お役立ち情報
「note(ノート)」とは、画像や動画、文章などのコンテンツを簡単に発信できるプラットフォームです。
ビジネスやクリエイターを中心に人気があり、自分の作品や考えなどを気軽に発信できる場として活用されています。
noteは、企業の採用活動にも活用できることをご存知でしょうか。本記事では、noteを活用した採用広報のメリットや活用のポイント、活用事例をお伝えします。
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採用広報とは?
採用広報とは、広報を通じて自社が求める人材と接点をもち、採用へとつなげるための活動です。
具体的には、採用サイトやブログ、SNSなどを使って、自社の情報を定期的に発信します。
自社の情報を発信することで、求職者や転職潜在層に自社への興味をもってもらい、自社理解を深めてもらうことができます。
また、入社後に働く環境や、社員の様子、仕事内容、活かせるスキル、得られる経験などがイメージしやすくなり、入社後のミスマッチを防ぐ効果もあります。
採用広報で発信する自社の情報として、例えば下記が挙げられます。
- 自社の文化やビジョン
- オフィスの環境
- 社員インタビュー
- 業務のやりがいや大変な点
- 入社式や合宿など、社内イベントの様子
- 福利厚生の種類 など
ターゲットに向けて伝えたい自社の魅力は何かを考え、それに合ったコンテンツを作成し、発信していくことが大切です。
採用広報は、取り組み後すぐに応募につながるとは限りません。長期的な目線で発信し続け、求職者や転職潜在層に企業理解を深めてもらい、将来的に転職先の候補として検討してもらえるようになることが大切です。
関連記事:採用広報とは?具体的な手法と進め方、取り組むメリットを徹底解説
採用広報のコンテンツの種類
採用広報のコンテンツには、下記のような種類があります。
- 自社の採用サイトやオウンドメディア(Webマガジンやブログなど)
- 一般的なSNS(X、Instagram、Facebookなど)
- ビジネスSNS(Wantedly、LinkedIn、Eightなど)
- note
自社サイトやブログなどを使う場合、サイトデザインやコンテンツ内容などを自由に設計できます。しかし、自由度が高い分、デザインやコーディングなどの専門家にサイト制作を依頼する必要があり、準備には時間や費用がかかります。
X(旧Twitter)やInstagramなどの一般的なSNSは、ユーザーに気軽にシェアしてもらえるため拡散性が高く、転職潜在層にも自社の情報を届けやすい利点があります。ただし、文字数に制限があるなど、1つの投稿に載せられる情報は少なめです。
ビジネスSNSは、転職意識が高いユーザーが見ることが多いので、できるだけ自社の働き方や社員インタビュー、求めるスキルなど詳細に載せることが求められます。
noteは、XやInstagramよりも長い文章や多様なコンテンツを発信できるプラットフォームです。ここからは、このnoteを使った採用広報について詳しく説明していきます。
関連記事:SNSを利用した求人のメリットや方法とは?ソーシャルリクルーティングについても解説
採用広報でnoteを活用するメリット
企業が採用広報においてnoteを活用するメリットを、2つ解説します。
難しい知識は不要で、簡単に使える
企業ブログの選択肢として有名なものにWordPressがありますが、機能拡張のためのプラグイン導入や、タグなどの知識が必要になることも。カスタマイズにはHTML、CSS、PHPといったプログラミング言語の知識も求められます。
noteであれば、そういった専門知識は不要で、アカウントを作成すればすぐにスタートできます。
閲覧されやすい
noteには「ハッシュタグ機能」があり、ユーザーが気になるワードから、関連する記事を探すことができます。
例えば、「#転職」「#求人」「#エンジニア転職」「#デザイナー転職」といったハッシュタグを自社のnote記事に付けておくことで、そのハッシュタグを通じてユーザーに閲覧してもらえる可能性が高まります。転職希望者にリーチしやすくなる点がnoteの強みです。
加えて、noteはWantedlyやengage、HRMOS(ハーモス)採用などいくつかの採用サービスと連携することができます。一般的な転職媒体は、その媒体に会員登録しないと求人情報は閲覧できませんが、noteの記事内に上記採用サービスの求人情報リンクを埋め込めば、note上で求人情報が閲覧できるようになる点も強みです。
さらにnoteの記事内には、基本的に広告が表示されず、強いドメインをもっているため、他の記事と比較して検索上位に表示されやすいといわれています。
また、noteは、X(旧Twitter)やFacebookといった他のSNSとの相性が良く、SNSをまたいで拡散されやすいメリットもあります。noteの記事の下部にはXやFacebook、LINEのアイコンが設置されており、ユーザーが記事を読んだ後にクリックし、記事をシェアしやすい導線になっているためです。
