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2023.11.17 更新日:2024.10.16
この記事の監修者:矢上 真季

この記事の監修者:矢上 真季

「Wantedly」の使い方を紹介! ダイレクトリクルーティングにも強い媒体の特徴を解説

ダイレクトリクルーティングにおすすめのサービスの一つに、Wantedly(ウォンテッドリー)があります。ウォンテッドリー株式会社が運営する、「共感採用」の実現をサポートするサービスです。従来の求人サイトや転職サービスとは何が違うのか、Wantedlyの特徴や、効果的な使い方、料金などを紹介します。

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Wantedlyとは?

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Wantedly(ウォンテッドリー)は、企業と求職者をマッチングするプラットフォームサービスです。

昨今は「売り手市場」が続いており、従来のように応募を待つ手法だけでは、採用が難しくなってきています。さらに、時代とともに働く人の価値観も多様化しており、給与や福利厚生といった条件面だけでなく、「仕事の意義」を重視する求職者も増えています。Wantedlyは、求職者に向けて企業の「想い」を発信して、「共感」でマッチングするサービスです。スカウト機能を使って、求める人材にダイレクトにアプローチすることもできます。

求職者向けの公式サイトでは、Wantedlyは「シゴトのSNS」であると紹介されています。積極的に転職先を探している求職者だけでなく、40,000社以上の企業が導入していることもあり、仕事に関する情報を集めるためのメディアとして活用しているユーザーも多いようです。

ユーザー数は400万人。IT人材が豊富で、40歳以下のユーザーが7割以上を占めています(2024年5月時点)。

また、エンジニア界隈から広まったサービスなので、エンジニアのユーザーが全体の3割を占めています。

Wantedlyをおすすめする企業

  • 採用サイトとしても活用したい企業
  • ブログ感覚(SNS)で気軽に運用したい企業
  • 自社で働く従業員の様子を伝えたい企業
  • 理念や事業への「共感」を重視したい企業

関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/directrecruiting/

 

Wantedlyの特徴

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Wantedlyには、次のような特徴があります。

 

給与・雇用の条件は記載しない

Wantedlyは、企業の「想い」に対する「共感」でマッチングするサービスです。そのため、給与や雇用の条件の記載がNGとなっています。他のスカウトに比べて給与や雇用条件を押し出せないですが、企業の理念やお互いの共感が確認できた上で選考は進むのでミスマッチが少ないというメリットがあります。マッチ度が高い人材を採用できれば、スムーズに組織に馴染んで活躍されることが期待でき、本人もスキルや性格が合っていることで働きやすいはずです。

スタートアップやベンチャーは、どうしても条件面で大企業に負けてしまうことが多く、応募が集まりにくい傾向がありますが、「想い」で差別化するWantedlyなら、スタートアップやベンチャーでも、不利になることなく採用活動を進めることができるでしょう。

では、何を記載するのかというと、たとえば企業のミッション、仕事の内容、働いているメンバーの紹介などです。企業のトップページは、フォーマットに沿って写真と文章を挿入するだけで簡単に作成できます。自社の採用サイトとして活用するのもおすすめです。

 

募集の掲載は無制限

Wantedlyは、募集の公開本数に制限がありません。新卒採用・インターン、中途採用、副業採用まで、さまざまな職種、採用形態の募集を掲載することができます。こちらもフォーマットが用意されているので、初めて利用する方でも、簡単に企業の想いや魅力を求職者に伝えることができます。

 

「ストーリー」で企業の魅力を発信できる

「ストーリー」とは、Wantedlyに搭載されているブログ機能のことです。構成や内容も自由に作成できるので、企業の文化や職場の雰囲気など、募集文だけでは伝えられない情報を気軽に発信することができます。作成したストーリーをSNSで拡散したり、スカウトメールにリンクを貼り付けたりなど、採用広報ツールとして活用するのもおすすめです。

ストーリー機能を活用して企業のさまざまな情報を発信すれば、求職者の企業に対する理解度も上がります。求職者のファン化につなげられるだけでなく、入社後のミスマッチも起きにくくなるでしょう。

 

スカウトの返信率が高い

オプションですが、Wantedlyには、気になる求職者に直接メッセージを送信できる「ダイレクトスカウト」の機能があります。公式サイトによると、スカウト返信率は平均20%(2020年8月時点のプレミアムスカウト実績)。他の媒体と比較しても返信率が高く、スピーディーな採用を実現できるというのがWantedlyの特徴の一つです。

プランにもよりますが、連携しているSNSや「好きな言葉」「この先やってみたいこと」など、求職者の細かいプロフィールまで確認できるため、一人ひとり合わせたスカウトメールを作成できます。転職意欲、副業意欲の高さで、求職者を絞り込んで検索することも可能です。

Wantedlyでは、プロフィールに年齢や居住地を記載していない求職者も多いので、条件は絞りすぎないようにすることをおすすめします。

 

まずはカジュアル面談から

Wantedlyでは、まず気軽に相互理解を深める機会を大切にしており、求職者側のページには、企業側にカジュアル面談の希望を伝えられる「話を聞きに行きたい」というボタンがあります。このボタンを押すと、次は「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」の3つの選択肢が出てきます。求職者はこのなかからいずれかを選び、エントリーするという流れです。このような機能があるため、企業は求職者の自社に対する興味の度合いも把握することができます。

