お役立ち情報
バックオフィス代行には経理や人事・労務などをアウトソーシングできます。企業の売り上げを支えるバックオフィス業務を外注することで、経営などの他の業務に専念できるため、「生産性を上げたい」と考える企業からの需要は年々伸びています。
本記事では、バックオフィス代行とは何か、依頼できる業務例や、依頼するメリット・デメリット、おすすめのバックオフィス代行サービス10選について紹介します。
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目次
バックオフィス代行サービスとは
バックオフィス代行サービスとは、自社の経理や人事労務などバックオフィス業務を代行してもらえるサービスです。
バックオフィス業務の中でも社内の人材にしか務まらない経営や企画、人事評価に関わる業務以外の業務を依頼することができます。特にベンチャーやスタートアップや中小企業では専任のバックオフィス担当を安定的に確保することが難しい場合も多く、そのような企業からの需要が伸びているサービスとなります。
バックオフィス代行サービスに依頼できる業務の例
バックオフィス代行サービスに依頼できる代表的な業務の例を紹介します。サービスによって対応可能な業務は異なるため、依頼する際には必ず事前に確認しましょう。
経理業務
- 記帳処理
- 支払経費・売り上げ管理
- 請求書管理
- 月次決算
- 振込準備
日常的な伝票処理をはじめ、振込準備、月次決算・年次決算の決算業務や予算実績管理表の作成などの依頼が可能です。
人事・労務業務
- 従業員管理
- 入退社管理
- 勤怠管理
- 給与計算
- 年末調整
- 各種証明書の作成
入退社で発生する従業員情報の登録作業や案内、従業員の遅刻や早退、欠勤などの勤務状況を管理。また、残業時間や年次有給休暇の取得状況管理などもまとめて依頼することが可能です。
バックオフィスフロー構築サポート・リサーチ業務・その他
- 営業事務、資料作成
- 身上変更届等の社内フロー構築
- システム導入サポート
経理実務、人事労務実務の他、各種システム導入のセットアップなどのサポート、社内フローの整備や構築、営業事務等の事務作業から資料作成などを依頼することが可能です。
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バックオフィス代行サービスのメリット・デメリット
バックオフィス代行サービスを利用するメリット・デメリットを以下にまとめました。
メリット |
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デメリット |
|
バックオフィス代行サービスに依頼する大きなメリットは、専門性のあるメンバーが揃っている代行業社に依頼することで、専門性を持ったメンバーに安定的に業務を進められる点です。ベンチャー・スタートアップや中小企業などでは、業務が属人化しやすく、バックオフィス担当の急な退職などで会社全体の動きがストップしてしまうリスクを回避できます。
またツール導入やフロー構築もお願いできるサービスを選べば、業務を効率化することにも繋がり、その分だけ他の業務に集中しやすくなります。バックオフィス系のツールは日々新しいツールや新しい機能が追加されており、1つのツール導入によって大幅に会社全体の業務が効率化することも多いです。
一方で、自社の社員ではないため、社内にノウハウが残らないといった点や、バックオフィス業務では重要な情報に触れる機会も多いため情報管理が甘いサービスやフリーランスに近い事業者では情報漏洩のリスクなどのデメリットもあります。
バックオフィス代行サービスの種類
バックオフィス代行サービスは、専門特化型とアシスタント型の大きく2つに分かれます。
- 専門特化型:人事・労務・経理など、各業務を専門で対応する。
- アシスタント型:総務・人事・経理など、複数のバックオフィス業務を横断して支援する。
専門特化型 | アシスタント型 | |
メリット | ・専門性のあるスタッフに対応してもらえる場合が多い ・決まった業務だけでなく、業務フローの設計や改善、システム導入なども対応してもらえる | ・複数のバックオフィス業務を横断して支援してもらえる ・状況に応じて、依頼する業務を変更できる ・費用が安価な場合が多い |
デメリット | 経理から労務など、柔軟な業務の変更は難しい | ・マニュアルなどをもとに決まったフローで遂行することがメインになる |
専門特化型のサービスは、専門性のあるスタッフが業務フロー設計や改善、システム導入支援なども対応してもらえるサービスが多いです。そのため、リソースを補いながらバックオフィス業務の基盤を作りたい、業務改善していきたいという場合に適しています。
