採用・労務・経理に関するお役立ち情報
新卒採用市場では、少子化による学生数の減少と採用活動の早期化が重なり、従来のナビサイト中心の手法だけでは優秀な学生との接点を持てないケースが増えています。
企業側から能動的にアプローチするダイレクトリクルーティングへの注目が高まる一方で、「料金プランの選び方がわからない」「定額制と成功報酬制のどちらが自社に合っているのか判断できない」という声も少なくありません。プラン選択を誤ると採用単価が想定以上に膨らむリスクがあるため、導入前に各プランの仕組みと費用対効果を正確に把握しておくことが重要です。
本記事では、dodaキャンパスの基本概要から料金プランの詳細、導入メリットや利用の流れについて解説します。また、dodaキャンパスの導入に向いている企業・向いていない企業の特徴もまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
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目次
dodaキャンパスとは?

新卒採用市場では、企業が求める人材へ直接スカウトメッセージを届けるダイレクトリクルーティングが、採用活動の主要な手法として定着しつつあります。少子化による新卒学生の減少や採用活動の早期化が進む2026年においては、待ちの姿勢では優秀な学生との接点を持てないケースが増えているのが現状です。
ここでは、サービスの概要から導入実績まで、dodaキャンパスの全体像を解説します。
運営会社と成り立ち
dodaキャンパスを運営しているのは、株式会社ベネッセi-キャリアです。進研ゼミをはじめとする教育事業で長年にわたり学生の成長を支援してきたベネッセホールディングスと、転職・就職市場で豊富な実績を持つパーソルキャリア株式会社の合弁によって設立されました。
教育分野で培った「学生のキャリア支援ノウハウ」と、人材ビジネス大手が持つ「企業マッチング・採用支援の専門知識」を掛け合わせたプラットフォームであるため、就職活動の仲介にとどまらず、学生のキャリア形成初期から企業の採用成功までを一貫してサポートできる体制が整っています。
ダイレクトリクルーティングの仕組み
ダイレクトリクルーティングとは、ナビサイト上でエントリーを待つ受け身の採用手法とは異なり、採用担当者が自らターゲットを探し出して直接アプローチをかける攻めの採用手法です。dodaキャンパスでは、学生がガクチカや自己PR・希望するキャリアなどをキャリアノートと呼ばれるポートフォリオに登録します。
企業側は豊富な検索機能でターゲット要件に合致した学生を絞り込み、プロフィールを読み込んだ個別メッセージを添えてオファーを送信します。学生がオファーを承認すると双方のメッセージ交換が可能となり、カジュアル面談やインターンシップ、本選考へとスムーズにステップを進められる仕組みです。
登録学生数と対象学年
dodaキャンパスの登録学生数と対象学年は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 累計登録学生数 | 約100万人(国内最大級) |
| 対象学年 | 大学1年生〜大学院生 |
| 低学年(1・2年生)の特徴 | キャリア形成意識が高く、早期接触が可能 |
| 主な活用用途(低学年向け) | インターンシップ案内・業界セミナー告知・早期ブランディング |
大学3・4年生だけでなく低学年層も多数登録している背景には、ベネッセが長年築いてきた学生ネットワークがあります。大学入学直後からキャリア形成の一環として登録を促す仕組みが整っているため、企業は就活解禁前の早い段階から接点を創出できます。
アプローチできる学年の幅広さは、他社サービスとの明確な差別化ポイントです。
累計契約企業数と導入実績
dodaキャンパスは、大手からベンチャー企業まで幅広い規模・業種の企業に導入されており、累計契約企業数は11,400社以上(2025年6月時点)にのぼります。
- IT・通信
- 製造
- エネルギー
- サービス業
上記、業種を問わず多くの採用担当者に活用されている実績があります。ダイレクトリクルーティングを初めて検討する採用担当者にとっても、導入の参考にしやすいサービスです。
出典
学生満足度5年連続No.1の背景
dodaキャンパスは、オリコン顧客満足度調査の逆求人型就活サービス部門において5年連続No.1を獲得しています。高評価の背景にあるのは、オファーが届くだけでなく、学生自身の成長を後押しする仕組みが充実している点です。
