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2024.11.06 更新日:2025.07.18
この記事の監修者:矢上 真季

この記事の監修者:矢上 真季

ベンチャー・スタートアップ企業必見!採用ピッチ動画の効果と活用ポイントを徹底解説

ベンチャー・スタートアップ企業にとって、限られたリソースのなかで優秀な人材を確保するには、自社の魅力を効果的に伝えることが欠かせません。とくに採用ピッチ動画は、文章や画像だけでは伝えきれない企業のリアルな姿や文化を視覚的に届けられるため、採用広報の重要な手段として注目を集めています。

本記事では、採用ピッチ動画がもたらす効果や求職者が注目するポイント、成功事例に基づいた制作ノウハウを網羅的に紹介します。

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採用ピッチ動画がもたらす効果とは

採用ピッチ動画がもたらす効果とは

動画という視覚・聴覚の両方に訴えかけられる手段で、会社の理解を深めてもらう採用ピッチ動画が注目されています。

その採用ピッチ動画がもたらす効果について詳しく紹介します。

求職者の印象に残りやすい

採用ピッチ動画は求職者の印象に残りやすい特徴があります。

皆様はメラビアンの法則をご存知でしょうか。同法則によると、我々人間はコミュニケーションの際に視覚情報55%・聴覚情報38%・言語情報7%の割合で影響を受けるとされています。

つまり動画は、視覚・聴覚に訴えかけられる点で圧倒的な情報量を求職者に提供でき、大きな影響を与えることが可能なのです。

特に、ベンチャー・スタートアップ企業のように、まだネームバリューが浸透し切っていない場合、求職者の印象に残る工夫を仕掛けられるかは重要でしょう。

ミスマッチの予防になる

自社のカルチャーや働き方について、映像を用いた具体的なイメージを持ってもらうことで、ミスマッチの予防になります。

「入社前後でギャップが大きい」という退職につながるリスクを低減させ、中長期で働いてくれる求職者からの応募に繋げやすくなります。

ベンチャー・スタートアップ企業は、まだ社員数が少ないこともあり、1名の採用が事業に与えるインパクトは大きいので、短期離職のリスクは可能な限り予防しましょう。

自社の認知度向上に繋げやすい

自社の採用ピッチ動画の1つ作成しておけば、自社HP、各種SNS、自社ブログの中に埋め込むなど様々な用途で拡散ができ、自社の露出を高め認知度向上に繋げられるかもしれません。

また、採用ピッチ動画はSNSなどを中心にシェアされやすい特徴があります。視聴者の目を惹くコンテンツが作れれば、動画がどんどんとシェアされ拡散する、いわゆるバズり状態になり、広告費を掛けずに多くの人に自社を認知してもらえる可能性があります。

1人でも多くの求職者に自社の存在を知ってもらう取り組みは、これからネームバリューを高めていくベンチャー・スタートアップ企業にとって大切な姿勢ではないでしょうか。

競合との差別化を図れる

採用ピッチ動画は、文字情報だけでは伝えきれない企業の空気感やリアルな働き方を映像で表現できるため、他社との明確な違いを示す手段として有効です。とくに同業種内で業務内容や福利厚生が似通っている場合、動画を通じてカルチャーや現場の雰囲気を具体的に伝えつつ、応募者に対する印象付けを強化できます

競合と比較検討される際にも、ビジュアルで伝わる要素は記憶に残りやすく、結果として採用ブランディングの強化につながります。

受動的な母集団形成につながる

採用ピッチ動画は、YouTubeや自社採用サイト、SNSなどに設置することで、求人広告に頼らずとも継続的な情報発信が可能になります。

映像コンテンツとしての拡散力を活かし、企業に関心を持つ潜在層に対しても自然とアプローチできるため、今すぐ転職を考えていない層にもリーチ可能です。結果、企業の認知拡大とともに、将来的な応募につながる母集団の形成にも寄与します。

