採用お役立ち情報

2023.09.12 更新日:2025.05.07
この記事の監修者:矢上 真季

この記事の監修者:矢上 真季

ATS(採用管理システム)はベンチャー企業にもおすすめ!メリットや選び方を解説

「応募が来てもタイムリーに対応ができていない」「人員が不足しており採用活動を拡大できない」このような採用課題を抱えているなら、ATS(採用管理システム)の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

本記事では、ATSとは何か、導入するメリットやタイミング、選び方について解説します。

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ATS(採用管理システム)とは?

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ATSとは、Applicant Tracking Systemの略称で、日本語では「採用管理システム」と呼ばれています。

その名のとおり、採用に関する業務を一元的に管理できるシステムのことです。

ATSを導入することで、採用活動にあてる資金や人員が少ないベンチャー企業でも、より効果的な採用活動が行えるようになります。

  • 求人票作成
  • 応募者情報の管理
  • 選考情報の管理
  • 求人媒体との連携
  • 応募者とのやりとり
  • 自社の採用サイトの作成
  • 各媒体の採用プロセスの可視化

ベンチャー企業がATS(採用管理システム)を導入するメリット

"MERIT" Alphabet Letter Cube

ATSを導入することで、採用活動にあてる資金や人員が少ないベンチャー企業でも、より効果的な採用活動が行えるようになります。具体的にどのようなメリットが得られるのか、詳しく見てみましょう。

業務効率がアップする

ATSで採用業務を一元管理することで、採用状況の全体像および応募者ごとの状況を容易に把握できるようになります。

採用担当者がやるべきことが明確になり、採用業務をスムーズかつ正確に進められるようになるでしょう。

また、社内での情報共有や、応募者や人材紹介会社などの外部の人への連絡もすべてシステム上で行えるため、伝達ミスや漏れが生じにくくなり、情報共有ややりとりにかかる時間と手間も削減できます。

コストを削減できる

ATSを導入することで、採用業務の無駄を効率化し時間を削減できるので、採用コストの削減にもつながります。

また、ATSのなかには自社の採用サイトを作成できる機能が備わっているものもあります。

これを利用すれば、求人媒体に頼らず採用活動を行えるようになり、求人広告費を抑えられるというメリットもあります。

採用力強化につながる

ATSを導入することで、求人媒体ごとの応募状況や選考結果をシステム上でまとめて管理できます。これらのデータをもとに分析をすることで、効率的な採用手法にたどり着くことができるようになります。

それ以外にも、採用コストの分析や、面接官の評価傾向を可視化できるシステムもあります。

このような機能を活用して採用課題を明らかにすることで、より効果的な採用活動が行えるようになるでしょう。

ATSを活用することでより良い採用活動を設計・実行できるようになるため、採用力の向上も期待できます。

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ベンチャー企業がATS(採用管理システム)を導入すべきタイミングは?

Business person working at a venture company

ATSを導入するか迷っている、またはどのタイミングで導入すればいいのかわからないと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次のいずれかに当てはまるなら、ATSの導入をおすすめします。

採用の拡大を検討している

採用予定人数や採用経路を増やせば、応募者も増えるため、採用担当者の業務負荷も大きくなります。

その分採用業務にあたる人員を増やせれば良いですが、社員数が少ないベンチャー企業は、難しい場合が多いでしょう。

ATSを導入すれば、採用経路にかかわらず応募者をシステム上で一元管理できるため、人的リソースが限られたベンチャー企業でも、社員の負担を抑えながら採用を拡大することができます。

また、ATSのなかには、自社の採用サイトの作成やリファラル採用に活用できる機能が付いたシステムもありますので、従来の採用活動に加えて新しい試みに挑戦したいという企業にもおすすめです。

