お役立ち情報
企業が人材に直接アプローチを行う「ダイレクトリクルーティング」は、転職活動を行ってはいないものの「良い出会いがあれば転職したい」と考えている転職潜在層にもアプローチができるといったメリットがあり、多くの企業に注目されています。
今回は、クチコミを活用したダイレクトリクルーティングサービスである「OpenWorkリクルーティング」の特徴や使い方、メリット、注意点をそれぞれ紹介します。
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目次
OpenWorkリクルーティングとは
OpenWorkリクルーティングとは、オープンワーク株式会社が提供する採用支援サービスです。
同社は、企業のクチコミサイト「OpenWork」を運営しており、実際に働いたことのある社員のクチコミを多数掲載しています。2024年4月現在、1600万件の年収・社員口コミがOpenWorkに蓄積されており、クチコミ数は国内最大級です。
OpenWorkリクルーティングは、OpenWorkに登録している人材に対して、企業が直接アプローチできるダイレクトリクルーティングサービスです。
実際に転職活動を始める前から、企業のクチコミをチェックし始める人は多いため、転職潜在層のユーザー接点を持つことができる点が大きな強みです。
関連記事:https://marugotoinc.jp/blog/directrecruiting/
OpenWorkリクルーティングの特徴
OpenWorkリクルーティングの特徴を解説します。
累計527万人のユーザーが登録
OpenWorkには、累計527万人のユーザーが登録しています(2023年12月時点)。新卒・中途問わず幅広いユーザーが登録しているため、企業は幅広い転職潜在層・顕在層にアプローチすることができます。
※スカウト送付は、Web履歴書を登録しているユーザーが対象です。
20代〜30代のユーザーが多い
OpenWorkの登録ユーザーは、7割が20代〜30代であり、年収500万円以上の人材が過半数を占めています。就活生の半数にあたる約24万人の学生が毎年登録しており、東京大学やその他国公立大学、慶應義塾大学や早稲田大学をはじめとしたGMARCH以上の大学の学生が過半数以上を占めているのも特徴です。
転職潜在層にアプローチできる
本格的に転職活動・就職活動を始める前から、企業のリサーチにOpenWorkを活用するユーザーも多いため、OpenWorkリクルーティングでは、転職潜在層へのアプローチが可能になります。
積極的な転職活動は行っていないものの、「良い機会があれば転職したい」と考えている転職潜在層にも直接アプローチできることで、採用の間口が広がります。
企業の口コミ評価に応じたシステム
OpenWorkに投稿された社員クチコミや評価スコアを分析することで、採用力の強化に繋げることができます。例えば、評価スコアをもとにスカウトメッセージの訴求内容を考えたり、自社に不足しているポイントを補うようなアプローチを検討したりできるでしょう。
ポジティブなクチコミが多いほど、スカウトへの返信を獲得しやすくなる傾向にあります。
スカウト通数は口コミに応じて変動する
OpenWorkリクルーティングは、口コミの評価が高い企業をより優遇するシステムとなっています。月末に口コミ評価を元に翌月に付与されるスカウト通数が決まります。
また、口コミの評価スコアは応募やスカウトへの返信にも関わってくるため、OpenWorkリクルーティングで採用成功を目指す場合にはクチコミの評価スコアの向上に注力しなければなりません。
初期費用、月額利用料は無料
OpenWorkリクルーティングでは、初期費用、月額利用料は0円です。また、会社紹介の掲載、求人掲載、応募者管理、スカウト送信などの機能も無料で使えます。
求職者の採用が決定した場合のみ、成功報酬として以下の成功報酬が発生します。
新卒採用の場合 | 中途採用の場合 |
40万円/1人 | 80万円/1人 |
導入時のコストを抑えられるため、サービスを導入しやすいでしょう。
なお、無料アカウント登録を行うことで、実際に候補者を検索することができるため、導入を検討している段階で活用してみましょう。
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OpenWorkリクルーティングを利用するメリット
企業が採用活動でOpenWorkリクルーティングを利用するメリットを解説します。
導入コストを抑えられる
前項でも紹介した通り、OpenWorkリクルーティングでは求人票の作成、スカウト送信などの機能を無料で使用でき、採用に繋がった場合のみ成果報酬が発生します。
初期費用をかけずに導入できるため、サービスの導入コストを抑えられるのは企業にとってのメリットです。
良いクチコミが多ければ採用チャンスが高まる
知名度が低い企業でも、OpenWorkに投稿されたクチコミにポジティブなものが多いと、自社への興味を持ってもらえます。また、評価スコアが高いほどスカウト送信件数の上限が増えるため、より多くの人材へのアプローチが可能となります。
ユーザーの動向がわかる
OpenWorkでは、自社ページに訪れたユーザーについて多くの情報を確認できます。
- 性別や年齢といったユーザーの属性
- 学歴や職歴
- 他に興味を持っている企業(フォローしている企業)
- 自社ページ閲覧数
特に、他に興味を持っている企業を閲覧できるサービスは珍しく、自社とよく比較されている企業の情報収集などに役立てられます。