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採用ピッチ動画に求職者が期待するポイント

採用ピッチ動画に求職者が期待するポイント

求職者の立場から、ベンチャー・スタートアップ企業の採用動画には一体何が求められているのかを紹介します。

働くことのリアルが実感できる

求職者は、ベンチャー・スタートアップ企業の採用動画に、働くことのリアルさを求めています。

採用ピッチ動画で自社をアピールするとなると、つい自社の魅力や強みなど良い部分だけをみせてしまいがちですが、逆にこれは求職者の印象に残りづらくなります。

求職者は、良い点も、課題などを含めた悪い点も含めたリアルな様子を知りたいのです。

例えば、社員インタビュー動画で、壁にぶつかった経験やその壁を乗り越えた方法、自社が今後取り組むべき内容など、可能な限りリアルな情報を伝えましょう。

あえて現在の課題感を伝え、それを解決するためにどのような取り組みを行なっているかまでを紹介することで、自社の将来性も見せることができ、候補者への魅力付けにつながるでしょう。

独自性がある

求職者は数ある企業の中から自身が就職する先を1社選ぶので、採用動画を用いて他の企業にはない強み・独自性をアピールできるかは重要です。

例えば、ビジネスにおける自社特有の技術の高さ・強み、リモート・出社いずれも可能など働き方の柔軟性、コーヒーが無料・ジムが併設されており無料で使用できるなどオフィス環境の快適さなど、独自性のある取り組みを訴求しましょう。

求職者に「他の企業にはないポイントだ」と思わせ、印象に残るための工夫を仕掛けるのが大切です。

企業の雰囲気・カルチャーに触れられる

求職者にとって、オフィスの様子や日常的な社員同士のコミュニケーションといった、自社にとっては当たり前の情報は貴重です。その企業の雰囲気やカルチャーに触れられる機会だからです。

リクルートマネジメントソリューションズの調査によると、新入社員が働きたいと思う職場の特徴として、「お互いに助け合える」「お互いに個性を尊重できる」環境であることが挙げられます。

競争的ではなく、協力し合いながら目標達成を目指すカルチャーが伝わるような動画は求職者に対する強い訴求となるでしょう。

参照:リクルートマネジメントソリューションズ_新入社員意識調査2023

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000139.000029286.html

キャリアパスのイメージができる

ベンチャー・スタートアップ企業に応募を検討する求職者は、入社後の成長機会やキャリアの広がりにも注目しています。採用ピッチ動画にキャリアパスの事例や実際に昇進した社員のストーリーを盛り込むことで、入社後の将来像を具体的にイメージできます。

明確なキャリアビジョンが提示されていれば、企業とのマッチング精度が高まり、志望度の向上にもつながるでしょう。

採用ピッチ動画の効果を高める活用法

採用ピッチ動画の効果を高める活用法

ベンチャー・スタートアップ企業が効果的に採用動画を活用する方法を紹介します。

採用決定に繋げるための導線を設計する

求職者が採用動画を視聴した後、どんな行動をとって欲しいのか、どうすれば採用決定にまで誘導できるのか、求職者の心の動きを可視化したカスタマージャーニーを設計し、採用プロセスにおいて適切に採用動画を活用する必要があります。

大手企業は、採用する人数の多さから標準的な選考プロセスにならざるを得ないケースが見受けられます。一方で、ベンチャー・スタートアップ企業は大量採用ではなく、優秀人材の厳選採用に注力できるので、カスタマージャーニーを意識した求職者一人ひとりにフィットする採用プロセスの設計に取り組みましょう。

選考体験の質の部分で大手企業を上回ることができれば、優秀人材の採用に一歩近づけるでしょう。

SNSで積極的に発信する

SNSは広告費を掛けずに、場合によっては自社の投稿をバズらせることができ、高い認知度を得るチャンスがあります。

SNSで成果を出すには専門知識が必要ですが、まだネームバリューがなく採用予算も潤沢ではないベンチャー・スタートアップ企業は試してみる価値があります。他社の事例も参考に、1人でも多くの人の目に触れられるよう、SNSで自社情報を積極的に発信してみましょう。

