導入事例

2024.06.12 更新日:2024.06.28
まるごと人事 編集部

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採用ピッチ資料作成によって、応募者の質の改善と選考の効率化を実現。採用ピッチ資料は、ビジョンへの共感を促進するために役立つツール。

写真:(左)佐々木様 (右)豊田様

『獣医療業界に変革を起こし「動物を救い続けられる」社会を実現させる』を使命に掲げ、細菌検査事業・動物病院事業を展開する株式会社1sec.(旧社名 株式会社VDT)。

獣医師や動物看護師を採用している同社は、2023年6月に採用ピッチ制作サービスを導入し、よりビジョンに共感した人材の採用や採用業務の効率化にご活用いただいています。今回は代表取締役社長の豊田様と動物病院事業部のマネージャーであり、採用を担当されている佐々木様に、採用ピッチ制作サービスを検討された経緯や利用後の効果をお聞きしました。

 

採用人数の増加に伴い、属人化していた採用業務を仕組み化するため、採用ピッチ資料を導入

採用ピッチ資料制作を検討した背景や、当時の採用課題を教えてください。

豊田様:動物病院事業の順調な成長にともない、採用人数が増加したことから、属人的だった採用活動を仕組み化していきたいと考えたためです。

具体的には、年間数名だった採用人数を、10名前後に増やす計画でした。

採用ピッチ資料があることによって、自社の価値観や事業内容、働き方などを網羅的に伝えることができるため、採用担当者・面接官によるバラツキを減らせるのではないかと考えていました。

当時を振り返ると、その他にも応募数が少ない、採用基準を上げていきたいという課題もありましたね。

 

採用ピッチ資料はどのようなシーンで使おうとお考えでしたか?

豊田様:応募いただく方にとっての、最初の判断材料ですね。採用ピッチ資料に載っている情報をもとに、当社の価値観や求める人材にマッチングしているかを、応募者自身が確認することができます。マッチしていると感じた方が応募や面接に来てくださるので、より当社に合う方と効率的に面接ができるのではないかと考えました。

特に当社では、『「動物を救う」ことを超え、「動物を救い続ける」』、『動物だけに留まらず、動物を愛する人々 ―ご家族、獣医療従事者、そして動物業界で働く全ての人々―にも希望を届ける』という想いを大切にしています。

そのため、「働きやすいのではないか」と感じて応募いただく方もいらっしゃったのですが、まずはこのビジョンへの共感があったうえで応募していただけるように、採用ピッチ資料を通じて改善したいと思っていました。

 

採用ピッチ資料があることで、応募者の質の改善と選考の効率化が実現できた

作成後はどのように採用ピッチ資料を活用していますか?

佐々木様:自社のホームページや求人広告にURLを掲載したり、応募者の方に面接や実習前に読んできていただけるよう、案内メールに記載しています。その他には、新卒採用で学校を訪問する際、教員や担当者への説明にも使用しています。

 

採用ピッチ資料を活用して、どのような効果がありましたか?

佐々木様:応募者の質の変化と選考の効率化です。

応募の段階で当社のビジョンや経営理念に共感し、そのうえで受け身ではなく自己実現の場と職場を捉えている方の割合が増えたように思います。

具体的には、5割程度だった一次選考の合格率が8割程度に上がりました。

また、採用ピッチ資料を面接前に読んできてもらうことで、選考にかかる工数が減りました。採用ピッチ資料の導入前は、口頭で説明するため内容にバラつきが出てしまったり、理解してもらうのに時間がかかっていたんです。

採用ピッチ資料を導入してから、面接時には読んでいただいている状態なので、説明の時間が削減され、実習の際にも採用ピッチ資料をベースに説明することで、選考の質が標準化されたと感じています。

豊田様:私は採用者のミスマッチが減ったと実感しています。

私が最終面接でお会いする方は、ほとんどビジョンへの共感があり、求める人物像に合致していると感じます。

また、社内の意識が変わったのも嬉しかったですね。ビジョンや経営理念を再認識し、共感する仲間を迎えたいという雰囲気に変わったんです。

 

制作時の当社のご支援で評価いただいているポイントはありますか?

豊田様:想定より工数が少なく、スムーズに制作できました。納品も早く、1ヶ月半から2ヶ月ほどでしたね。

当社側で対応したことは、ヒアリングへの回答と資料共有、あとは制作物の確認だけでした。

自社だけで作成していたら、きっと他の業務もあり頓挫してしまったのではないかと思います。当社側で対応したヒアリングへの回答・確認なども、「ここだけお願いします」とかなりピンポイントで具体的に依頼していただけたので、負荷なく制作できてとてもありがたかったです。

 

採用ピッチ資料制作にあたって、こだわったポイントはどのような点ですか?

マルゴト担当者:豊田社長の、「ビジョンを共に目指そう」という強い思いを表現できる採用ピッチ資料を心がけていました。そのため、1sec.様には魅力的な福利厚生が数多くありましたが、働きやすさありきではなく、あくまでビジョンや実現したいことへの共感を目指した構成にしています。

資料の冒頭にキーメッセージと豊田社長のメッセージをお入れし、後半部分で評価制度や福利厚生などをお入れすることで「ビジョンに共感した後に、働く魅力についてより深く知れる」流れでメッセージ性を伝えられたのではないかと思っています。

 

採用における情報の非対称性を埋める。医療業界でも採用ピッチ資料は有効な打ち手。

今後に向けて、貴社の事業や組織の展望をお聞かせください。

豊田様:株式会社1sec.という会社名には、「1秒先の未来を明るくする」という想いを込めています。飼い主様や動物はもちろん、獣医療従事者や業界関係者の未来をも明るくしたいと考えています。

ビジョンを実現するために、飼い主様向けにはSNSでの情報発信やサービス強化、動物病院業界向けには動物病院経営に特化したメディア事業など、さらなる事業展開を構想中です。

競合なんて一社もない、同じ獣医療従事者という仲間です。もしも苦しんでいる仲間がいるなら、僕はサービスやメッセージを届けたいと考えています。この業界では、動物のために頑張っている素晴らしい先生がいる一方、経営のノウハウは圧倒的に少ないと感じているんです。経営セミナー動画にアクセスしやすくすることで、この業界向けの経営ノウハウを学べるようにしていきます。

当社では、「理想を掲げ、綺麗な世界をつくっていくこと」を真っ直ぐにやっていきますので、困ったことがあったら頼ってほしいし、これからも同業界の皆さんが困らなくなるサービスを展開していきたいです。

 

採用ピッチ資料制作をご検討されている企業様に向けてメッセージをお願いいたします。

佐々木様:採用ピッチ資料のメリットは、実際に職場にきてもらう前に職場紹介ができることです。

その結果、マッチング率が上がり、採用担当者の工数も減るという、効果の大きな施策だと思っています。制作を迷われている企業には、ぜひおすすめしたいですね。

豊田様:私は採用活動においても、情報の非対称性を埋めることが重要だと考えています。

会社と応募者の間には情報の非対称性があり、それによって「他の環境であればもっと活き活きと働けたのに」といったミスマッチが生じてしまうことは、双方にとって大きな課題です。

情報の非対称性を埋めるためには、情報を見える化することが非常に重要になります。会社側から、理念や働きがいなどを具体的に見える化することで、ミスマッチを減らすことができるでしょう。

それを実現するための一つが採用ピッチ資料ですので、獣医療業界でももっと導入する企業が増えると良いなと思っています。

(インタビュー実施日:2024年4月30日)

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