アシスタント型のサービスは複数のバックオフィス業務をマニュアルに沿って遂行してもらえるため、すでに業務フローが決まっている業務を依頼する場合に適しています。
それぞれの種類によってメリット・デメリットがありますので、自社の状況に合ったサービスを選ぶことが大切です。
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おすすめのバックオフィス代行サービス10選
バックオフィス業務を依頼できるサービスのなかから、おすすめのサービスを10個紹介します。
専門特化型サービス
まるごと労務・まるごと経理(マルゴト株式会社)
月額45万円〜バックオフィス業務を幅広く依頼できるサービスです。
まだバックオフィス専任の担当者がいない企業の支援や、急な担当者の退職など社内のバックオフィス担当の代わりとして、設計から実務まで伴走支援が可能です。相談しながら進めたい場合や、決算の仕組みや勤怠管理の仕組み作りがまだできていない企業におすすめです。
定期的なMTGでの改善提案も行っているので、会社のバックオフィス機能の成長に必要なフローの構築・見直しやツール導入の支援も行っています。
また1ヶ月単位で契約可能なため必要な時に、必要な業務を依頼できます。
▼詳しくはこちら
https://marugotoinc.jp/roumu/
- 口コミ
制度づくりや業務フロー構築から協力いただき、DX化の提案まで。我々が実現したいことを汲み取って能動的に動いてくれるのがありがたいです。(医療業界ベンチャー企業)
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労務・経理を仕組みづくりから実務まで代行!
急な担当者の退職など社内のバックオフィス担当の代わりとして、設計から実務まで伴走支援します
CASTERBIZ accounting、CASTERBIZ HR(株式会社キャスター)
月22.5万円(6ヶ月プラン)からの利用が可能なサービスです。※「CASTERBIZ accounting」は要問い合わせ。バックオフィス部門の新規立ち上げから、大企業の業務アウトソーシングまで、経理・労務のプロが対応します。
▼詳しくはこちら
https://accounting.cast-er.com/
- 口コミ
「クラウド会計導入」と「経理部門体制の安定化」を支援いただきました。CASTER BIZ accountingのサポートなくしては実現しなかったと思います。(HRテック企業)
Chatwork労務アシスタント・Chatwork経理アシスタント(株式会社kubellパートナー)
1か月47,000円~契約が可能で、労務アシスタントは従業員対応・給与計算・勤怠管理など、経理アシスタントは売掛管理・買掛管理・経費精算・年次処理・顧問税理士と連携などを依頼できます。契約期間が長くなるほど、1か月あたりの料金が安くなります。月に10時間から契約可能です。
▼詳しくはこちら
https://assistant.chatwork.com/labor/
https://assistant.chatwork.com/accounting/
- 口コミ
請求業務の効率アップに成功。紙ベースのバックオフィス業務のシステム化・自動化のために真摯に向き合って改善提案をしていただいています。(運送業)
Remoba労務・経理(株式会社Enigol )
クラウドサービスと労務・経理に精通したプロが御社の担当になります。クラウドサービスの活用により、業務の効率化・整理が進み、結果、会社全体として効率化につながります。退職、属人等業務上のリスクをなくしたり、業務効率化・リモートワークの促進、ビジネス・プロセスの可視化を叶えることができます。
▼詳しくはこちら
https://remoba.biz/hr
- 口コミ
ちょっとしたことでもすぐに頼むことができ、オンラインのみのつながりではあるものの「この人がいれば大丈夫!」という信頼関係を築けています。(マーケティング企業)
メリービズ バーチャル経理アシスタント(メリービズ株式会社)
必要な経理業務を必要な分だけ任せることができます。全ての経理業務について、かゆいところに手が届くカスタマイズができるのが強みです。経理業務の改善・効率化を進める、クラウド化やシステム導入のご支援も可能です。料金は、お客様の業務にあわせて変わります。
▼詳しくはこちら
https://merrybiz.jp/
- 口コミ