「話を聞きに行きたい」からのエントリーがあれば、速やかにカジュアル面談のセッティングをしましょう。

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Wantedlyの効果的な使い方

business woman doing desk work at office

ダイレクトリクルーティングにWantedlyを活用する際は、以下のポイントを意識してみてください。

基本項目の記載のポイント

  • 「何をやっているか」:事業内容に加え、具体的な導入例等があるとイメージが湧きやすい
  • 「なぜやるのか」:社会や時代背景にも触れながら、なぜ自社サービスやプロダクトが今の時代に必要なサービスなのかを説明。時代から求められている背景や「こういう未来を作りたい!」というストーリー
  • 「どうやっているのか」:会社のバリューだけでなく、具体的な社内の雰囲気や環境・制度に触れる(20代が多い/裁量が大きい/「●●」という名前の社内勉強会がある等)

 

新着募集を定期的に投稿する

求職者は、募集の検索結果の一覧を、「おすすめ」「新着」「人気」のカテゴリごとに並べ替えて閲覧することができます。

  • おすすめ……選択した職種、つながりがある人の属性などから、最適と思われる順に表示
  • 新着……新規公開された順に表示
  • 人気……PV数、応募数、応援数などの指標から算出されたスコア順に表示

それぞれ上記のようなアルゴリズムによって表示されます。当然、上位に表示される募集のほうが、求職者の目に留まりやすくなりますが、「おすすめ」と「人気」でいきなり上位に表示されることはなかなかありません。使い始めのころは新着募集を定期的に投稿し、まずは「新着」で上位を狙いましょう。

 

募集にはユニークなタイトルをつける

募集を多くの求職者に見てもらうために、タイトルも工夫してみましょう。

たとえば、まるごと人事の場合、人事職でもフルリモートで働けるという差別化ポイントがあります。しかし、先ほどお伝えしたように、Wantedlyは雇用の条件を記載することができません。そのようなワードをタイトルや文章のなかに入れるのもNGです。

そこで当社は、フルリモートというワードは使わずに、フルリモートであることがわかるタイトルをつけて、募集を出しました。たとえば、「北海道から石垣島まで!?」「好きな街に住みながら働く」などです。この結果、多くのPVを獲得し、ラインキング上位に表示させることができました。

 

社員に「応援」で協力してもらう

「応援」とは、公開した募集ページをSNSで拡散する機能です。多くの人に応援してもらうことで、Wantedlyのユーザー以外にも自社の情報を知ってもらうことができるため、エントリー数や応募数の増加が期待できます。また、応援が増えると、募集を「人気」順に並べ替えたときに上位に表示される確率も高まります。

募集ページを公開したら、まずは採用担当者が自ら応援し、さらに社員にも応援をお願いしてみましょう。こうすることで、上記のようなメリットが得られるだけでなく、社内の採用意識の醸成にもつながります。

 

トップページ広告オプションを利用してみる

オプションですが、Wantedly Visit PCの募集一覧ページ上部の広告枠に、募集を掲載してくれるサービスがあります。配信終了後には、メールで結果レポートも送ってくれます。PV数やエントリー数、ブックマーク数などを増やしたい場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

Wantedlyの料金形態

Asia, Yuan Symbol, Taiwanese Currency, Currency

Wantedlyは定額型のサービスです。成功報酬は発生しません。

プランは、「ライト」「スタンダード」「プレミアム」の3種類が用意されています。いずれも、契約期間中は募集掲載本数、応募者数に制限はなく、企業ページの編集や、募集、ストーリーの投稿も複数人で行うことができます。スタンダードとプレミアムには、ダイレクトスカウト機能も含まれています。

プランによって、料金はもちろん、管理画面に入れる人数や、スカウト送信数なども異なるので、まずはお問い合わせをしてみてください。

公式サイト:【採用担当者向け】 – Wantedly

 

ダイレクトリクルーティングにWantedlyを活用してみませんか?

Putting last jigsaw puzzle piece with red businessperson.

Wantedlyは、従来の求人サイトや転職サービスとはまったく異なるサービスです。自社で運用しなければなりませんが、企業のトップページや募集ページはフォーマットが用意されているので、初めて利用する方でも簡単に魅力的なページを作成できます。便利な機能や、オプションも豊富なので、採用ニーズに合わせてカスタマイズしてみてください。

そして、条件ではなく「共感」で採用するため、スタートアップベンチャーでも対等に勝負できるというのが、Wantedlyの大きな特徴です。ダイレクトリクルーティングを始めるなら、Wantedlyの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者:矢上 真季
この記事の監修者:矢上 真季

マルゴト株式会社まるごと人事事業部 ゼネラルマネージャー

新卒でニトリ、2社目でLINEに入社し、リクルーター兼採用広報専任者として従事。マルゴトには2020年に入社。マネージャーとして複数のITスタートアップ・ベンチャーの採用を支援。
「まるごと人事」のゼネラルマネージャーと採用広報・ピッチ資料制作を代行するサービスの責任者を兼任。自社の採用マネージャーとしても従事。

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