ベネッセが提供する適性検査(GPS)を無料で受検でき、結果をもとに自己分析を深められる環境が整っています。加えて、プロのキャリアアドバイザーによるプロフィール添削講座や就活ノウハウを学べるオンラインコラム・イベントも豊富に提供されているため、学生にとって就職活動の情報収集と自己研鑽を同時に進められる場として機能しています。
企業からのオファーもプロフィールを読み込んだうえで届く仕組みが整備されているため、学生が「自分をきちんと評価してくれた」という実感を得やすく、高いエンゲージメントが維持されているのです。
出典:オリコン顧客満足度調査|逆求人型就活サービス 5年連続No.1
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dodaキャンパスの特徴5つ

新卒採用市場が激化するなか、自社にマッチした人材を効率よく確保するには、活用するプラットフォームの特性を深く理解したうえで運用することが欠かせません。dodaキャンパスには、競合サービスと比較して際立つ5つの強みがあります。
ここでは、データベースの規模から低学年へのアプローチ機能、学生の質を支える教育基盤、精度の高いターゲティング検索、そしてオファー送信の自由度まで、それぞれの特徴を詳しく解説します。
国内最大級の約100万人の学生データベース
dodaキャンパスが持つ最大の武器は、国内最大級と称される学生データベースです。公式サイトが公表しているデータは、以下のとおりです。
| 指標 | データ |
|---|---|
| 累計登録学生数 | 約100万人(国内最大級) |
| 累計契約企業数 | 11,400社以上(2025年6月時点) |
| オファー受信率 | 99%(プロフィール入力率70%以上の場合/25年卒 2024年6月時点) |
大規模なデータベースがあるからこそ「地方の国公立大学で特定のプログラミング言語を専攻している学生」や「体育会系でリーダー経験を持ち営業志望の学生」といったニッチな要件を設定しても、十分な数のターゲット候補を見つけられるのです。
大学1・2年生の低学年から接触できる
従来の就活サービスとの明確な違いが、大学1・2年生という低学年層へのアプローチ機能です。採用活動の早期化が進む現在、大学3年生の秋以降に初めて接触を試みても、優秀な学生はすでに他社のインターンに参加し、志望企業を絞り込んでいるケースが珍しくありません。
dodaキャンパスでは、低学年のうちからキャリア形成に関心を持つ意識の高い学生が多数登録しています。企業は業界研究セミナーへの招待やカジュアルな座談会のオファーを送ることができるため、選考直結の接触ではなく「学生自身の成長に役立つ接点」として自然に関係性を築けます。長期的な採用戦略の観点から、低学年へのアプローチは競合他社に対するリードを生み出す有効な手段です。
ベネッセ独自のキャリア教育で意欲の高い学生が集まる
dodaキャンパスに登録している学生の質が高い理由として挙げられるのが、ベネッセ独自のキャリア教育プログラムの存在です。ベネッセが長年の教育事業で培ったノウハウを活かし、適性検査(GPS)の無料受検やキャリアコラム、オンライン講座がプラットフォーム上で提供されています。
「就職先を探すため」だけでなく、「自分自身のキャリアを真剣に考えたい」という成長意欲を持つ学生が自然と集まる環境が整っているため、プロフィール(キャリアノート)の記載内容も充実している傾向があります。
自己PRやガクチカが具体的に書かれている学生が多いため、企業側にとっても人物像を深く理解しやすく、入社後のミスマッチを防ぎやすいのです。
豊富な検索軸でターゲット学生をピンポイントに絞れる
ダイレクトリクルーティングにおける検索機能の精度は、採用担当者の作業効率に直接影響します。dodaキャンパスでは、所属大学・学部学科・卒業予定年度といった基本属性に加え、ゼミや研究室のテーマ、取得資格、プログラミングスキル、TOEICスコアといったハードスキルでの絞り込みが可能です。
さらに、学生が受検した適性検査に基づくパーソナリティや志向性といったソフトスキルの観点からも検索でき、フリーワードを使った「リーダー経験」「特定のアルバイト職種」などのカルチャーフィット軸での絞り込みにも対応しています。複数の検索軸を掛け合わせることで、大規模なデータベースから自社が求めるターゲット学生を効率的に抽出できます。
オファー通数に制限がなく自由にアプローチできる
