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2023.08.30 更新日:2024.10.16
この記事の監修者:今 啓亮

この記事の監修者:今 啓亮

採用代行(RPO)とは?BPOとの違いも解説

採用代行(RPO)とは?BPOとの違いも解説

採用活動を行っていくなかで選択肢の一つとして身近になりつつある「採用代行(RPO)」とは、どのようなサービスなのでしょうか。

本記事では、採用代行(RPO)について、注目されている背景や、BPOとの違い、導入する目的、メリットやデメリットについて解説します。

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関連動画採用代行(RPO)の代表が語る「採用代行」の種類と特徴

採用代行(RPO)とは?

outsourcing concept

採用代行は、英語で「Recruitment Process Outsourcing」といい、それぞれの頭文字を取って「RPO」と呼ばれることもあります。

採用代行(RPO)では、自社における採用業務の一部もしくは全てを、専門の業者に代行してもらうことができます。自社の採用担当者の負担を軽減したり、業務の効率化を目指したりするうえで有効な選択肢の一つとなります。

関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/rpo/

採用代行に依頼できる業務の例

採用代行に依頼できる業務として、例えば以下のような業務が挙げられます。

  • 採用計画の立案・設計
  • 採用媒体の掲載・運用
  • スカウト業務
  • 面接の日程調整
  • 合否連絡
  • 書類選考
  • 内定~入社までの対応 など

上記のフロー全てを依頼することも、一部の業務のみを依頼することも可能です。依頼可能な業務の範囲は、採用代行サービスによって異なります。

 

採用代行(RPO)が注目されている背景

少子高齢化による働き手の減少や、グローバル化による人材ニーズの多様化など時代の変化に合わせて、採用難易度が上がっているといわれています。

また、採用プロセスの複雑化や、採用手法の多様化などによって採用担当者の業務量が増加していることに加え、新たな採用手法に対応するための情報のキャッチアップも必要となっています。

このような採用課題に対応するうえで、自社内のリソースだけでは不十分な場合に、解決策の一つとして、採用のプロフェッショナルである採用代行(RPO)の活用が注目されています。

 

採用代行(RPO)とBPOの違い

A Japanese woman operating a computer in her office

採用代行(RPO)と同じくアウトソーシングサービスである「BPO」。採用代行(RPO)とBPOを混同している方もいるかもしれませんが、両者は異なるものです。

BPOとは「Business Process Outsourcing」の略称で、自社の業務プロセスの一部を、企画・設計・実施までを一括して代行してもらうサービスです。BPOに依頼できる業務は様々ですが、日本ではカスタマーサービスや経理業務などを中心に委託するケースが多いようです。

BPOのなかでも、採用業務に特化したものが「採用代行(RPO)」と呼ばれており、採用代行(RPO)はBPOに含まれるものといえます。

 

採用代行(RPO)を導入する目的

Group of business people meeting in conference room brainstorming consult business document graph chart office desk. Diversity multiethnic group of business people brainstorming and working together.

採用代行(RPO)はどのような目的で導入されるのでしょうか。代表的な導入目的を紹介します。

 

採用課題の解決

採用活動において課題を抱えているものの、人的リソース不足や採用ノウハウ不足によって解決できないケースもあるでしょう。このようなケースでは、採用代行(RPO)を活用することで採用課題の解決に繋がる可能性があります。

例えば、採用担当者の業務負担が大きい場合、応募者への対応スピードや対応の質が低下し、採用力の低下に繋がってしまう可能性があります。採用担当者はさまざまな応募者とのやりとりを行いながら、採用に関するの打ち合わせや、応募者の情報整理、面接スケジュールの設定などの業務をこなす必要がありますが、手が回らなくなることもあるでしょう。

このようなケースにおいて、採用代行(RPO)を導入し、採用業務の一部でも依頼することで、採用担当者の業務負担が軽減されます。結果的に、応募者対応の質が向上したり、採用戦略の立案や面接準備などのコア業務に、より多くに時間を割くことができるようになります。

採用課題が明確になっている場合には、その課題に対してピンポイントに採用代行(RPO)を導入することで課題解決に繋がるでしょう。

 

採用業務の工数削減

時代の変化によって採用業務も多様化し、採用担当者の業務量や負担が増加している傾向にあります。採用担当者が、面接、候補者対応などの候補者の志望度に直結する「コア業務」に十分に取り組むために、採用代行(RPO)を活用できます。