採用力向上に期待できる
自社の口コミはもちろん、他社の口コミとも比較しながら、自社の強みと弱みを洗い出し、打ち出していくことができます。
また、社員の本音を知ることで社内の改善にも役立てることができ、本質的な課題解決の一助となるでしょう。口コミ評価の向上に取り組み、社内外にアピールすることで、採用力や定着率の向上に繋げることも可能です。
入社後のミスマッチの防止に繋がる
求職者の約75%がクチコミサイトを利用しており、応募前に企業のクチコミを確認するケースが増えています。企業のクチコミをもとに、求職者はリアルな企業の姿を知ることができるため、入社後のミスマッチの防止に繋がります。
OpenWorkリクルーティングの使い方
OpenWorkリクルーティングでは、下記のような流れで採用を進めていきます。
- 企業アカウントの登録
- 求人票の登録
- 求職者の検索・スカウト送信
- 面談・面接
- 採用の決定
ここでは、OpenWorkリクルーティングの効果的な使い方を解説します。
自社ページの訪問ユーザーの属性を分析する
OpenWorkリクルーティングでは、自社ページに訪問した求職者の現職種、(学生の場合は)大学名、他にどのような企業のページを見ているのか、などのデータを確認できます。訪問者ユーザーのデータから、「自社がどのような層に興味を持たれているのか」「自社の求める人物像にマッチした層へ、アプローチが届いているのか」などを分析することで、訴求内容の改善に繋げられます。
「応募リクエスト」を活用する
OpenWorkリクルーティングには「応募リクエスト」と呼ばれる、企業の求める条件と求職者の登録情報とがマッチした場合に、自動で求人案内を求職者へ送るシステムがあります。
通常、スカウト送付は、Web履歴書を登録しているユーザーが対象となりますが、応募リクエストは、WEB履歴書を作成していないユーザーへも送信できるため、自社の求める人材の要件を設定しておくことで、より多くの求職者へのアプローチが可能になります。多くの求職者から候補を選定したい場合には、積極的に活用するとよいでしょう。
求人情報は常に最新にしておく
企業ページ内に掲載している自社の求人票は、常に最新の情報に更新しておきましょう。ページの「更新日時」は求職者も確認できるため、更新日時が古いと求職者へ不安感を与えてしまいます。また、面談の際に「求人票に掲載されていた内容と、伝えられた内容が違う」などといったトラブルを防止するためにも、求人票の情報は常に最新にしておくことが望ましいでしょう。
企業ページにはスライドや動画を活用する
企業ページには、文字以外にスライドや動画を掲載できます。例えば、企業紹介用のオリジナル動画を制作したり、自社の雰囲気をイメージできるようなスライドを載せたりすることで、より多くの情報を求職者へ訴求できます。自社の特徴が求職者に伝わるように、動画や音声で訴求できるコンテンツを掲載しておくことで、興味を持たれやすくなるでしょう。
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OpenWorkリクルーティングを利用する際の注意点
OpenWorkリクルーティングを利用する際の注意点を解説します。
ネガティブなクチコミは採用活動に悪影響を及ぼす可能性がある
自社に対するネガティブなクチコミが多数あると、採用活動に悪影響を及ぼす可能性があります。給与や労働環境などの面でマイナスなクチコミがあると、応募しようと思っていた人材が、応募をためらってしまう原因にもなるでしょう。また、求職者へのスカウト送信数も制限されてしまいます。
企業側は、基本的にクチコミをコントロールできません。明らかにガイドラインに違反している内容を除いてマイナスな口コミを削除することはできないため、企業は、常に社内環境のチェックや改善に取り組み、従業員が働きがいを持てる環境を作ることが大切です。
スカウト送信数に上限がある
OpenWorkリクルーティングでは、スカウトを送付できる通数が月間150通までと決まっています。自社の求める人材を採用するためには、多くの候補者の中からアプローチする人材を絞り、スカウトメールでアプローチしていかなければなりませんが、スカウト送信数に上限がある点には気を付けましょう。
OpenWorkでは、スカウトの通数の追加購入やオプションの追加等はないため、決められた通数の中でPDCAを回す必要があります。
緊急度の高い採用に不向き
OpenWorkリクルーティングには、口コミを閲覧したいだけで登録した転職意欲が高くない会員が多くいます。そのため継続的に掲載、アプローチを行い、ユーザーの転職意欲を高めるか、転職意欲が高まったタイミングで目に止めてもらう必要があります。
スカウトでのアプローチの際には、ユーザーが登録している転職希望時期を確認し、自社の採用計画に合った活用方法を検討しましょう。
転職潜在層にも強いOpenWorkリクルーティング!
OpenWorkリクルーティングは、社員のクチコミサイト「OpenWork」に蓄積されたデータと連動したダイレクトリクルーティングサービスです。自社のクチコミを活用したブランディングに取り組むことで、大手企業と比べて知名度の低い企業でも、多くの人材に魅力を伝えることが可能になります。初期導入コストを抑えつつも、採用後のミスマッチ防止に効果的なサービスとなっており、ダイレクトリクルーティングの導入を検討している企業にもおすすめです。
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