一般的なスカウトサービスでは月間・年間のオファー送信数に厳しい上限が設けられており、採用担当者は限られた通数のなかでアプローチ対象を慎重に選ばざるを得ません。dodaキャンパスの定額制プランでは、送信通数を気にしてアプローチをためらう必要がなく、少しでも自社にマッチする可能性を感じた学生に積極的に声をかけられます。
知名度が低くオファー承諾率に課題を抱える企業にとっては、数を送ることで母集団を確保できるため、採用目標を達成する手段として非常に有効です。「オファー通数が足りない」という制約に縛られず能動的に動ける環境は、ダイレクトリクルーティングの効果を最大限に引き出す条件の一つといえます。
【定額制・成功報酬制の2種類】dodaキャンパスの料金

dodaキャンパスの料金体系は、採用目標人数や予算規模に応じて選べる「定額制プラン」と「成功報酬制プラン」の2種類が用意されています。プラン選択を誤ると採用単価が想定以上に膨らむリスクがあるため、それぞれの仕組みと特徴を正確に把握しておくことが重要です。
ここでは、各プランの料金一覧から機能比較、採用人数別のコストシミュレーションまでを網羅的に解説します。
定額制プランの料金一覧
定額制プランは「初年度限定プラン」として提供されており、対象学年の学生が卒業するまでの期間、定額でオファーを送り続けられる仕組みです。採用上限人数の範囲内であれば何名採用しても追加費用は発生しないため、複数名採用を計画している企業にとってコストを予測しやすい選択肢となっています。
公式サイトに掲載されている定額制プランの注釈情報は、以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | 初めてdodaキャンパスを利用する企業限定(初年度限定料金) |
| 採用上限人数 | 料金内で採用できる上限人数。上限を超えると1名あたり35万円(税別)の成功報酬が発生 |
| つながり上限数 | dodaキャンパス上で同時に選考を進められる人数。オファーを受信した学生が辞退または5日間経過すると枠が復活 |
| 低学年へのオファー | 特定の業界・職種の理解促進など、学生のキャリア観醸成を目的としたイベント案内が送信可能 |
| 表示価格 | すべて税別 |
各プランの具体的な料金・つながり上限数・採用上限人数については、公式サイトの料金ページにて画像形式で公開されています。
成功報酬制プランの料金と仕組み
成功報酬制プランは、初期費用が完全に0円で、学生の入社が決定したタイミングで1名あたり35万円(税別)の報酬を支払う仕組みです。どれだけ多くの学生を検索し、オファーを送り、面接を実施しても、最終的に入社に至らなければ費用は一切発生しません。
つながり上限数は200枠に設定されており、大学3年生の3月から就職活動が本格化するタイミングでの利用を想定したプランです。「ダイレクトリクルーティングを初めて試してみたい」「特定のスキルを持つ学生を1名だけピンポイントで採用したい」という企業に強く推奨されます。
初期費用・追加コスト・サポート料金
定額制プランの場合、初期費用はプラン料金に含まれる形で前払いとなります。採用上限人数を超えて採用が発生した際は、1名あたり35万円(税別)の成功報酬が追加コストとして発生する点を把握しておく必要があります。
成功報酬制プランの場合、初期費用は0円です。学生の入社が決定したタイミングで初めて費用が発生する仕組みとなっています。なお、オファー送信の代行や日程調整といった運用サポートについては、公式サイトのお問い合わせフォームから個別に相談することができます。
自社の採用チームのリソースと照らし合わせ、内部で対応しきれない部分をオプションで補うことで、採用成功率を高められるでしょう。
出典
dodaキャンパス|料金プランページ
dodaキャンパス|よくあるご質問
定額制と成功報酬制の機能比較
定額制プランと成功報酬制プランは、費用面だけでなく利用できる機能にも違いがあります。両プランの主な違いは、以下のとおりです。
| 比較項目 | 定額制プラン | 成功報酬制プラン |
|---|---|---|
| 初期費用 | あり(固定料金) | 0円 |
| 成功報酬 | なし(上限超過時は35万円/名) | 35万円/入社決定 |
| つながり上限数 | 200〜600枠(プランによる) | 200枠 |
| 低学年へのオファー | 利用可能 | 制限あり |
| 利用開始時期 | 柔軟に設定可能 | 3年生3月から |
| カスタマーサポート | 手厚い伴走支援あり | 基本サポートのみ |
