採用・労務・経理に関するお役立ち情報

2025.10.21 更新日:2025.10.31
この記事の監修者:今 啓亮

この記事の監修者:今 啓亮

【採用担当者向け】スタンバイとは|特徴・料金・掲載方法について解説

求人媒体を活用した採用活動では、チャネルごとの特性や掲載方式の違いを把握することが成果に直結します。中でも「スタンバイ」は、Yahoo! JAPANと連携した高い訴求力や柔軟な広告設計が可能な検索エンジン型求人サービスとして注目されています。

一方で、他媒体と異なる仕様や審査基準、無料掲載の制約など、導入前に理解しておくべきポイントも見逃せません。

本記事では、スタンバイの基本的な仕組みから、費用体系・掲載方法・成功事例に至るまで、採用実務に役立つ情報を体系的に整理しています。チャネル選定や運用改善の参考としてぜひご活用ください。

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目次

スタンバイとは

スタンバイとは

スタンバイは多様な求人情報を一括で検索したい採用担当者にとって、非常に有用なプラットフォームです。求人検索エンジンとしての特性や、他の求人メディアとの違いについて、順を追って解説します。

求人検索エンジンとしての位置づけ

スタンバイは、株式会社スタンバイが提供している国内最大級の求人検索エンジンです。

求人サイトや企業の採用ページ、ATSなどに掲載された情報を自動的に収集し、求職者にとって探しやすい形で提供しています。「アグリゲーションサイト」とも呼ばれる仕組みで、求人情報の集約力が高いのが特徴です。

運営母体は、ビジョナルグループとZホールディングスによる合弁企業で、信頼性と規模の両面で優位性を持っています。掲載求人数は1,000万件を超えており、多くの求職者に選ばれています。

利用者数・掲載求人数の規模感

スタンバイの利用者数は1,000万人と、非常に大規模であることがわかります。また、掲載されている求人件数は、国内トップクラスの常時1,000万件以上を維持しています。2024年1月時点では約1,034万件に達しており、全国の求人ニーズに応えるプラットフォームとして活用されているのです。

アプリランキングでも求人数1位に選ばれるなど、求職者の支持も集めているチャネルです。求職者から支持されているため採用活動における母集団形成がしやすく、多職種・多拠点での採用にも適しています。

Indeedや求人ボックス、従来型求人サイトとの違い

スタンバイは、求人ボックスやIndeedと同様に検索エンジン型の求人媒体に分類されますが、いくつかの違いがあります。スタンバイは直接投稿ができない代わりに、Yahoo! JAPANとの強力な連携により、高い流入効果が見込めます。

比較項目 スタンバイ Indeed 求人ボックス 従来型求人サイト
掲載方法 クローリング・データフィード クローリング・直接投稿 クローリング・直接投稿 掲載課金(期間固定)
クリック単価 20~30円~ 15円~ 25円~ 固定費(例:20万~/4週)
主な特徴 Yahoo!経由の高訴求力 世界最大級の利用者数 ユーザー検索補助に優れる 成果に関係なく高額費用が発生

従来型求人サイトのような掲載課金方式とは異なり、スタンバイはクリックされた場合にのみ課金が発生するため、コストの無駄を抑えた採用活動が可能です。

スタンバイの特徴と強み

スタンバイの特徴と強み

スタンバイは単なる求人検索エンジンにとどまらず、さまざまな強みを持ったサービスです。ここでは、スタンバイが他の求人媒体と差別化されているポイントを具体的に解説します。

Yahoo! JAPANとの連携による高い訴求力

スタンバイはYahoo! JAPANと連携しており、同サービスのホーム画面から直接アクセスできる構造になっています。Yahoo! JAPANは月間8,500万人以上が利用する国内最大級のポータルサイトであり、幅広い層へのリーチが可能です。

特に主婦やミドル層のユーザーが多いため、家庭と両立したい求職者へのアプローチにも強みがあります。検索連動型の表示だけでなく「Yahoo!しごとカタログ」と連携したメール配信によって、より確実に情報を届けられる点も魅力です。

