お役立ち情報
「OfferBox(オファーボックス)」は、新卒採用において注目されているダイレクトリクルーティングサービスの一つです。登録している学生数の多さや、オファーの開封率が高いといった特徴があり、多くの企業が利用しています。本記事では、OfferBoxの特徴と料金プラン、メリット、効果的な使い方、利用する際の注意点を解説します。
目次
OfferBoxとは
OfferBox(オファーボックス)とは、株式会社i-plug(アイプラグ)が運営する、新卒採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。企業は“会いたい学生”の情報を検索し、学生に直接オファーを送れるのが特徴です。
OfferBoxに登録している学生数は、「2024年卒」の学生だけでも24.4万人以上(2024年1月時点)です。割合としては、就活生の約2人に1人が OfferBoxを利用している計算になります。近年では、新卒採用サービスも多様化しておりますが、これらの特徴からも、OfferBoxは就活生が利用する就職活動サービスの定番となりつつあります。そのため、多くの学生へのアプローチが期待できます。
また、、HR総HR総研による「2023年&2024年採用動向調査(6月)」においては、OfferBox が6年連続で最も企業に使われているダイレクトリクルーティングサービスであるという結果が出ています。
こうしたデータからも企業・学生の両方から高い支持を得ているサービスといえるでしょう。
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OfferBoxの特徴
OfferBoxの特徴を解説します。
登録している学生が多い
OfferBoxは新卒採用に特化しているサービスです。登録している学生の数は24.4万人以上(2024年卒)であり、割合としては就活生の約2人に1人が利用している計算になります。この登録数は、採用サービスの中でも非常に多く、氏名や学歴などの基本情報だけでなく、学生の強みや個性がわかるプロフィールが充実しているので、企業は多くの学生から自社の求める人材を探すことができます。
採用効率が上がる
従来の採用方法では、求人広告の掲載費が採用目標人数に対してコントロールしにくかったり、自社の魅力が伝わりきらず選考辞退に繋がってしまうケースがありますが、OfferBoxであれば学生に直接オファーを送ることができるので、採用の費用と手間をグッと抑えることができます。
オファーの開封率・反応率が高い
OfferBoxでは、プロフィールの入力率が80%以上の学生におけるオファーの開封率は82%というデータが出ています。これは、「学生に対してスカウトを一斉送信することができない」というOfferBoxの仕様上、学生1人ひとりに個別にオファーを送ることになるため、開封率が高くなっていると考えられています。
OfferBoxでは、企業と学生のどちらにも「オファー流通制限」を設けており、オファーは1件ずつ送信しなければなりません。その結果、学生からの高い反応率を実現しており、時期や運用方法によっては30%〜40%の反応率を期待できるとされています。
また、OfferBoxはパソコンよりもスマートフォンアプリを利用する学生が多く、メールでは埋もれがちなオファー通知も、アプリからであればプッシュ通知が届くため、オファーに気づきやすいのも特徴としてあげられます。
そのため、学生1人ひとりにオファーを読んでもらえる可能性が高く、自社のアプローチが届きやすいため、結果として選考に繋げられる可能性も高まるでしょう。
充実した機能
OfferBoxには、採用活動を円滑に進めるための機能が充実しています。
- 活動量シミュレーション:企業規模・業種・オファー送信時期を入力すると、オファー承認率が表示される。
- 適性検査:適性検査「eF-1G」を搭載し、自社で活躍できる人材の特徴を分析でき、特徴にマッチした学生の検索に活用できる。
- 計画表:採用計画表を作成できる。
- 学生検索/オファー送信:学生の属性、自由検索などから学生を検索でき、興味がある学生にはオファーを送信できる。
- AIアシスト:オファーの承認に繋がりやすい学生を検索上位に表示させる。
- 会いたい/検討中:企業がオファーしたい学生をリストアップできる。リストアップされた学生は、その企業に興味があれば「会いたい通知」を送ることができる。
- かんたん日程調整:オファー承認後に自動で日程調整を行える。
- 選考管理リスト:自社の選考状況を管理できる。
- 活動分析:自社の採用活動の進捗や達成状況などを振り返られる。
OfferBoxの料金プラン
OfferBoxには、早期定額型プランと成果報酬型プランがあります。採用人数や成功報酬の可否などに違いがあるため、自社の採用活動に適したプランを選び、採用コストを適正化することが大切です。また、契約前でも「無料トライアル」に申し込むことで、無料で登録学生の情報を確認できます。無料トライアルを試した後に、どちらのプランを選ぶか検討するのもおすすめです。
早期定額型プラン | 成果報酬型プラン | |||
採用予定人数 | 10名 | 5名 | 3名 | 制限なし |
利用料 | 250万円 | 125万円 | 75万円 | なし |
成功報酬 | 0円 | 38万円/採用1名につき | ||
オファー送信可能期間 | 最大24ヶ月 | 最大13ヶ月 | ||
