導入事例

2024.11.20 更新日:2024.11.20
まるごと人事 編集部

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候補者体験を重視したスカウト運用で、媒体平均の2倍以上の返信率に!採用業務をクリエイティブにした、まるごと人事の支援とは?

写真:(左)川端様 (中央)斉藤様 (右)堀越様

「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」というビジョンを目指し、スキルマーケット「ココナラ」の運営・開発をしている株式会社ココナラ

同社には採用加速をきっかけに、2024年4月よりまるごと人事を導入いただいています。

今回は、同社の人事戦略部採用グループのグループマネージャー川端様、同じく採用グループの堀越様と斉藤様の3名に、まるごと人事導入の経緯や導入後の効果などを伺いました。

タスクベースではなく、ミッションベースで依頼したかったため、まるごと人事を導入

採用代行導入を検討した背景や、当時の採用課題を教えてください。

川端様:当時は、サービスの成長に伴い採用目標人数が増加し、採用目標を達成するためには、スピード感をもった選考と母集団拡大の両方が必要でした。しかし社内の採用チームのリソースが不足しており、候補者対応などで手一杯で、母集団形成のための新しいチャネルを増やす施策までは手が回りませんでした。

解決方法を探していたところ、知人に紹介されたのがまるごと人事だったんです。

当時、採用の業務委託も活用されていたとのことですが、業務委託の増員ではなく採用代行の導入を決められたのはなぜでしょうか?

川端様:業務委託の方々には一部のポジションの業務だけ、ピンポイントで依頼をしていました。そのため、「ビジネス職種全般を総合的にお願いする」といった依頼が難しいという課題がありました。

また業務委託の場合ですと、タスクベースで具体的に依頼をする必要があります。しかし、それだとこちらの工数もかかってしまうため、次はミッションベースで動ける採用代行サービスにお任せしたいと考えていました。

そこで、採用ノウハウがあり、ミッションをお伝えするだけでHowの部分は自発的に考えて動いてもらえそうなまるごと人事の導入を決めました。

スカウトにおける候補者体験の改善で、媒体平均の2倍以上の返信率に!

ご導入後のご支援内容を教えてください。

まるごと人事担当者:ご支援内容としては、スカウト対象者の選定から、スカウトの文面作成と改善、スカウト添付用の求人登録や、スカウトメール返信者への面談日程調整などを行いました。他にもスカウトに関する情報収集やデータ分析なども対応しました。

職種は、ココナラ様全体で20〜30職種ほど募集がある中、コーポレート部門とビジネス部門など10数職種をまるごと人事にお任せいただいています。

ご支援によって、どのような効果がありましたか?

川端様:スカウトでの候補者体験を改善していただいたことで、媒体平均の倍以上の高い返信率が出ています。

これまでは、どうしてもスカウト送信数を増やすために、候補者ごとにカスタマイズする運用が難しかったんです。そうなると受け取った側は、また同じようなメールが来たという印象になってしまいます。

しかしまるごと人事は、候補者それぞれに合わせて、「どのようなスカウトメールを受け取ったら興味をもってもらえるのか?」という点を重視して、常に改善点を提案してくれました。提案だけではなく、ABテストで違うパターンの文面を送って検証を重ね、成功パターンを作り上げてもらえました。

このように、スカウトの候補者体験の見直しや、色々なパターンでPDCAを回してもらえたことが、成果に繋がっていると感じています。

機械的になりやすいオペレーション業務を、まるごと人事がクリエイティブに変えてくれた

支援全体を通じて、評価いただいている点があれば教えてください。

川端様:何より、「パートナー」として仕事ができることがありがたいですね。

当社のバリューに「Beyond Borders」という言葉があるのですが、まさにまるごと人事は「採用代行」というborder(境界線)を超えて、ココナラと目線を合わせて同じ目標をともに追ってくれている感覚があります。我々のビジョンやミッションにも共感してもらったうえで、しっかり支えてもらえています。

同じ目標を見据えているので、定例ミーティングも毎回良い雰囲気というか、ミーティング後に、また次におもしろいチャレンジができそうだなとポジティブな気持ちになれるんですよね。それもただ数字報告をするのではなく、今後のアクションプランとセットで提案してくれます。 そのため、先程のスカウトのABテストなど新たな施策にも取り組んでもらえて、チーム全体でもチャレンジしていこうという雰囲気が生まれています。

まるごと人事側で迷っている点があれば相談してくれますし、当社からもご相談して定例ミーティングで一緒に考えて……というやりとりが、もはやワンチームだと感じます。

他の採用代行と比較して、違いを感じる点はありますか?