定額制プランは検索機能やアナリティクスツールをフル活用でき、低学年へのアプローチや早期ブランディングにも対応しています。成功報酬制プランは基本的な検索とオファー送信は可能ですが、一部の高度な機能に制限が設けられています。
「まず試したい」なら成功報酬制、「戦略的かつ能動的に採用を成功させたい」なら定額制という基準でプランを選ぶと判断しやすいでしょう。
採用人数別のコストシミュレーション
定額制と成功報酬制のどちらがお得になるかは、採用目標人数によって大きく変わります。dodaキャンパスの実際の料金を用いたシミュレーションは、以下のとおりです。
| 採用目標人数 | 定額制(Mプラン:120万円) | 成功報酬制(35万円/名) | コスト差 |
|---|---|---|---|
| 1名 | 120万円(単価120万円) | 5万円(単価35万円) | 成功報酬制が85万円安 |
| 2名 | 120万円(単価60万円) | 70万円(単価35万円) | 成功報酬制が50万円安 |
| 3名 | 120万円(単価40万円) | 105万円(単価35万円) | 成功報酬制が15万円安 |
| 4名 | 120万円(単価30万円) | 140万円(単価35万円) | 定額制が20万円安 |
| 5名 | 120万円(単価24万円) | 175万円(単価35万円) | 定額制が55万円安 |
採用目標が3名以下であれば成功報酬制の方が総コストを抑えられますが、4名以上になると定額制(Mプラン)の方が有利になります。
採用人数が増えれば増えるほど定額制の1名あたり採用単価は下がるため、複数名採用を予定している企業は定額制プランを選ぶ方が費用対効果は高くなります。
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dodaキャンパスを導入する5つのメリット

数ある採用手法のなかで、企業がダイレクトリクルーティングを選ぶ理由は「手間をかけてでも得られるリターンが大きいから」です。dodaキャンパスはコスト面・リスク面・ブランディング面のいずれにおいても、従来の採用手法では得られなかった価値を提供しています。
ここでは、定額制・成功報酬制それぞれの費用対効果から、早期ブランディング効果、知名度に依存しない採用の実現、専任サポートの活用まで、導入によって得られる5つのメリットを詳しく解説します。
定額制なら追加費用なしで複数名採用できる
定額制プランの最大の強みは、採用上限人数の範囲内であれば何名採用しても追加費用が発生しない点です。一般的な人材紹介サービスでは新卒1名あたり数十万円から100万円近い紹介料が生じるため、採用枠を広げるほど予算が青天井になります。
定額制プランであれば、年間の採用コストが契約時点で確定するため、予算管理が非常にしやすくなります。採用人数が増えるほど1名あたりの採用単価は下がり、3名・5名と採用目標を達成するごとにコストメリットが拡大していく仕組みです。採用活動に一定以上の予算を投じられる企業にとって、定額制は採用コストの圧縮を実現する手段となります。
成功報酬制なら初期費用ゼロでリスクを抑えられる
成功報酬制プランの魅力は、採用活動における費用面でのリスクを抑えられる点にあります。初期費用が完全に0円であるため、学生データベースの検索やオファー送信、選考の実施までを費用をかけずに進められます。費用が発生するのは、最終的に学生の入社が決定したタイミングのみです。
採用予算が限られている中小企業や、高度なスキルを持つ学生を1名だけピンポイントで採用したい企業にとって、掛け捨てリスクのない成功報酬制は非常に合理的な選択肢です。社内の稟議においても「採用できなければ費用ゼロ」という説明がしやすく、承認を得やすいという実務上のメリットもあります。
低学年オファーで早期の認知拡大・ブランディングができる
dodaキャンパスならではの強みが、大学1・2年生への早期アプローチを通じた企業ブランディングです。従来のナビサイトでは就活解禁となる大学3年生の春以降でなければ学生との接点を持てず、すでに大手企業や人気企業に学生の関心が集中している時期です。
dodaキャンパスを活用すれば、就活を強く意識していない低学年のうちから、業界研究セミナーや長期インターンシップの案内を通じて自社を知ってもらえます。「面白そうな会社がある」と早い段階から認知してもらえることで、いざ本選考が始まった際の志望度や母集団の質が大きく変わります。
知名度に左右されず自社にマッチした学生に出会える