豊富な求人掲載数と幅広い対応職種

スタンバイに掲載されている求人件数は常時1,000万件を超えており、正社員からパート・アルバイト・派遣・業務委託・ボランティアまであらゆる雇用形態に対応しています。職種も幅広く、全国の企業や団体が利用しているため、地域や業種を問わず活用可能です。

特に、複数拠点での採用や、異なる職種を一括で掲載したい場合にも適しており、効率的に母集団形成を進められます。

ユーザーに優しい検索機能と条件指定

スタンバイでは勤務地や職種といった基本的な項目に加え「週1からOK」「スキマ時間」「平日のみ」など、細かな条件での絞り込みが可能です。求職者が漠然としたニーズを持っている場合でも、自分に合った仕事を見つけやすくなっています。

また、サイト全体の構成がシンプルで、ページ遷移もスムーズなため、閲覧中の離脱率を抑えられます。応募までの導線が自然なので、コンバージョン率の向上も期待できるでしょう。

スマホ・PC別の柔軟な広告運用

スタンバイでは、スマートフォンとパソコンのそれぞれに対して、クリック単価や広告表示の強度を調整できます。若年層をターゲットにしたい場合はスマートフォン向けの単価を高めに設定することで、費用対効果を高められるでしょう。

アルバイト求人はスマホからの応募が多く、正社員はPCからじっくり探す傾向があります。デバイスごとの特性を踏まえて、最適な配分を実現できるのがスタンバイの魅力です。

無料掲載とリターゲティング広告による効率的な採用

スタンバイは、初期費用や掲載料金が無料で利用できる点が大きなメリットです。費用が発生するのは求人がクリックされたときのみであるため、無駄な支出を抑えつつ広告運用ができます。

また、設定した予算内で配信が完結する仕組みなので、コスト管理も容易です。さらに、求人ページを閲覧したユーザーに対して再度広告を表示できるリターゲティング広告にも対応しており、応募率の最大化につながります。

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スタンバイの掲載方法と導入フロー

スタンバイの掲載方法と導入フロー

スタンバイでの求人掲載は、企業の採用体制に応じて柔軟に選べる点が魅力です。自動掲載の仕組みや、管理システムとの連携によって、負担を抑えつつ効果的に運用できます。以下で、各方法と導入手順を詳しく解説します。

クローリングによる自動掲載

クローリングとは、スタンバイのシステムが企業の採用サイトを自動で巡回し、求人情報を取得して掲載する方法です。スタンバイに申請を行えば、特別な作業をせずに掲載される点がメリットといえます。

ただし、サイトの構造によっては情報が取得されないケースもあるため、事前の確認が欠かせません。また、掲載までに1〜2週間程度かかる場合があり、即時の反映には不向きです。

求人が複雑な構造に含まれていたり、robots.txtで制限されていたりする場合はクローリング対象外となります。

データフィード方式とメリット

データフィード方式は、XML形式で求人データを整えてスタンバイに提供する仕組みです。求人情報を細かくコントロールできるため、表示内容の自由度が高く、掲載順位の向上も期待できます。

複数拠点で大量の求人を同時に配信したい場合や、タイムリーな更新を重視したい企業に適した方法です。一方で、XMLの構造やデータ整備に一定の知識が求められるため、運用面ではやや手間がかかります。

データフィード方式の主な特徴
  • 求人の構成要素を柔軟に設定可能
  • 掲載順位が上がりやすい傾向あり
  • 情報の更新が迅速に反映される
  • 複数の求人を一括で管理できる
  • XML形式の知識が必要になる場合がある

採用管理システム(ATS)との連携

スタンバイは、ATS(採用管理システム)との連携により、よりスムーズな運用を実現できます。ATSを使って作成した求人情報は、スタンバイ側へ自動で連携されるため、別途掲載作業を行う必要がありません。

また、求人内容の更新も一括で反映でき、応募者の管理もシステム内で完結します。例えば「採用係長」では、最短2分で採用ページを作成し、スタンバイをはじめとした複数の求人検索エンジンへ一括掲載が可能です。

申し込みから掲載までの流れと必要期間

スタンバイへの掲載は、まず問合せから始まり、打ち合わせと運用シミュレーションを経て申し込みへ進みます。その後、求人連携の方式(クローリングまたはデータフィード)を決定し、管理アカウントの発行を経て掲載が開始されます。