堀越様:これまでお話を伺った採用支援サービスでは、自社のフレームワークや勝ちパターンがあって、その枠組みに沿った支援や提案を受けるケースが多かったです。その点まるごと人事は、フレームワークや型に当てはめるのではなく、当社のニーズや方向性を理解したうえで、そこに向かうための最適解を提案しながら伴走してくれている感覚があります。そこに大きな違いを感じますね。

斉藤様:そうですね。我々の意向を汲んだうえで、一つひとつ一緒に作り上げてくれていると感じます。

川端様:今はもはや、画一化された勝ちパターンやオペレーションで採用成功できる時代ではないと思っています。他社と同じことをしていたら、知名度や採用予算のある企業に採用で勝つことはできません。

なので我々は、「他社ができないような体験づくり」を採用方針に掲げています。「他社ができないような体験づくり」は型化されていないものなので、まるごと人事のように話し合いながら作り上げてくれる採用代行が一番合っていると感じます。

例えば、まるごと人事が作成してくれた文面でスカウトメールを送ったところ、候補者から「ここまで自分のことを見てくれたうえでスカウトを送ってくださって、とてもうれしいです」というお礼メールが来たことがありました。経営会議でもそれが話題に挙がり、ざわつきましたね。まるごと人事と当社で意見交換しながら作り上げたものが、確実に候補者の心を動かしたんだと感動しました。

このように、ともすれば機械的になりがちなオペレーションを、我々と試行錯誤や提案を重ねながら、わくわくするクリエイティブなものに変えてくれたのがまるごと人事です。

今までにない体験ができるマーケットプレイスを構築し、ココナラ経済圏を確立させる

今後に向けて、事業や組織の展望をお聞かせください。

川端様:事業の展望としては、法人・個人問わずユーザーがプロフェッショナルに直接依頼する際に、あらゆる形でサービスを提供できるプラットフォーム「ココナラ経済圏」を確立させていくことです。

事業面での大きな特徴は、「ココナラスキルマーケット」というマーケットプレイス事業が主体である点です。ここを軸にして、あらゆるニーズをもった立場の異なる方々が集まってくるので、そのすべてを我々の力で叶えたいと思っています。ココナラに来れば今までにない体験ができるよ、と。

今後は、新規事業としてラーニングやリスキリング領域も展開していく予定です。ココナラの提供するラーニングサービスで、初心者の方もスキルや経験を身に付けて、ココナラスキルマーケットなどのマーケットプレイスに参入できるのが理想ですね。

堀越様:ココナラでラーニングやリスキリングをしたユーザーが、今度は獲得したスキルを他のユーザーに教える。そうすることで、新たにスキルを学ぶ喜びや、スキルが誰かの役に立つやりがいを感じられる循環をココナラで作っていきたいです。

採用面では、新しい体験やサービスを作り出すためのアイデア出しなど、ココナラのマーケットプレイスをもっと盛り上げてくれる仲間を増やしていきたいですね。

今後、まるごと人事に期待することをお聞かせください。

川端様:今のココナラの採用手法だからこそ、開拓できる採用市場もあると思っています。例えば、一見ココナラと異なりそうな志向性の候補者の方にも、「あなたのこのスキルが、ココナラのこのポジションで活躍できるかもしれません。一度お話ししてみませんか?」のように提案してくれるので、採用する人材の可能性を広げてくれていると感じます。

今後もっと幅広く、さまざまな採用市場から採用したいので、我々ももっと柔軟に採用に向き合う必要があります。従来の型にはめず、今採用市場にいる人たちの状況を想像しながら開拓していく。それらの部分は、引き続きまるごと人事に伴走いただけるとうれしいですね。

まるごと人事をご検討されている企業様に向けてメッセージをお願いいたします。

堀越様:採用業務を外注するというよりは、同じ目標に向かって外部パートナーに伴走してもらいたい企業におすすめしたいですね。 たとえば「候補者体験を向上したい」「ハイクラス採用を成功させたい」といったミッションベースで、アイディア出しをしてほしい、パートナーとして柔軟に支援してほしいという思いのある企業には、相性が良いと思います。

斉藤様:そうですね。タスクベースで一部の業務だけ依頼するよりは、そもそも自社が抱えている採用課題や方向性などからまるごと人事に相談するのがおすすめです。まずは基盤をすり合わせて目標を共有することで、まるごと人事はさらに良きパートナーとなってくれると思います。

(インタビュー実施日:2024年10月17日)

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