BtoB企業や地方の中小企業が抱える共通の悩みが「ナビサイトに掲載しても知名度がないためエントリーが集まらない」というものです。ナビサイトでは膨大な掲載企業の中から学生が自発的に興味を持った企業を選ぶ構造であるため、知名度や認知度が低い企業はどうしても埋もれやすく、エントリーされにくい傾向があります。
ダイレクトリクルーティングでは、企業側から「あなたのプロフィールを読んで、当社の業務に活かせると感じたためオファーを送りました」と個別に語りかけられます。学生は企業名ではなく「自分を評価してくれた事実」に反応するため、知名度がなくてもオファー承諾率を高めることが可能です。
自社の理念や事業の面白さを1対1のコミュニケーションで届けられるため、カルチャーフィットした人材との出会いを実現できます。
専任カスタマーサクセスのサポートが受けられる
ダイレクトリクルーティングは、システムを導入するだけで自動的に成果が出る手法ではありません。検索条件の工夫、オファー文面の作成、返信への対応、選考フローの設計など、継続的な運用努力が成果を左右します。初めて導入する企業がノウハウ不足で挫折してしまうケースも少なくないのが実情です。
dodaキャンパスでは、専任のカスタマーサクセスチームが採用成功に向けた伴走支援を提供しています。キックオフミーティングでのターゲット要件のすり合わせから、成功事例に基づくオファー文面の改善提案、返信率を高めるための送信タイミングのアドバイスまで、実践的なサポートが受けられます。
【5ステップ】dodaキャンパスの利用開始から採用までの流れ

dodaキャンパスを導入して実際に内定を出すまでには、いくつかの明確なステップがあります。各フェーズで行うべき作業と目的を正しく理解し、計画的に進めることが採用成功の前提条件です。
ここでは、問い合わせから始まり、審査・初期設定・運用・内定に至るまでの一連の流れを5つのステップに分けて解説します。全体像を事前に把握しておくことで、採用担当者のリソース配分や社内の選考体制の準備をスムーズに進められます。
1. 問い合わせ・申し込み
最初のステップは、dodaキャンパスの公式サイトからの問い合わせ・資料請求です。フォームに自社の採用課題や予定採用人数、関心のあるプランを入力して送信すると、後日、担当者からオンライン面談の案内が届きます。
面談では、サービス説明を受けるだけでなく、自社のターゲット像や現在の採用課題を率直に伝えることが重要です。担当者はデータベース内に自社ターゲットとなる学生がどのくらい存在するかのシミュレーション結果を提示してくれます。定額制と成功報酬制のどちらが適しているかも含めて最適な提案を受けたうえで、納得した状態で申し込みへと進めます。
2. 審査・アカウント発行
申し込みが完了すると、運営側による企業審査が行われます。学生が安心して利用できるプラットフォームを維持するため、実体のある企業であるか・労働法規を遵守しているかといった基準をもとに審査が実施されます。
審査は、数営業日から1週間程度で完了するのが一般的です。無事に通過すると、自社専用の管理画面へのアカウント情報が発行され、担当者宛てに通知が届きます。アカウント発行をもってシステムが正式に利用可能となり、具体的な採用活動の準備をスタートできます。
3. 企業情報の登録・初期設定
アカウント発行後にまず取り組むべき作業が、企業ページの作成と各種初期設定です。学生はオファーを受け取った際、必ず企業ページを確認したうえでオファーを承認するかどうかを判断するため、ページの充実度がオファー返信率に直結します。
事業内容や募集要項だけでなく、現場社員のインタビューや職場の雰囲気が伝わる写真・動画を豊富に盛り込み、学生が入社後のイメージを具体的に描けるコンテンツを作り込むことが求められます。あわせて、採用に関わるメンバーのアカウント追加やオファー送信時の基本テンプレート作成など、運用開始に向けた土台をこの段階でしっかり整えておくことが重要です。
4. 学生検索・オファー送信
準備が整ったら、ダイレクトリクルーティングの核心である学生検索とオファー送信に着手しましょう。事前に定めたターゲット像に基づき、学部学科・自己PRのキーワード・適性検査の結果などの検索軸を組み合わせ、自社にマッチしそうな学生をリストアップしていきます。
気になる学生を見つけたら、プロフィールをしっかり読み込んだうえで「あなたの〇〇という経験に魅力を感じました」「当社の〇〇という業務で強みを発揮できると感じました」という、個別化されたメッセージを添えてオファーを送りましょう。定型文を一斉送信するだけでは学生の心には響かないため、特別感を演出した文面を丁寧に作成してください。