採用広報でnoteを活用する際のポイント
noteに投稿するコンテンツを考える際には、以下3つのポイントを意識してみましょう。
自社のリアルな姿を伝える
採用広報の大きな目的の1つは、入社後のミスマッチ防止です。自社の働く環境や社員の雰囲気、仕事内容などが求職者に正しく伝わっていないと、いざ採用できても、求職者がイメージとのギャップを感じ、早期退職してしまう恐れがあります。
ミスマッチを減らすためには、採用広報において自社の良い面だけではなく大変な面や課題も伝え、求職者が抱くイメージにギャップが生まれないように工夫が必要です。
例えば、以下のように自社の現状を率直に伝えてみましょう。
- フルリモートなので、社員同士のコミュニケーションが難しいことがある
- 納期前は1~2時間ほど残業することが多い
- ○○業務と、△△業務など、いくつかの業務を並行して進めないといけない
伝える情報はできるだけ具体的に書き、読む側がイメージできるように工夫しましょう。
目的を決めておく
noteで記事公開をする際は目的を決めることが大切です。
【目的の例】
- 入社後のミスマッチ防止
- 選考中の求職者の志望度を上げる
- 内定承諾率を向上させる
- 会社説明会の参加率を上げる
上記のように、noteを運用する目的を設定し、適したコンテンツ内容を検討しないと、ターゲットに刺さらない恐れがあります。
例えば、会社説明会の参加率を上げることが目的なら、説明会当日に実際に現場で話す人の紹介や、社員のインタビューを掲載したりすることが効果的でしょう。
また、記事を公開したら終わりではなく、スカウトや選考案内に記事のリンクを入れるなど、必要な人に必要なタイミングで読んでもらうための動線づくりが重要になります。
成果を「見える化」する
継続的に運用していくうえで、記事の内容がマンネリ化してしまったり、更新頻度が落ちてしまったりすることを避けるためにも、定期的にnoteの成果を社内で共有し、見える化していくことが大切です。
例えば、記事のビュー数や「スキ」数、シェア数や、採用における内定通過率、承諾率の変化などを共有することで、noteを更新していくモチベーションにもつながります。
【活用事例】参考にしたい採用広報note 3選
最後に、実際にnoteを使って採用広報を行なっている企業の例を3つご紹介します。
株式会社イシダテック
食品・医薬品業界向けの省力化機械をオーダーメイドで開発・実装する株式会社イシダテック。同社は、主な顧客である国内外の食品・医薬品製造業者には知られているものの、一般的には認知度が低い点を課題とし、「まずは自社について知ってもらう」という点を目的に、note更新をしています。
業務内容の紹介だけではなく、現場で活躍する社員のインタビューやイベントレポートなども入れながら、さまざまな角度から自社の魅力を紹介しています。noteで発信する想いや目的を書いている点も、共感を得られるポイントです。
noteの記事はこちら:note3年目の更新へ。止まるな、イシダテック。
GMOソリューションパートナー株式会社
GMOソリューションパートナー株式会社は、Webサイト集客や運営支援事業を行なう企業です。同社のnoteでは、男性育児休暇取得を実際に取得した男性社員にインタビューをし、その内容をnoteで公開しています。
少子化問題やジェンダー平等が注目されるなか、まだ取得しづらいイメージもある男性の育児休暇を、実際に経験した社員の生の声を発信することで、同社の働きやすさが伝わる内容となっています。
noteの記事はこちら:男性育休取得を当たり前へ。復帰後の昇格や家族との暮らしを語る営業職対談
シナジーマーケティング株式会社
シナジーマーケティング株式会社は、CRM領域のクラウドサービス事業やエージェント事業を展開しています。
同社のnoteでは、2023年度の内定式がどのようなものであったかを過程の段階から語るクリエイティブ制作ストーリーを公開しています。今までの内定式を振り返りながら、今回はどのような想いで企画したか、内定者にどう感じてもらいたかったかを公開することで、同社の大切にしているポイントや目指す方向が見える内容となっています。
noteの記事はこちら:心の距離をもっと近づける場づくりを目指して。2023年度内定式クリエイティブ制作ストーリー
noteは自社の魅力を気軽に伝えられるプラットフォーム
検索されやすく、他のSNSへの拡散性もあるnoteは、自社の魅力を発信する場としておすすめです。
本記事で紹介したポイントや事例を参考に、ぜひnoteを利用して、より効果的な採用広報に役立ててみてはいかがでしょうか。
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