コア業務は、採用の成功に大きな影響を与える業務であるため、コア業務への十分なリソースを確保できないと、採用力の低下を招く恐れがあります。コア業務に注力するためにも、スカウトメールの送信やリマインドの送信などの「ノンコア業務」は採用代行(RPO)に依頼し、採用担当者の工数を削減することが有効です。

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採用代行(RPO)に依頼するメリット

Business people

採用代行(RPO)を利用することで得られるメリットを見ていきましょう。

 

採用戦略の質を高めることができる

採用代行(RPO)を提供している企業は、採用のスペシャリストです。そのため、自社に合わせた最適な採用手法の提案や、自社の採用課題を解決するためのサポートが期待できます。

採用代行(RPO)の活用により、採用期間の短縮化につながったり、自社の事業計画に必要な人材を獲得できたりと、さまざまな面から採用戦略の質向上を期待することができます。また、採用代行(RPO)を提供している企業から、定期的に報告書や採用業務にまつわるフィードバックをもらうことで、自社の採用力を高めていくことも可能です。

 

採用コストの削減に繋がる

採用代行(RPO)を導入するにはコストがかかります。しかし、自社の採用担当者のリソースが不足している場合、新たに採用担当者を採用するよりも、採用代行(RPO)を利用した方がコストを抑えられるケースもあります。採用担当者を新たに増やすとなると、教育コストがかかりますし、自社の企業文化や採用戦略を理解してもらうまでの時間もかかるものです。こうした理由から、採用業務の効率が一時的に低下する恐れもあります。また、採用業務における即戦力として活躍できるような人材は多くの企業が求めており、採用市場におけるニーズが高いことから、採用難易度が上がります。

 

採用のプロフェッショナルである採用代行(RPO)を利用すれば、導入直後からある程度安定した成果が見込めます。結果的に、採用活動の短縮化に繋がり、コストの削減に繋がる場合があります。

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採用代行に依頼するデメリット

Business strategy partnership and teamwork concept.

採用代行(RPO)を利用することによるデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。

 

工数が増加する懸念もある

採用代行(RPO)を導入しても、担当者とのコミュニケーションが円滑に行われないと、認識のズレが起こり、軌道修正のためにかえって工数がかかる恐れもあります。

最悪の場合、採用ミスマッチが発生する可能性もあるでしょう。必要なスキルや知識が満たない人材や、カルチャーフィットしていない人材を採用してしまった場合、採用活動が振り出しに戻る可能性もあり、結果的に採用コストの増大につながります。

採用代行(RPO)を選定する際には、コミュニケーションのとり方や定期レポートの有無などを確認し、実際の採用業務において認識のズレを発生させないために慎重に検討しましょう。導入後には、採用要件やペルソナなどの重要事項を明文化し、共有しておくことが大切です。

 

自社にノウハウが蓄積されない可能性がある

採用代行(RPO)を利用する際、担当者とのコミュニケーションが不足すると、自社に採用ノウハウを蓄積することができない可能性があります。特に、コア業務を依頼する場合には注意が必要です。コア業務に関するノウハウが蓄積されないと、いつまでも自社の採用力向上には繋がらず、将来的に内製化していくことも難しくなります。

採用代行(RPO)を活用する際は、定期レポートやアドバイスを求め、その内容をノウハウとして蓄積していくことが大切です。

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採用代行(RPO)は採用活動を効率化させる選択肢の一つ

Business meeting concept. Group of businessperson in office. Presentation. Conference.

採用代行(RPO)は、採用に関するさまざま業務のうち、自社に必要な部分を依頼できるサービスです。必要に応じてサポートしてもらえるため無駄がなく、社内リソースだけでは解決できなかった問題を解決することができるため、採用活動に課題を抱えている場合には選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者:今 啓亮
この記事の監修者:今 啓亮

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2015年に東京でマルゴト株式会社(旧社名:株式会社ビーグローバル)を創業。
スタートアップから大手企業まで幅広く採用関連のプロジェクトに携わった後、2017年に月額制の採用代行”まるごと人事”の提供を開始。
2021年にバックオフィス代行”まるごと管理部”も開始。
「理想のサービスと理想の職場を同時実現する」を経営理念に掲げ、全員がフルリモートで働くユニークな組織運営を行う。
2022年に本社住所を東京から札幌に移転し、自身も関東から札幌に移住。

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