるだけでなく「一緒に働く大切な仲間だからこそ、自分たちで採用できるようになりたい」という思いも生まれ、スカウト型採用に注力し始めました。

 

まるごと人事の活用を検討し始めたきっかけはなんですか?

スカウトに関する知見や、運用にあたってのリソース不足をご支援いただきたいと考えたためです。

スカウト型サービスは以前から導入していたものの、中途採用やスカウトに関しては経験豊富なメンバーが少ない上、実務は2名体制だったため運用まで手が回りませんでした。

さらに、当時は媒体の選定も運用も手探り状態だったんです。

選定にあたっては、当社の採用ターゲットに近しい登録者が多い、といった情報をもとに媒体を選んでいきましたが、初期費用を支払ったにも関わらず期待していた成果が出なくて、身がすくむ思いをしたこともありましたね。

また、運用においても担当の方にタイトルやスカウト文面の改善に向けたアドバイスをいただき、書き方を工夫しながら試行錯誤をしていました。​​文面の改善だけでなく、他にできることはないのか、本当にスカウトを使いこなせているのかも分からず不安な気持ちもありました。

一定数内定にはつながったものの、「どの媒体が合っているのか」、「どのようなポイントを訴求したらいいのか」など勝ち筋が見えずに苦労していました。

 

加えて、運用を続ける上でのリソースの確保も課題でしたね。

採用担当である私たちは他業務もありスカウト業務に割ける時間がなかったため、役員にスカウト業務を依頼している状況でした。そのため、安定的にスカウトメールを送るのは、至難の業だったんです。

そのような状況の中、当時活用していた媒体からまるごと人事を紹介してもらい、その媒体のスカウト業務をご対応いただきました。

依頼する前は、弊社の高い採用要件をご理解いただくのは時間がかかるため、スカウトのアウトソースは難しいのではないか、という印象を持っていました。

しかし、ご支援を通じて要件のすり合わせができ、対応も丁寧だったことから依頼する職種や媒体を増やし、より踏み込んだご支援をいただく内容に変更しました。

 

スカウトに着実な変化。目に見える成果だけではなく、納得感のある採用活動へ

苦戦されていたスカウトですが、まるごと人事の導入によって変化はありましたか?

ひとつはスカウトを通じて、着実に内定実績が出始めたことです。

ある媒体の内定実績では、ご支援いただく前の2019年は2名、2020年は0名でしたが、ご支援いただき始めた2021年には6名の実績が出ています。

 

加えて今まで実績が出ていなかった媒体から、内定が出始めたことも大きな変化です。

当初はあまり成果を見込んでいなかった媒体であっても、地道に運用を続けたり工夫することで、着実に成果につなげられるという気付きがありました。

一方で、PDCAを回しても成果につながりづらい媒体もあることが分かり、当社の採用ターゲットに合った媒体の取捨選択が少しずつできるようになったと思います。

 

まるごと人事のどのような支援が、特に成果につながったと感じていらっしゃいますか?

日々安定的にスカウトの送信ができていること、そして運用面での改善を続けられていることが、成果につながっていると感じます。

例えば、PDCAを回すことでピックアップの精度が上がったり、タイトルやスカウト文面を改善できたりと、自社が求める人材に向けてアプローチの効果を高められていると感じます。

また媒体の特性を把握した上で、スカウト送信以外の機能も並行して活用してくださっていることも挙げられます。

ある媒体では、データベースが枯渇するほどスカウトメールを送ってもらい、媒体の担当者に驚かれたほどです(笑)

 

また週次で定例MTGを行い、運用面の改善提案や、私たちから相談を行う時間にしています。

具体的には、前週に提案を受けた施策の結果を踏まえて、改善に向けた新たな提案をいただいていますね。「改善するために何をすべきか」を都度検討して新たな施策に落とし込む、といったサイクルを繰り返しているので、スカウト業務全体の精度が少しずつ向上していると感じます。

例えば、「求人票にこの文言を入れたらよいのでは」、「候補者ごとにカスタマイズ文面を作成したらよいのではないか」といった提案をいただき、実際の運用までお任せしています。

スカウトだけではなく、媒体によっては「気になる」といったライトに候補者にアプローチできる機能があり、媒体をより効果的に活用するための提案もいただけていますね。

 

スカウト型採用と併せてエージェントも活用されていますが、エージェントとの連携面においてお役に立てたご支援はありますか?

エージェント向けのメルマガ配信のご提案と運用です。

当社が採用市場で競合するのは大手や有名企業ばかりです。そこで、エージェントからの紹介を増やす施策のひとつとして、メルマガによって定期的に当社のことを思い出してもらい、理解を深めてもらう目的でご提案いただきました。

現在は月3回のメルマガ配信を運用していただいています。

メルマガ配信は即効性のある施策ではありませんが、エージェントから「メルマガ見ています」、「より御社のことが好きになりました」という言葉をいただくことが増え、徐々に効果を実感し始めています。

実はこれまでも、メルマガの活用を検討したことはあったのですが、やはり他の施策と比べて優先順位が下がってしまい頓挫していたんです。

そのため、まずは安心して運用をお任せできること自体に価値を感じています。

 

さらにご一緒していていちばん感じているのは当事者意識の高さです。

アウトソースされる側の立場であれば、メルマガが配信できれば問題ないというスタンスもあり得るかと思いますが、常に運用だけでよしとせず「より効果的に活用するためにはどのようしたらよいか」を提案してくださる姿勢があります。

例えば、メルマガの内容を検討する際には、ターゲットを明確にした方がよい、というアドバイスをいただきました。

内容は当社をよく知っているエージェント向けと、あまり知らないエージェント向けに使い分けた方がメルマガの効果を高められるのではないか、といった提案です。

積極的にご提案をくださる姿勢から、まるごと人事は単なるアウトソースではなく、ともに採用成功を目指す仲間だと感じています。

 

「依頼された通りにやるだけで、よしとしない」当事者意識の高さこそ、まるごと人事の強み

当初見込んでいた採用力強化の観点において、どのような点でお役に立てていますか?