申込から掲載までの期間は約3週間が目安となりますが、混雑状況や事前準備によって前後する可能性もあるでしょう。掲載開始のタイミングを逃さないためには、余裕を持ったスケジュールを確保することが重要です。

スタンバイの掲載料金と費用感

スタンバイの掲載料金と費用感

スタンバイでは、無料でも有料でも掲載が可能であり、柔軟な予算設計が行える仕組みが整っています。クリック課金型の料金体系や、代理店利用時の費用についても理解しておくことで、無駄のない採用活動が実現可能です。

無料掲載と有料掲載の違い

スタンバイの求人掲載には、無料と有料の2つの選択肢があります。

無料掲載では費用が一切かからないため、採用コストを抑えたい企業におすすめです。一方、有料掲載では「スポンサー枠」として検索結果の上部に表示され、視認性が大きく向上します。

表示順位に優位性を持てる分、応募数の増加も期待できます。ただし、有料掲載でも必ずしも成果が保証されるわけではないため、効果検証と継続的な最適化が重要です。

クリック課金型の仕組みと相場

スタンバイの料金体系は、クリック課金型です。求人情報が求職者にクリックされた際にのみ費用が発生し、掲載そのものには料金がかかりません。

クリック単価は自由に設定でき、20円から最大1,000円の範囲で調整可能です。実際の相場としては、以下のような価格帯が中心となっています。

区分 単価の目安
一般的な相場 60~100円程度
高需要職種 100~500円程度
最低設定額 20~30円程度
最大設定額 1,000円まで可

予算設定・支払い方法の詳細

スタンバイでは、1クリックあたりの上限金額だけでなく、1日の予算上限や月単位の上限額も柔軟に設定できます。急な予算オーバーの心配がなく、計画的な運用が可能になります。

設定した上限に達した場合は、それ以上の課金が行われない仕組みです。未使用の広告費は翌月に繰り越すことも可能で、無駄のない予算管理を実現します。支払い方法は銀行振込に限定されており、クレジットカード決済には対応していません。

代理店に依頼する場合の費用目安

スタンバイの広告運用を代理店に依頼する場合、広告費とは別に運用手数料が必要になります。一般的な手数料率は広告費の15〜30%で、運用実績のある代理店では20%程度に設定されているケースが多く見られます。

また、エリア別に費用感が異なることも押さえておくと良いでしょう。

代理店利用時の参考価格(税別)
  • 首都圏:195,000円〜(広告費+手数料含む)
  • 地方都市:156,000円〜(同上)

代理店に依頼することで、自社の運用負荷を軽減できるだけでなく、他媒体との連携による応募数の最大化も期待できます。初めて運用する企業や、リソースが限られている中小企業にとって有効な選択肢です。

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スタンバイ利用時の注意点と掲載基準

スタンバイ利用時の注意点と掲載基準

スタンバイを活用する際は、審査基準や掲載形式、広告運用に関する制約を理解しておくことが重要です。無理のない導入と成果の最大化を目指すためにも、注意点を事前に把握しておきましょう。

求人掲載に必要な審査項目

スタンバイに求人情報を掲載するには、運営側による審査を通過する必要があります。審査基準は非公開ですが、基本的な求人ルールを満たしていれば、問題なく通過できるケースが多いとされています。

差別的な表現やネットワークビジネスの内容、外部サイトへの誘導などは掲載できません。さらに、法改正の影響により、労働条件に関する6つの項目が必須となっている点にも注意が必要です。

主な掲載基準チェック項目
  • サイト内で応募が完結しているか
  • 求人詳細ページを会員登録なしで閲覧できるか
  • 公序良俗に反していないか(風俗関連の一部を除く)
  • 1求人原稿に対して1職種・1雇用形態・1勤務地の明記
  • 6項目(勤務時間・待遇・保険・受動喫煙対策など)の記載有無

無料掲載の課題と上位表示の難しさ

無料で掲載可能な点がスタンバイの魅力ですが、有料掲載に比べて表示順位が下位に固定されやすく、他社求人に埋もれる可能性があります。特に求人数が多いエリアや人気職種では、検索結果の中で目立たせることが難しくなるでしょう。