採用業務が追いついていない

採用の拡大を検討していなくても、現状で採用業務が追いついていないという場合には、ATSの導入を検討することをおすすめします。

採用担当者の業務負荷が大きすぎると、応募者を十分フォローできずに優秀な人材を逃してしまうかもしれません。

ATSを導入して採用業務を可視化することで、こなすべきタスクとそれぞれの進捗状況を把握しやすくなり、業務をスムーズかつ正確に進められるようになるでしょう。

一般的には、選考中の候補者が30名を超えたら、ツールを入れるべきであるといわれています。

ATS(採用管理システム)の選び方

Business concepts, increasing checking marks

ATSを導入することを決めたら、次はシステムの選定です。次の3つのポイントを意識して、自社に合ったシステムを選びましょう。

採用活動の規模や目的に合っているか

採用人数が少ない、または採用経路が1、2つしかないという場合は、ATSを導入するとコストだけがかかってしまう可能性があります。

また、一口にATSといっても、システムによって搭載されている機能はさまざまです。

自社の採用活動に合わないシステムを導入しても、機能を使いこなせなかったり、逆に業務効率が悪くなってしまったりすることもあるでしょう。

ATSを導入する際は、まず導入の目的を明確にして、それを達成できるシステムを選ぶことが重要です。

操作しやすいか・使い勝手が良いか

ATSは、機能だけでなく操作性の高さも重要です。採用活動は採用担当者だけで行うものではないので、現場の社員も含め、かかわる人すべてにとって操作しやすいか、使い勝手が良いかという点を重視してください。

無料トライアルを使ってみたり、管理画面のデモを見せてもらったりして、操作性を確認してから導入を決めるようにしましょう。

自社で使っているシステムと連携できるか

導入を検討しているATSが、どのようなツールやサービスと連携できるかも確認しておきましょう。自社がすでに利用している求人媒体や外部ツールなどと連携できなければ、求人サイトの情報をATSに入力するというような二度手間が発生することになり、逆に採用業務効率が低下してしまいます。

ここまで、ATSを選ぶ際の3つのポイントを紹介しましたが、「複数のシステムを比較する余裕がない」「いくつかに絞り込めたが、どれが自社に最適かわからない」ということもあるでしょう。

採用に関するお悩みは、ぜひ「まるごと人事」にご相談ください。ATSの導入はもちろん、採用活動全般をお手伝いさせていただきます。

参考記事:

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ベンチャー企業におすすめのATS(採用管理システム)3選

HR, human resource management and team-up concept

最後に、ベンチャー企業におすすめのATSを紹介します。

HERP Hire(ハープハイアー)

HERP Hireは、株式会社HERPが提供する、現場社員を巻き込んだ採用手法「スクラム採用」をサポートするシステムです。

約30の求人媒体からの情報を自動で登録することができるほか、SlackやChatworkといったチャットツールとも連携できます。

応募状況を確認しながら社内メンバーとディスカッションできる「タイムライン」機能も備わっており、フィードバックや情報の共有もスムーズに行うことができます。

公式サイト:https://lp.herp.cloud/

HRMOS(ハーモス)採用

HRMOS採用は、株式会社ビズリーチが提供するシステムで、即戦力が欲しい企業におすすめの中途版と、新卒採用管理に特化した新卒版とがあります。

採用経路ごとの選考通過率や辞退数、辞退・内定理由などさまざまなデータが得られるため、採用業務の効率化だけでなく、採用活動の分析や改善まで行うことができます。

また、2017年にはグッドデザイン賞も受賞しており、使いやすさも魅力の一つです。

公式サイト(中途版):https://hrmos.co/

SONAR(ソナー)

SONARは、Thinkings株式会社が提供する、新卒・中途採用を一元管理できるシステムです。

SONARには、応募者へのあらゆる連絡を自動で行ってくれる機能が備わっています。

オペレーション業務にかかる時間と手間を大幅に削減できるだけでなく、対応の遅れや連絡ミスの防止にもつながります。

料金は、管理する応募者の人数と利用期間によって変わり、短期利用も可能です(最短1ヵ月~)。無料トライアルもあります。

公式サイト:https://sonar-ats.jp/

ATS(採用管理システム)を導入して採用力を高めよう

Business and technology concept. Communication network. Software as a service. IoT (Internet of Things). ICT (Information Communication Technology).

ATSを導入すれば、採用活動に関する業務をシステム上で一元管理できます。

採用活動にあてる資金や人員が限られているベンチャー企業でも、効果的な採用活動を効率よく進められるようになるでしょう。

しかし、ただ導入するだけで業務効率化や採用活動の改善につながるというわけではありません。

ATSを導入する目的を明確にして、自社に合ったシステムを選ぶことが重要です。

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この記事の監修者:矢上 真季
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マルゴト株式会社まるごと人事事業部 ゼネラルマネージャー

新卒でニトリ、2社目でLINEに入社し、リクルーター兼採用広報専任者として従事。マルゴトには2020年に入社。マネージャーとして複数のITスタートアップ・ベンチャーの採用を支援。
「まるごと人事」のゼネラルマネージャーと採用広報・ピッチ資料制作を代行するサービスの責任者を兼任。自社の採用マネージャーとしても従事。

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