オファー送信枠 | 400枠 | 200枠 | 120枠 | 40枠 |
OfferBoxを利用するメリット
企業がOfferBoxを利用するメリットを解説します。
知名度や業界に関わらず、採用できる可能性がある
企業から学生へ直接アプローチできるダイレクトリクルーティングは、企業の知名度が低くても、自社の魅力が学生に伝われば採用に繋がるチャンスが生まれます。
OfferBoxでは、学生の第一志望の業界でなくても、魅力を伝えることで採用に繋がる可能性が高いです。OfferBoxが調べたデータによると、実際に就職した企業の業界と、もともと志望していた業界に就職を決めたケースは32%であり、第一志望ではない業界へ就職を決めたケースは68%にものぼる結果が出ています。
OfferBoxであれば、自社の知名度や業界だけでなく、アプローチ次第で採用に結び付くケースが期待できます。
カスタマーサクセスによるサポートが充実している
サービス利用にあたり、専任のカスタマーサクセスによる採用活動の支援を受けられるため、自社の採用担当者の負担軽減に繋がります。
- 事前アンケート:事前アンケートを実施し、回答をもとに最適な提案に繋げます。
- キックオフ:初回の打ち合わせにて、ターゲットのヒアリングなどを行います。
- オファー計画の策定サポート:自社のリソースや採用状況から、オファー計画を提案します。
- 振り返りミーティング: 1ヶ月〜2ヶ月の頻度でミーティングを行い、現状の整理や今後の運用について話し合います。
学生のパーソナリティを把握でき、ミスマッチ低減につながる
OfferBoxの学生プロフィールは多くの項目から構成されています。プロフィールには、自己PRをはじめ、幼少から大学までのエピソード、将来像、留学経験や部活動、サークル活動での取り組み、インターンシップの参加状況まで、これまでの経験や魅力が伝わる項目が豊富にあることが特徴です。、また学生側が動画・画像・研究資料などのデータを自由に登録できるため、学生のさまざまな一面を知ることができるでしょう。
企業は、学生の持つ強み・志向・志望業界などを事前に把握した上でスカウトを送信できるため、ミスマッチ防止にも効果的です。
データドリブンな採用活動ができる
OfferBoxは採用活動のデータを提供しており、これを基に企業は戦略的な意思決定を行うことができます。データ分析により、採用プロセスの改善点や成功要因を把握し、より効果的な採用活動を展開することができます。
OfferBoxの効果的な使い方
OfferBoxの効果的な使い方を解説します。
オファーのテンプレートを作成する
前述したように、OfferBoxでは複数の学生に向けてオファーの一斉送信はできません。そのため、事前にスカウトメールのテンプレートを作成しておくと、作業が効率化されます。
分析・改善をする
スカウトは送付して終わりではありません。どのようなタイトルが良いか、どの職種のパフォーマンスが良いかなどを分析・改善する必要があります。
また、スカウト返信率の高い候補者を見分けるポイントは下記となります。
- 最終ログイン日
- 登録日
- レジュメ更新日
- 受信スカウト数
- スカウト返信率
- 希望職種
- 希望業界
- 転職意欲
学生のプロフィールに合わせた個別コメントを添える
スカウトメールでは、テンプレートな文章以外にも、学生1人ひとりに合わせたコメントを添えると、学生からの返信率を高められるでしょう。定型文だけでなく個別コメントを添えることで「自分のために宛てたオファーだ」という印象を受けやすいといえます。
就職に積極的な学生を見分ける
OfferBoxでは学生の最終ログイン、受信スカウト数、スカウト返信率などの項目を確認できます。これらの項目から就職に積極的な高い学生を見分けることで、採用活動の効率を高められます。
OfferBoxを利用する際の注意点
OfferBoxを利用する際の注意点を解説します。
オファーの一斉送信ができない
オファーの一斉送信ができないことで、学生1人ひとりに向けてメッセージを送らなければなりません。学生への個別メッセージはレスポンスを高められる反面、採用担当者の業務負担に繋がるでしょう。事前にテンプレートを作成するなどといった作業を効率化させる工夫が必要です。
スピード感のある採用活動が求められる
学生の選考離脱を避けるためには、とにかくスピード感が重要です。学生の選考を進めようとしても、その学生にとって気になる企業から選考案内が来たら、学生はそちらに興味を移してしまうでしょう。そのため、学生とのやり取りにはレスポンスの早さを心がけましょう。
自社の採用担当者が1人の場合や、専任の採用担当者がいない場合などは、スピード感のある採用活動が難しい場合もあります。その際は採用アウトソーシングの利用も検討するといいでしょう。
新卒採用のダイレクトリクルーティングならOfferBox!
OfferBoxは、就活生の2人に1人が利用している、新卒採用に特化したダイレクトリクルーティングサービスです。アクティブユーザーが多く、オファーの開封率も高いため、企業の魅力を高確率で学生に直接届けることができるのが特徴的です。詳細なプロフィール機能、細かな検索項目などがあり、学生の強みや志向といったパーソナリティの部分を把握した上でスカウト送信ができるため、自社が求めるターゲットに近い学生に効率的なアプローチが可能なサービスです。
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