5. オファー承認後の選考・内定
学生がオファーを承認すると、システム上でメッセージのやり取りが可能になります。ダイレクトリクルーティングでは、いきなり一次面接へ進むよりも、まずカジュアル面談を挟むことが推奨されます。オファー承認の時点では学生がまだ自社のことを深く知らないケースが多いため、相互理解を深めて志望度を高めるプロセスが欠かせません。
カジュアル面談で関係性を構築したうえで、適性検査や正式な面接へと誘導します。選考中もこまめにフォロー連絡を入れ、学生の疑問や不安を丁寧に解消していくことが、最終的な内定承諾へとつながります。オファー送信後も一貫した丁寧なコミュニケーションを継続することが、内定辞退を防ぐうえでも非常に重要です。
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dodaキャンパスで成果を出すための運用のコツ5選

dodaキャンパスは優れたデータベースと機能を備えていますが、導入しただけで自動的に優秀な学生が採用できるわけではありません。プラットフォームの特性を理解し、戦略的かつ継続的な運用を積み重ねることが成果の最大化につながります。
ここでは、オファー返信率と内定承諾率を高めるための具体的な運用ノウハウを5つのポイントに絞って解説します。
自社の活躍人材を分析してターゲット像を明確にする
ダイレクトリクルーティングで最も陥りがちな失敗が「高学歴でリーダー経験のある」など、一般的に優秀と評価されやすい学生にばかりオファーを送り続けるパターンです。成果を出すためには、まず「自社で本当に活躍できる人材の要件」を言語化する作業が必要です。
具体的には、社内で現在活躍している若手社員やモデルになりえる社員に社員を分析し、共通する行動特性・価値観・学生時代の経験を抽出します。「地味な作業でもコツコツ継続できる粘り強さ」や「周囲と協調しながらプロジェクトを推進する調整力」といった具体的な要素を洗い出すことで、入社後のミスマッチが少なく自社のカルチャーにフィットする学生をピンポイントで探し出せるようになります。
学生の年次に合わせてオファー内容を変える
dodaキャンパスの強みである全学年へのアプローチ機能を最大限に活かすには、相手の学年や就活フェーズに応じてオファーの内容と訴求ポイントを柔軟に切り替えることが不可欠です。年次別のオファー戦略の考え方は、以下のとおりです。
| 対象学年 | 就活フェーズ | 効果的なオファー内容 |
|---|---|---|
| 大学1・2年生 | キャリア形成初期 | 業界研究ワークショップ・自己分析セミナーの案内 |
| 大学3年生(春〜夏) | 就活意識が芽生える時期 | カジュアルな座談会・長期インターンシップの招待 |
| 大学3年生(秋〜冬) | 就活本格化 | 早期選考ルート・事業部長との1on1面談の提示 |
| 大学4年生 | 選考・内定期 | 入社後のキャリアパスや待遇の具体的な提示 |
就活に関する意識・マインドは学年によって異なるため、時期にあわせ「学生自身の成長に役立つ接点」としてアプローチすることが承諾率向上の重要な考え方です。学年ごとに訴求軸を変えるだけで、オファーの承諾率は大きく変わります。
「検討中」機能を活用してオファー承認率を上げる
dodaキャンパスには、企業側が気になる学生をあらかじめ「検討中」としてリストアップしておける機能があります。企業が学生を「検討中」に追加すると、学生側に通知が届き、学生はその企業情報を確認したうえで「オファーリクエスト」(オファーを送ってほしいという意思表示)を送れる仕組みです。
自社に対して関心を示している学生は、すでにウォームな状態にあるため、「企業ページをご覧いただきありがとうございます」という一言を添えてオファーを送るだけで、通常よりも格段に高い確率で承認を得られるでしょう。闇雲にオファーを送り続けるのではなく、学生が発するシグナルを見逃さずに優先的にアプローチする習慣を持つことが、限られたリソースを有効活用する運用の要点です。
オファー分析機能でPDCAを回す
ダイレクトリクルーティングは、感覚に頼った運用を続けるだけでは成果が伸び悩みます。dodaキャンパスには、送信したオファーの開封率や承認率などを詳細に確認できるアナリティクス機能が備わっており、データに基づいた改善サイクルを回すことが可能です。