また、スタンバイ独自の表示アルゴリズムによって順位が決定されるため、対策を講じなければクリック数も伸びにくくなります。掲載後もこまめな更新やキーワード設計を行い、求人の鮮度を保つことが重要です。

採用サイトの有無と直接投稿不可の制約

スタンバイはIndeedや求人ボックスと異なり、求人情報を直接投稿する機能が提供されていません。掲載を行うためには、企業が自社で採用サイトや採用ページを持っていることが前提となります。

以前かつて提供されていた簡易投稿サービスはすでに終了しており、現時点で直接投稿は一切できない仕様です。したがって、採用サイトを持っていない企業は、掲載自体が難しくなるため、事前に採用サイトの整備が不可欠です。

効果的な運用に必要な広告運用知識

スタンバイで安定的な成果を上げるには、広告運用に関する一定の知識が求められます。管理画面ではクリック数や応募数を常時確認できるため、それらの数値をもとに入札単価や広告文の最適化を行う必要があります。

また、掲載順位は明示されていない独自のアルゴリズムによって決定されるため、地道な分析と改善が欠かせません。リソースが不足している企業にとっては、自社運用に限界を感じるケースもあり、運用代理店の活用が有効な選択肢となります。

スタンバイで応募数を増やす6つのポイント

スタンバイで応募数を増やす6つのポイント

スタンバイを活用して応募数を最大化するには、原稿作成や広告運用の工夫が不可欠です。ここでは、成果に直結する6つの具体的な対策を紹介します。

求人タイトル(職種欄)の工夫

求人タイトルは、検索結果に表示される最初の情報であり、応募者の関心を引く重要な要素です。職種や勤務地に加え、歓迎条件や魅力的な待遇を簡潔に記載することで、クリック率を高められます。

スタンバイでは、職種欄にメリット情報を盛り込むことが推奨されており、スマートフォンで見える文字数はおおよそ37文字以内が適切とされています。わかりやすく、直感的な表現を用い、専門用語の多用は避けるようにしましょう。

求人数を増やして露出を最大化

求人の掲載数を増やすことによって、検索結果に表示される機会が大幅に増加します。検索キーワードとの一致率が高まり、求職者の目に触れる可能性が広がるため、応募数にも良い影響を与えます。

ただし、スタンバイでは1求人あたり1職種・1雇用形態・1勤務地の原則があるため、掲載時には注意が必要です。大量募集の場合は、求人を細分化して別原稿として作成する方法が効果的です。

CPC調整による応募効率化

クリック単価(CPC)は、職種やエリア、デバイスごとに最適化することで、費用対効果を高められます。例えば、スマートフォンからの閲覧が多いアルバイト求人では、スマホ向けのCPCを高めに設定することで露出強化が期待できます。

スタンバイではPCとスマホそれぞれで単価を分けて調整できるため、ターゲット層に合わせた細かな戦略を実行可能です。運用中は常に効果測定を行い、状況に応じてCPCを見直すことが望まれます。

CPC調整の活用ポイント
  • アルバイト求人:スマホ単価を高めに設定
  • 正社員求人:PC閲覧が多いためPC単価を強化
  • 地域別に相場をリサーチし、最適な金額を算出
  • 代理店と連携し、数値改善のPDCAを回す

魅力的な仕事内容の表現方法

仕事内容の説明は、応募者が働くイメージを持てるよう具体性を持たせることが大切です。業務内容だけでなく、職場環境やチームの雰囲気、働き方の柔軟さなど、他社と差別化できる情報を積極的に記載することが効果的です。

採用ターゲットに合わせた言葉選びも重要で、例えば未経験歓迎であれば「明るく接客できる方を歓迎」など、応募者が共感しやすい内容を盛り込むと反応が得やすくなります。

定期的な更新とキーワード対策

スタンバイでは、求人情報の更新頻度が掲載順位に影響する可能性があるため、定期的な更新が不可欠です。更新により求人が新着扱いとなり、検索結果で目立ちやすくなります。

また、検索キーワードと求人内容の関連性を高めることも大切です。求職者が実際に検索する語句を原稿内に自然に組み込み、タイトルや本文に最適なキーワードを散りばめることで、検索結果での上位表示を狙いやすくなります。

