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2024.10.28 更新日:2024.11.12
この記事の監修者:矢上 真季

この記事の監修者:矢上 真季

エンジニア向けの採用広報とは?ポイントや役割を解説

エンジニア向けの採用広報とは?ポイントや役割を解説

採用広報はベンチャー・スタートアップ企業であっても、大企業であっても、規模に関係なく持つべき機能です。中でもエンジニア採用は多くの企業にとって課題であり、成長過程の企業のように、社員1名の採用が事業成長に与える影響度合いが高い場合、尚更採用広報の機能は重要性が増します。

具体的に採用広報とはどのような仕事を指すのか、エンジニアの採用広報とはどういった特徴があるのかをみていきましょう。

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エンジニア採用広報は必要?

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採用広報とは

採用広報とは、就職活動中の学生や転職活動中の顕在層のみならず、まだ就職活動が本格化していない大学1年生や2年生、転職活動にまだ踏み切っていないいわゆる潜在層など幅広いターゲットに対し、自社で働くイメージを持ってもらうための発信活動を指します。

自社HPやSNSを活用した社員インタビューやブログなどの記事、採用ピッチ資料・採用動画の作成などは代表的な例として挙げられます。

入社後の働き方、自社が大切にしていること、実際の仕事内容、社内の雰囲気など、自社に関連する情報を広く伝える役割を担うのが採用広報です。

エンジニアの採用広報とは

エンジニアの採用広報とは、その名の通りエンジニアに特化した採用広報活動を指します。自社のシステムやプロダクトの詳細など技術環境に関する訴求がメインで、テクノロジーに関する専門的な知見が必要です。

ターゲットとするエンジニア人材が求める働き方、自社が持つ技術力、プロジェクトなどの具体事例を発信し、どのような技術に触れる機会があるのかを具体的に伝える役割を担います。

後述するエンジニア採用難という背景もあって、エンジニアの採用広報が担う役割は大きなものになっています。

ベンチャー・スタートアップ企業もエンジニアの採用広報に取り組むべき

ベンチャー・スタートアップ企業は、大手企業のように採用予算を潤沢に扱えるわけではなく、まだネームバリューやブランド力も浸透していないので、エンジニアの採用広報が担う役割はより重要です。発信手段を工夫し、自社を知ってもらうためのきっかけ、興味を持ってもらい採用プロセスへ誘導する仕組みを積極的に設ける必要があるでしょう。

ベンチャー・スタートアップ企業の多くは良い意味でまだ組織が確立されておらず、一人のエンジニアの裁量が大きいため、さまざまな業務経験を積む機会があり、スキルを高めやすい点は大手企業との差別化ポイントとして訴求内容になり得ます。

エンジニアの働く環境などとあわせて適切に広報活動を行えば、ベンチャー・スタートアップ企業であっても、成長意欲が高く、技術への関心が高い優秀なエンジニアと出会えるかもしれません。

エンジニア採用の市況感

エンジニア採用の市況感

昨今は売り手市場といわれ、企業にとって必要な人材の採用難易度は高まっています。中でも採用難易度が高いといわれているエンジニア採用の現状についてくわしくみていきましょう。

エンジニアの転職求人倍率は約12倍

人材業大手のパーソルキャリア株式会社のレポートによると、全体の転職求人倍率が2.74倍であるのに対し、エンジニア(IT・通信)は11.93倍と約12倍となっています。一人のエンジニアに対し、約12件もの求人があることを示しており、厳しい採用環境であることは明確です。

また、経済産業省が公表しているIT分野についてのレポートによると、日本は2030年には約79万人のIT人材不足に陥るとされています。つまり、絶対的にエンジニアの数が足りない中での採用活動を余儀なくされるので、エンジニア採用を取り巻く環境は今後より険しいものになると考えられます。

なぜエンジニア採用は難しいといわれているのか

エンジニア採用が難しいといわれている理由は、大きく以下2点です。

  • 上述の通り、そもそも不足しているエンジニア人材を多くの企業が採り合う構図となっているから
  • リモートワークの普及により、フリーランスなどの副業で自身のスキルを活かす機会が増え、エンジニアとしての働き方の選択肢が増えているから

多くの企業がエンジニア採用に力を入れる一方で、エンジニアにとっては必ずしも正社員という選択肢を選ばずとも働ける環境である点が、よりエンジニア採用を難しくしていると考えられます。