開封率が低い場合はオファーの件名に課題がある可能性があり、開封されているのに承認されない場合は本文の内容や企業ページの魅力に問題があると判断できます。「どの曜日・時間帯に送ると返信率が高いか」「文系と理系でメッセージの響き方に差があるか」といった仮説を立て、次回の送信に反映させる継続的なチューニングが採用力強化の最短ルートとなります。
リソース不足の場合はスカウト代行・採用代行を検討する
dodaキャンパスを導入したものの「日々の業務が忙しく学生を検索する時間が取れない」「オファー文面を一人ひとり考える余裕がない」というリソース不足の壁にぶつかる企業は少なくありません。無理に自社内だけで完結させようとせず、スカウト代行や採用代行(RPO)サービスの活用を積極的に検討しましょう。
プロの代行業者にターゲット要件に基づくリストアップやオファー文面の作成・送信業務をアウトソーシングすることで、社内の採用担当者はカジュアル面談でのアトラクト(魅力付け)や選考戦略の立案といったコア業務に集中できます。
外注費を払ってでも採用目標を達成した方が、トータルの費用対効果が高くなるケースは非常に多く、リソース不足を理由にシステムを放置する最悪の事態を防ぐ有効な手段です。
dodaキャンパスの利用に向いている企業

ダイレクトリクルーティングは万能の採用手法ではなく、企業の採用課題や求める人物像、社内体制によって向き・不向きがあります。dodaキャンパスの特性を正しく理解したうえで導入を判断することが、投資対効果を最大化する前提条件です。
ここでは、dodaキャンパスを活用することで大きな成果を上げやすい企業の特徴を3つの観点から解説します。
早期から優秀な学生にアプローチしたい企業
新卒採用市場において、地頭が良く自己分析がしっかりできている学生は、大学3年生の夏頃にはすでにインターンシップを通じて志望業界を絞り込んでいるでしょう。秋から冬にかけて早期内定を獲得し、就活を終えてしまうケースも年々増えています。
大手ナビサイトが就活解禁となる大学3年生の3月から採用活動をスタートする従来のスケジュールでは、優秀な学生との接点を持てないまま採用シーズンが終わるかもしれません。
dodaキャンパスは低学年を含む幅広い学年の学生が登録しているため「他社に先駆けていち早く優秀な学生との関係性を築きたい」「時間をかけて自社のファンになってもらい、確実に入社へとつなげたい」と考える企業にとって非常に強力な武器となります。
知名度が低く待ちの採用では応募が集まりにくい企業
BtoB事業を主とする企業や地方に本社を置く企業は学生からの認知度が低く、ナビサイトに掲載しても十分なエントリーが集まらないという悩みを抱えがちです。ナビサイトは学生が自発的に応募するプル型の手法であるため、知名度のない企業は構造的に不利な立場に置かれます。
dodaキャンパスのようなプッシュ型のダイレクトリクルーティングであれば、知名度の差を埋められます。企業側から「あなたのプロフィールを読んで、当社の業務にぴったりだと感じました」と直接アプローチできるため、企業名ではなく「仕事の内容」や「自分を評価してくれた事実」に興味を持ち、面談に応じてくれます。
採用体制やノウハウが整っていない場合の注意点
dodaキャンパスには、専任カスタマーサクセスによるサポート体制が整っています。しかし、最終的にオファー文面を工夫し、学生と面談を行い、内定までフォローアップするのは企業側の採用担当者です。以下のような状態で導入すると、宝の持ち腐れになるリスクがある点に注意が必要です。
- 採用担当者が他業務と完全に兼任で、採用活動に割ける時間が捻出しにくい
- 現場社員が面接や座談会への協力に消極的で、選考体制が整っていない
- 自社の魅力を言語化できておらず、学生に何をアピールすべきかが不明確
上記に当てはまる企業が導入効果を高めるためには、事前に「ダイレクトリクルーティングに本気で取り組む」という社内のコンセンサスを形成することが重要です。専任担当者をアサインする、あるいはプロジェクト化して複数名で分業するなど、運用体制をしっかり構築しましょう。また必要に応じて外部の採用代行(RPO)を併用することで、安定した運用が可能になります。新卒採用は長期にわたるので、体制構築に一定の投資をする視点も大事になってきます。
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新卒採用をご支援した導入事例集
まるごと人事で新卒採用をご支援した企業の、導入前の課題や導入後の効果がまとめてご覧いただけます!