スカウト業務において、媒体選定や候補者のピックアップ、スカウト文の作成など手探りだったところから、「やるべきことをやりきれている」、「実行した上で適切な改善ができている」という実感があります。

まるごと人事が多くの企業を支援する中で培った事例や採用の知見をもとに、より効果が見込める施策を提案してくださり、実行までやりきれているからだと思います。

以前はスカウトに関するノウハウも運用するリソースも足りておらず「本来もっとやるべきことがあるのでは」、「やるべきことをやれていないから結果が出ないのでは」といった悩みがありました。

とくに媒体選定にあたっては、手探り状態で色々試していた時期から比べると、根拠をもって取捨選択ができるようになりました。

自社が求める人材に合った媒体はどれか、仮説を立てられるようになり、どの媒体に注力していくか、その上でどのようなポイントを訴求したらよいのか、といった点において見通しが明るくなってきたと感じます。

なんとなく使い続けていたサービスを棚卸しして、今以上に効果が見込めそうな媒体を試してみよう、といった判断をできるようになったのは大きな変化です。

また、採用活動全般においても、他社の成功事例やトレンドなどの有益な情報を提供していただけるのもありがたいです。

一社で採用担当を続けていても知り得ない、採用の知見やノウハウを共有いただけるのは、幅広い業界・職種の採用業務を支援している、まるごと人事の強みだと思います。

 

その他に、まるごと人事をご評価いただいている点があればお教えください。

当社からの依頼をお願いされた通りにやるだけでよしとしないスタンスが、常にあると感じます。

当社の採用業務はこれまでにも派遣の方やエージェント、媒体の担当者など多くの方にご支援をいただいてきました。

お願いした業務を滞りなく遂行できること自体には価値を感じる一方、「採用の成果につなげる」という共通の目標を持った上で、改善に向けた提案をいただけるのは、まるごと人事が高いホスピタリティと豊富なノウハウをお持ちだからだと思います。

当社の事業においても、お客様のプロジェクトをご支援をする際には当事者意識を持って、お客様視点に立ったご支援を意識しています。

まるごと人事の当社への関わり方とも近しい部分が多く、親近感を感じています(笑)

 

まるごと人事はチームの一員。ともに採用成功を目指す大切なパートナー

今後の採用目標や事業の成長性と、目標を達成するためにまるごと人事に期待することをお聞かせください。

ありがたいことに、当社事業へのニーズは増えています。今は問い合わせいただいても状況によってはお断りせざるを得ない場合もあったり、既存のお客様においても100%ご期待に沿うのが難しい場合もあったりと心苦しい状況です。

当社の事業は、「人」つまり優秀なエンジニアが、お客様のビジネス課題をITの力によって解決するビジネスモデルのため、人こそが何より重要な経営資源ですし、採用が事業の成長に直結します。

 

引き続き当社は、今まで以上に事業と組織の成長を加速すべく、本当にアクセルを踏み抜いています。採用目標としても、昨年度の1.5倍を目指しており、クリアすべきハードルは高いですが、いたずらに採用要件を下げて規模だけを追うことはしません。

当社が目指す未来や、仕事に対するスタンスに共感がある優秀なエンジニアにご入社いただき、これまで以上の勢いで成長したいと考えています。

そのため、採用活動においてはこれまでと同じやり方を続けていても目標を達成できません。

まるごと人事は採用のプロフェッショナルとして、また同じチームの仲間として採用のご支援いただける、当社にとって大切なパートナーです。

引き続き採用成功という同じ目標に向かって、これまで以上に採用全般に関するアドバイスや、より効果的なスカウト運用のご提案をいただけるとうれしいです。

 

今後まるごと人事の導入を検討される採用担当者様に向けて、ひとことお願いします。

採用業務の一部を採用の知見をもったパートナーにお願いできるのはとてもプラスに働いています。

まるごと人事に依頼する以前は、採用業務の一部を外部の方に依頼することに対して、本来自分たちでやるべき業務ができていない、といったマイナスな気持ちがありました。

もしかすると、採用活動を外部に依頼するハードルは現場の担当者様だけでなく、マネジメントレイヤーの方もお持ちの場合もあるかもしれません。

 

しかし実際に依頼をしてみると、時間を効率的に活用できたり、採用の知見やノウハウを蓄積できるなどプラスの側面がほとんどだと気付きました。

依頼した業務に割いていた時間を、別の新たな施策や戦略を考える時間にできるといったリソース面での価値に加え、採用力の強化に向けて当社に合った方法が見え始めてきた、という効果も出てきています。

まるごと人事ほど当事者意識をもって、仲間の一員として採用活動をご支援いただけるサービスは他にないと思っています。

採用活動にお困りの担当者様がいれば、ぜひ一度お話を聞いてみるとよいかもしれません。

 

(インタビュー実施日:2022年5月18日)

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