エンジニア採用広報が担うべき役割

エンジニア採用広報が担うべき役割

エンジニア採用の市況感が厳しい環境である中、エンジニア採用広報に求められている役割は以下2点が挙げられます。

自社の認知度を高めるためのアクション

まずエンジニアに自社の存在を知ってもらう必要があります。認知させ、採用選考に応募してもらうための興味・関心を惹く導線を設計するアクションが重要です。

カンファレンスへの協賛、自社イベントの実施などは自社の認知度を高める上で効果的なアクションです。

カンファレンスへの協賛

自社が取り扱っている技術テーマと関連性の深いカンファレンスに協賛することで、エンジニアの目に触れるきっかけが創出できるでしょう。

カンファレンスには自社以外にも多くの企業が参加するので、もともとは他社に興味があって参加したエンジニアとも接点を設ける機会があります。

採用したいターゲットが興味を持つであろうコンテンツを入念に準備し、興味・関心を惹くようなテーマでしっかり訴求ができれば、自社の認知度を高めるチャンスになるでしょう。

自社イベントの実施

自社イベントの実施も、認知度を高めるためのアクションとしては有効です。

たとえ自社にネームバリューがなくても、取り扱うコンテンツが最近話題のテーマであったり、最先端の取り組みであったりすると、エンジニアの参加を促せる可能性が高いです。

例えば、数日間に渡って開催するハッカソンなど技術力を競い合うコンテンツは「自身のスキルを試してみたい」「優秀なエンジニアと出会いたい」といったエンジニアの興味・関心を惹くきっかけになるでしょう。また、あわせて食事会なども実施すると、自社の社員との交流を通じて、より自社を詳しく知ってもらうきっかけが生まれ、ミスマッチを予防した効果的な採用に繋げられるかもしれません。

自社の技術力の発信

自社が持つ技術優位性などの発信をすることで、現在の自社のネームバリューに依らず、エンジニアの興味関心を惹くチャンスがあります。

プロジェクト事例や研修資料の公開、テックブログの運用などは技術力を発信する際の代表的な例です。

プロジェクト事例や研修資料の公開

プロジェクト事例で顧客に対するサービス事例を紹介することによって、入社後どういった仕事・製品・技術に携われる機会があるのか想像しやすくなります。また、研修資料を公開すると、新卒や若手のエンジニアは自身の成長・スキルアップのイメージを持つことに繋がります。

何をしている会社で、どのような技術に触れる機会があり、何を身につけられるのか、イメージしてもらえるコンテンツは積極的に公開し、エンジニアに訴求するアクションは大切です。

上述の認知度を高めるためのアクション内で、コンテンツの一つとして使用するのも効果的かもしれません。入社後の具体的なイメージをエンジニアの方々に持ってもらうことを意識して取り組んでみましょう。

テックブログの運用

テックブログの運用を通じて、自社のエンジニアチームの働き方の様子、作業環境、取り扱っている技術、製品やプロダクトの特徴など、具体的な内容を発信するのは、エンジニアの興味・関心を惹くきっかけの一つになります。

テックブログの運用は継続的に発信し続けることが大切なので、運用前段階から中長期での取り組みを想定し、投稿頻度や扱うテーマをあらかじめ設計しておきましょう。

テックブログの運用に限らず、エンジニア広報の取り組みは、自社のエンジニアの協力が必要不可欠です。同じ組織で働いているエンジニアへから踏み込んだ内容をヒアリングし、言語化するスキルが求められます。

難しい仕事ですが、社内のエンジニアの方々に助けてもらいながら、効果的な発信に取り組んでみましょう。

エンジニア採用広報はマルゴトへお任せ

エンジニア採用広報はマルゴトへお任せ

エンジニア採用が今後ますます難しくなるであろう環境の中で、エンジニア採用広報が担う役割はより重要度が高くなります。

エンジニアの興味・関心を惹くテーマは何か、どうすれば自社を認知し働きたいと思ってもらえるか、そのためにどのような内容を、いつ、どのチャネルで発信すべきかなど、戦略的に広報手段を検討することが大切です。

弊社では、エンジニアに正しく訴求できる採用広報のノウハウがあります。貴社にエンジニアとしてジョインする魅力を第三者の目線からご提案することも可能です。エンジニア採用広報としての取り組みに関するお悩みがあれば、ぜひご相談ください。貴社の現状に合った適切な手法をご案内いたします。

詳しくは以下よりお気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者:矢上 真季
この記事の監修者:矢上 真季

マルゴト株式会社まるごと人事事業部 ゼネラルマネージャー

新卒でニトリ、2社目でLINEに入社し、リクルーター兼採用広報専任者として従事。マルゴトには2020年に入社。マネージャーとして複数のITスタートアップ・ベンチャーの採用を支援。
「まるごと人事」のゼネラルマネージャーと採用広報・ピッチ資料制作を代行するサービスの責任者を兼任。自社の採用マネージャーとしても従事。

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