競合求人の分析と差別化ポイント

同業他社の求人内容を分析することで、自社の求人の改善点や差別化できる強みが明確になります。特に、表示順位が近い競合求人との比較は重要です。

  • 給与
  • 待遇
  • 職場環境
  • 業務内容

上記のような求職者が比較しやすい要素に注目し、自社だけが提供できる価値を前面に打ち出しましょう。画像やPR文の見せ方を変えるだけでも、印象は大きく変わります。競合の強みを把握しつつ、明確な差別化戦略を構築することがポイントです。

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スタンバイの導入・運用成功事例3選

スタンバイの導入・運用成功事例

スタンバイは、企業規模や業種を問わず、効果的な活用事例が多数存在します。以下で、採用活動に成功した3つの具体的な導入事例を紹介します。

大手チェーン企業の採用効率改善例

ベビー用品専門店を展開する西松屋チェーンでは、年間100媒体以上を使った採用活動を行っていましたが、コストと採用効率に課題を抱えていました。自社採用ページの効果が高かったことから、スタンバイとの連携によって効率化を図りました。

Yahoo! JAPANとの親和性が高く、30〜40代のミドル層をメインターゲットに設定することで、希望通りの層からの応募を獲得しています。結果として、長期就業が期待できる人材の採用に成功しています。

中小企業での応募単価削減事例

アミューズメント業界における飲食店・ゲームセンターの正社員募集では、以前は20万円で6件の応募しか得られず、応募単価が33,000円を超えていました。スタンバイの導入により、4万円で8件の応募を集め、1件あたりの単価を約5,000円に削減できました。

さらに、倉庫スタッフや介護職の採用においても、他媒体と組み合わせることで月間応募数を20件以上増加させるなど、費用対効果の向上にもつながっています。

応募単価の比較(実例)
募集職種 以前の単価 スタンバイ導入後
飲食系正社員 約33,000円 約5,000円
介護職 非公開(導入前) 40%削減
倉庫スタッフ 月80件 → 月100件 応募数25%増加

特定層(主婦・有資格者など)へのアプローチ成功例

西松屋チェーンの成功事例では、主婦層を中心とする30〜40代の応募者の獲得に成功しています。また、保育人材を取り扱う派遣会社では、Indeed運用に加え、スタンバイを代理店経由で導入しました。

広告効果の高いエリア分析やキャンペーン設計の見直しにより、有資格者の応募が増加し、15件の応募から4名の採用につながっています。特に、医療・介護・保育・製造といった資格職での採用において、コスト削減と応募増加の両立を実現しています。

まとめ

まとめ

スタンバイは無料掲載や柔軟な広告設計が可能で、採用チャネルとして魅力的な選択肢です。しかし、掲載形式や運用方法の理解が不十分なままでは、思うような成果が得られないケースもあります。特に中小企業やリソースの限られた現場では、掲載後の運用や改善に時間を割くことが難しく、採用が長期化するリスクも高まります。

採用に関する課題に直面している場合は、採用実務の外部委託も検討しましょう。「まるごと人事」では、複数の媒体を活用しながら、採用戦略の設計から実務代行まで一気通貫で支援しています。ご興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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この記事の監修者:今 啓亮
この記事の監修者:今 啓亮

まるごと人事として570社以上の企業の採用支援
書籍『「本当にほしい人材」が集まる中途採用の定石』好評発売中

2015年に東京でマルゴト株式会社(旧社名:株式会社ビーグローバル)を創業。
スタートアップから大手企業まで幅広く採用関連のプロジェクトに携わった後、2017年に月額制の採用代行”まるごと人事”の提供を開始。
2021年にバックオフィス代行”まるごと管理部”(労務プラン・経理プラン)も開始。
「理想のサービスと理想の職場を同時実現する」を経営理念に掲げ、全員がフルリモートで働くユニークな組織運営を行う。
2022年に本社住所を東京から札幌に移転し、自身も関東から札幌に移住。

出演イメージ

2024年11月、ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」に
採用のプロフェッショナルとして出演。
> 出演した番組はこちら

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