オンライン説明会を実施する

採用ピッチ動画をオンライン説明会の導入コンテンツとして活用することで、参加者に企業の理解を深めてもらいやすくなります。動画によって基本的な情報を視覚的に伝えておくことで、説明会本編では求職者との対話や質疑応答に時間を割きつつ、エンゲージメントの向上が期待できます。

録画配信形式で活用すれば、日程の都合で参加できない求職者にもアプローチ可能になり、母集団形成も効率化するでしょう。

一方的なインプットではなくインタラクティブなやり取りを意識する

採用動画の1つとして、インタラクティブ動画というものが存在します。これは、視聴者がタップ・クリックといったアクションを起こす仕掛けを組み込んだ、視聴者参加型の動画コンテンツを指します。

一方的な情報発信のみでは、動画を視聴している求職者も疲れてしまい、集中力が落ちてしまうでしょう。インタラクティブ動画の場合、随所に視聴者がアクションを起こす導線が仕掛けられているため、一定の緊張感を持ちながら動画視聴に意識を集中させることが可能です。

また、一方的なインプットではないインタラクティブなやり取りを行うことで、求職者の印象にも残りやすいでしょう。

知ってもらうこと、記憶に残ることが大切なベンチャー・スタートアップ企業こそ、インタラクティブ動画のような双方向のやり取りを意識した取り組みに、積極的に挑戦してみましょう。

採用ピッチ動画制作で押さえておきたい基本事項

採用ピッチ動画制作で押さえておきたい基本事項

資金面・人材面でリソースが十分に割けない場合でも、採用動画で成果を出すことは可能です。自社のリソースを正しく把握し、成果を出すための体制を整えましょう。

採用動画のターゲットの明確化

新卒採用・中途採用いずれで使うのか、採用したい職種・役職など、どの層に向けた採用動画を作成するのか、ペルソナイメージを社内で共通認識として持つ必要があります。

例えば、中途採用の面接時に採用動画を使う場合、1年目の新入社員のインタビューコンテンツなどは不適切でしょう。ペルソナがどのような情報を求めているかリサーチし、採用動画を通じて適切に訴求できるような内容を作成する必要があります。

採用動画のターゲットの明確化は、まず最初に取り組むべきテーマです。

正確な予算の把握

予算をみながら可能であれば、外部への委託など動画作成のプロに相談・依頼するのがベストです。知識がない状態で動画作成に取り組むと、どうしても質の担保が難しく、求職者にもネガティブな印象を与えかねません。

特にベンチャー・スタートアップ企業のように限られた予算の中でプランを立てる場合であっても一定以上の質が担保できるよう、自社ですることと外部に委託できることを正しく把握するよう心掛けましょう。

人的リソースの確保

採用動画を作成するためのチーム・プロジェクトを立ち上げ、コミットできる人員を確保する必要があります。役割と責任の所在を明確にし、採用動画の作成に取り掛かれる体制を整備することは重要です。

ただ、ベンチャー・スタートアップ企業の場合、人的リソースを確保するのが難しいケースもあるでしょう。上記の予算との兼ね合いもありますが、外部へアウトソースするなども有効な手段です。ぜひ積極的に検討してみましょう。

コンテンツ構成におけるストーリー設計

採用ピッチ動画の印象を左右する要素のひとつが、全体のストーリー設計です。単に情報を詰め込むのではなく「誰に」「何を」「どの順番で」伝えるかを明確にし視聴者が自然に共感しながら理解を深められる構成を意識する必要があります。

たとえば、企業のビジョンから入り、職場環境や業務内容、社員の声といった流れで展開することで、求職者にとって納得感のあるメッセージに仕上がります。

制作会社の選定基準

採用ピッチ動画の品質は、依頼する制作会社の力量に大きく左右されます。単に映像が作れるだけではなく、採用やブランディングに関する理解を持ち、訴求力あるシナリオや演出ができるかが重要です。