グループ全社の経理体制を再構築し、ほぼノータッチで業務が完結するように。経験豊富なメンバーが多く、業務スピードが格段にあがりました。(総合物流企業)
アシスタント型サービス
フジ子さん(BPOテクノロジー株式会社)
月20時間6.27万円からの利用が可能なオンラインアシスタントです。
メインアシスタントを通して業務ごとにチーム制でサポートするため、パソコンでできる業務なら幅広く依頼できます。対応可能な業務は経理や秘書、Webサイト運用などがあります。
▼詳しくはこちら
https://fujiko-san.com/
CASTERBIZ assistant(株式会社キャスター)
「CASTERBIZ assistant」月30時間14.52万円(6ヶ月プラン)からの利用が可能なオンラインアシスタントです。
アポイントの調整などの秘書業務、見積・請求書作成などの事務業務、応募者対応などの人事業務や経費精算などの経理業務を依頼できます。
▼詳しくはこちら
https://cast-er.com/
HELPYOU(株式会社ニット)
窓口の担当ディレクターがお客さまのご要望に合わせてアシスタントを集め、業務をサポートします。難しい筆記試験と面談をクリアした、500人の経験豊富なアシスタントを集めています。スキルはもちろん、仕事に対するマインドも教育しているため、安心して業務を任せられます。
▼詳しくはこちら
https://help-you.me/
なげっぱ(TEAMWORKS株式会社)
月々33,000円~、12時間という短い時間から利用できるオンラインアシスタントです。最短1ヶ月から利用が利用が可能で、月内に使用しきれなかった作業時間は契約期間内であれば永久に繰り越しができます。もし作業時間が超過してしまう場合は、月半ばでのプランアップも可能です。どの作業も一律金額で依頼できます。追加料金や別プランなどはありません。
▼詳しくはこちら
https://nageppa.jp/
Fammアシスタントオンライン(株式会社Timers)
月額40,000円から依頼可能で、お客様の日々の業務の悩みに対して、高スキルを持ったアシスタントの中から、ご希望の「業務」「コスト」「稼働時間」のヒアリングを行い、ニーズに合ったアシスタント、プランを紹介します。低価格・高品質でWebデザイン・動画編集のお仕事依頼も可能です。
▼詳しくはこちら
https://famm.us/ja/online-assistant
バックオフィス代行サービスを選ぶポイント
最後に、バックオフィス代行サービスを選ぶポイントを解説します。
対応可能な業務範囲を確認する
バックオフィス代行サービスを提供する企業によって、対応可能な業務範囲は異なります。まずは自社が委託したい業務範囲を洗い出して明確化し、依頼したい業務の対応が可能なサービスを選びましょう。
自社の状況も踏まえて、手が回っていない業務をアウトソースしたいのか、急に担当が辞めた場合など専門知識を持った人材がすぐに必要なのか?といった視点から検討してみましょう。
また、利用しているツールで特殊なものがないかや、既存の社内フローに取り込めそうかどうかも検討時に確認しておくことが重要です。
情報漏洩対策しているか?
バックオフィス代行サービスの導入検討の際には、情報漏洩のリスクに対してどのような対策を取っているのかも確認するようにしましょう。まるごと経理・まるごと労務のようにPマークの取得などの対策を取っている代行会社がおすすめです。
また、代行への委託に慣れていない場合には、新たに代行先への情報共有のルールの組み立てが必要になります。
その一方で、雇用しているバックオフィス人材の離職リスクや社内の人材に財務状況などを明かす必要性がなくなるため、社内での情報漏えいや着服、不正などのリスクを減らすことができます。
情報共有の方法や頻度を確認する
どれくらいの頻度でどのような方法で状況を共有してもらえるのか、共有フローとあわせて必ず依頼前に確認しておきましょう。
メールやチャットなど、テキストでの共有だけではなく、定期的なミーティングがあるとより安心です。
バックオフィス業務の安定が、事業の成長の基盤
バックオフィス業務は売り上げは作りませんが、事業の基盤となる重要な役割です。専門性も高く、適切な人材を安定的に確保することが重要です。
だからこそ、バックオフィス代行サービスを活用することで、バックオフィス担当者の業務負担を軽減し、他の重要な業務に注力できる環境を整えるのも一つの方法です。本記事を参考に、バックオフィス代行をうまく活用しましょう。
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