dodaキャンパスの利用に向いていない企業

dodaキャンパスは強力な採用ツールですが、企業の採用戦略や目標によっては費用対効果が見合わなかったり、運用が立ち行かなくなったりするケースもあります。導入前に自社が以下の特徴に当てはまらないかを確認しておくことが、無駄なコストを防ぐうえで重要です。
ここでは、dodaキャンパスの特性と逆行する「利用に向いていない企業」の特徴を3つの観点から解説します。
大量採用を低コストかつ効率的に行いたい企業
「毎年特定の職種で数十名から100名以上の新卒採用を、できるだけ手間をかけずに進めたい」という企業には、ダイレクトリクルーティングは適していません。ダイレクトリクルーティングの基本は学生一人ひとりのプロフィールを読み込み、個別最適化されたオファーを送る工数のかかる手法です。
数十名の内定を出すためには数千通のオファーを手作業で送り、膨大な人数のカジュアル面談をこなす必要があり、採用担当者のリソースがパンクしてしまいます。大量採用を効率よく進めたい場合は、大手ナビサイトで一気に母集団を形成し、説明会から適性検査・グループ面接へとある程度の型を作って選考を進める方が、圧倒的に効率的です。
採用担当者のリソースが全く確保できない企業
dodaキャンパスで成果を出すためには、運用を継続するための時間と労力が不可欠です。「社長や役員が片手間で採用を担っている」「人事担当者が労務・総務も兼任しており、新卒採用に使える時間が1日30分もない」といった、リソースが極端に不足している企業には向いていません。
- ターゲット選定
- オファー文面の作成・見直し
- 返信対応
- 日程調整
- カジュアル面談の実施
上記のように、ダイレクトリクルーティングは待ちの採用よりも初期段階での工数が大幅に増えます。リソースが確保できないまま導入しても、ログインすらしない期間が続き、高い定額料金だけを支払い続ける事態になりかねません。リソースを確保できない企業は、面接以外の工程を委ねることができる新卒紹介サービス(エージェント)を活用する方が現実的な選択肢です。
ナビサイトでの母集団形成だけで採用目標を達成できている企業
自社が有名企業または人気業界に属しており、毎年大手ナビサイトへの掲載だけで求める要件を満たした学生からのエントリーが十分に集まり、採用目標を問題なく達成できている企業であれば、dodaキャンパスをわざわざ導入する必要性は低いといえます。現在の採用手法が自社にとっての最適解として機能しているためです。
ただし、人気企業であっても「AIやデータサイエンスに特化した理系学生だけはナビサイトで集まらない」といった特定ターゲットに絞った課題を抱えるケースが近年増えています。採用目標全体は達成できていても、特定の職種や専門性を持つ学生に限定してdodaキャンパスをピンポイントで併用するという活用方法は非常に有効です。
まとめ

2026年の新卒採用市場では、少子化による学生数の減少と採用活動の早期化が同時進行しており、企業側から積極的にアプローチするダイレクトリクルーティングの重要性はかつてないほど高まっています。
dodaキャンパスは、ベネッセとパーソルキャリアの強みを融合させた国内最大級のデータベースと、大学1・2年生への早期アプローチ機能、そして独自のキャリア教育による意欲の高い学生の集客力を兼ね備えた、他社にはない優位性を持つサービスです。
ただし、自社のターゲットを明確にし、学生の年次に合わせた魅力的なオファーを届け、データに基づいて継続的に改善し続ける運用努力が成果を左右する点は変わりません。
採用活動にリソース不足を感じている場合は、採用代行サービスの活用も有力な選択肢の一つです。「まるごと人事」では、スカウト文面の作成・送信から候補者対応・選考管理まで、採用業務を幅広く代行しています。
年間10万通以上のスカウト送信実績と180以上の採用媒体の運用ノウハウを持つプロチームが伴走するため、社内の採用担当者はコア業務に集中できます。dodaキャンパスの導入と並行して採用体制の強化を検討している企業は、ぜひ一度相談してみてください。
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