また、過去の制作実績や納品スピード、費用感も比較ポイントになります。複数社に見積もりを依頼し、企画提案の内容やコミュニケーションの丁寧さを確認したうえで、最適なパートナーを選定しましょう。

採用ピッチ動画の成功事例から学ぶ制作ポイント

採用ピッチ動画の成功事例から学ぶ制作ポイント

成果につながる採用ピッチ動画には、共通する工夫や取り組みがあります。実際に採用成功を実現した企業の事例をもとに、制作時に押さえておくべき観点や、運用面での工夫を整理して紹介します。

失敗しやすいポイントや、改善サイクルの回し方にも触れながら、動画の効果を最大限に引き出すためのヒントを掘り下げていきましょう。

採用成功に直結した企業事例の紹介

求職者の心を掴む採用ピッチ動画には、企業のリアルな姿を伝える工夫が詰まっています。たとえば、あるスタートアップ企業では、現場社員の等身大のインタビューと業務風景を組み合わせた動画によって、共感を呼ぶ採用につながりました。

ほかにも、自社の価値観や成長環境をストーリー仕立てで表現することで、志望度の高い応募者からのエントリー数が急増した事例も見られます。伝え方ひとつで採用成果に大きな差が生まれることを認識しておきましょう。

採用ピッチ動画で失敗しないための注意点

採用ピッチ動画で結果が出ない要因として、発信する内容と求職者のニーズが乖離している点が挙げられます。実際の業務内容と異なるイメージを強調しすぎると、入社後のミスマッチにつながるおそれもあるため注意が必要です。

また、動画に情報を詰め込みすぎると、視聴完了率が低下し、肝心のメッセージが伝わりにくくなります。ターゲットに響く内容を厳選し、構成の緩急を意識することが、失敗を回避するうえで重要になります。

成果を最大化する運用と改善サイクル

採用ピッチ動画を一度制作しただけでは、継続的な成果にはつながりません。視聴データをもとに内容や掲載箇所を見直すことで、効果の向上が期待できます。

たとえば、SNSやスカウトメールとの併用によって流入経路を増やした企業では、動画経由のエントリー率が向上しました。また、定期的に社員インタビューを差し替えることで、新鮮な印象を維持し続けているケースもあります。

運用と改善を繰り返す姿勢が、採用成果の最大化には欠かせません。

効果的な採用動画の制作はマルゴトへご依頼ください

効果的な採用動画の制作はマルゴトへご依頼ください

この記事では、ベンチャー・スタートアップ企業向けに採用動画がもたらす効果について紹介しました。

採用動画は、視覚・聴覚の両方に影響をおよぼせるコンテンツで、自社を知ってもらう上で非常に有効な手段といえるでしょう。また、自社の仕事内容や働き方に共感した人材からの応募が期待できるなど、人材のミスマッチ予防にも繋がります。

採用動画を作成するには、一定の専門的な知識が必要です。採用動画を作成したいが、まず何から始めればいいかわからないという企業の担当者様は、お気軽にマルゴトへご相談ください。これまで多くの企業様の採用広報活動を支援してきた当社が、貴社のお悩みに伴走し、適切なソリューションを提供いたします。

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この記事の監修者:矢上 真季
この記事の監修者:矢上 真季

マルゴト株式会社まるごと人事事業部 ゼネラルマネージャー

新卒でニトリ、2社目でLINEに入社し、リクルーター兼採用広報専任者として従事。マルゴトには2020年に入社。マネージャーとして複数のITスタートアップ・ベンチャーの採用を支援。
「まるごと人事」のゼネラルマネージャーと採用広報・ピッチ資料制作を代行するサービスの責任者を兼任。自社の採用マネージャーとしても従事。

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