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ネガティブなイメージが強い介護業界。介護への興味関心をひき、志望度をあげるには動画コンテンツを用いた採用活動が効果的です。
実際にどのような動画が求職者にとって魅力的にうつるのか、おすすめの採用動画はどれか、疑問に思う採用担当者の方もいるのではないでしょうか。
特に、人材が不足している事業所は採用戦略の立て直しが必要であり、求職者へのアピールが必要です。
本記事では、介護業界で採用動画がなぜおすすめなのか深掘りしつつ、実際におすすめできる動画を7社紹介します。
実際に、制作した動画の活用例についても解説するので参考してください。

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介護の採用で動画がおすすめな理由
採用において動画がおすすめな理由は、文章や画像よりも行動喚起がしやすいからです。介護業界に対してネガティブなイメージを抱いている人は、実際に職場に見学に行ったりコンタクトをとるような行動には至らないでしょう。
言葉では伝わりにくい実際の介護の場面でも、動画なら求職者もイメージしやすいのが利点です。次で詳しくみていきましょう。
職場の雰囲気がわかりやすい
動画なら職場の雰囲気が伝わりやすく介護に対するネガティブなイメージをポジティブに変えられやすいといえます。
介護サービス業のネガティブイメージに多いのが「精神的にきつい」「離職率が高い」であり、実際の離職理由では人間関係での問題が1番多いことがわかっています。
参考:https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000359997.pdf
人間関係においては、良好なコミュニケーションが行われているのを理解してもらうために以下の内容を動画で伝えると効果的です。
- 申し送りの雰囲気
- 他職種との連携の様子
- 利用者に関わっている場面
他にも介護の仕事は「大変」と思う求職者が多いため、大変な仕事でも一緒に働く仲間と協力し合いながらやりがいある職業だ、ということを思ってもらえる動画づくりをしましょう。
インタビュー形式だと共感が得られやすい
実際に働く職員のインタビューの様子を動画でみてもらうことで、信憑性が高まります。
例えば、下記のパターンに分けインタビュー動画をとるといいでしょう。
- 新卒採用者
- 中途採用者
- 育児休暇から復帰したスタッフ
- 利用者
介護業界の勤続年数は20代が最も少なく、また介護職を辞めた理由に多いのが「妊娠・出産・育児」です。介護系以外の学生は、一般企業へ就職したいと思う人が多いため、なぜ介護業界への就職を決めたのかは気になるポイントでしょう。
育児休暇を経て介護職に就いた人には、妊娠中はどのように働いていたのかや、育児との両立をどのようにしているかについて話が聞けると参考になります。
一人ひとりにスポットを当てると、より共感性が高まるでしょう。
介護業界でおすすめの採用動画7選
ここでは実際に7社の採用動画を紹介します。1社ずつ採用活動において効果的な理由について解説するので、自社の動画制作の参考にしてください。
株式会社ミレニアム 介護事業所みっれ
「株式会社ミレニアム 介護事業所みっれ」のおすすめポイントは、フレキシブルな働き方を実現できる点についてスタッフへインタビューしている点です。
週5日で働く方と、週1日で働ける点が魅力に感じた方の2名の職員にインタビューを行っています。
また、柔軟な働き方だけでなく、研修制度が整っていることから未経験でも介護度の高い高齢者への関わりが行えているといった内容も求職者へのアピールになるでしょう。自社のyoutubeチャンネルでは介護のスキルについてレクチャーする動画コンテンツもあります。
「自分にもできるのか」と不安に思う未経験の方に刺さりやすい内容といえます。
日本福祉サービス株式会社
「日本福祉サービス株式会社」は採用ページに多くの動画コンテンツを導入し、代表取締役が徹底的に企業理念を伝えている点がおすすめできます。
現場に入る管理職が特徴的で、若い世代の責任者が多く存在します。介護業界自体の問題と常に向き合い、取り組んでいる姿がよくわかります。
実際には「25歳の施設長」の1日密着動画が話題であり、内定者のイベントの様子も見ることができる点も魅力的です。
従業員同士や利用者との関わりの様子からも、職場の風通しの良さが伝わります。
株式会社ニチイ学館
「株式会社ニチイ学館」は、ある高校生が介護に興味をもち仕事に着くまでのストーリーを一つの映像にし、多くの学生から支持されやすい内容がおすすめできます。
ストーリー動画は、45万人以上の視聴数で人気です。他にも採用担当者が採用について説明している動画もあり、求職者が理解しやすい配慮がされています。
インタビュー動画も豊富で、中でも子育て中の介護職員の働き方は多くの方が参考になるといえます。
株式会社ソラスト
「株式会社ソラスト」は企業公式ページのファーストビューで目指す介護像を動画で示しています。
介護理念だけでなく、老若男女、国籍問わずさまざまな職員が働いている様子も映し出しています。
IT導入により、介護のネガティブなイメージである「身体的な負担が大きい」についても軽減できる構成になっています。
元気グループ
「元気グループ」は利用者が出演する動画コンテンツが豊富です。利用者の生き生きした姿を見せることで、働く職員も楽しく介護に携われるのではと思わせる効果があるでしょう。
他にも、介護スタッフ一人に焦点をあてドキュメンタリーのような見せ方をしています。ドキュメンタリーは現実をうつすため、スタッフの苦悩や葛藤、喜びなどリアルに届けることでより感情に訴えかける効果があります。
スタッフ・利用者の双方のリアルを見せることがおすすめポイントといえます。
株式会社ビジョナリー
「株式会社ビジョナリー」は、「日本一マッチョが多い介護の会社」として知名度をあげており、仕事の様子はもちろん筋トレや自社のボディコンテストの様子をエンタメ動画として見せています。
自社の強みを最大限にアピールし、youtubeチャンネルも採用サイトも一見介護業界とは思えないスタイリッシュなビジュアルで若い世代を惹きつけます。
実際に「マッチョ介護士」効果で前年度よりも求人応募を25%増加させた実績もあるため、若手世代の人材を集めたい事業所は参考にし自社に置き換えてみるといいでしょう。
新卒採用の効果的な戦略については以下の記事を参考にしてください。
SOMPOケア株式会社
「SOMPOケア株式会社」は採用サイトのファーストビューが動画で作られています。動画では、いきいきと働く姿だけでなく、プライベートでの充実さも同時に映し出すことで、働く従業員の心身の健康についても責任を持つといった思いが見受けられます。
介護の仕事に就いても仕事の忙しさや心の余裕のなさから自分のことは後回しにしがちですが、動画を見ることで「ここで働くと充実した楽しい日々が送れるかもしれない」と思わせる効果が期待できます。
働くことのメリットだけでなく、ベネフィットまで伝えることで心が動き、志望度を高めるのに効果的です。

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介護職の動画|採用での活用例
介護業界の採用で動画コンテンツを活用するには、採用ターゲットを明確にした上で、以下の流れで制作するとよいでしょう。
- 動画を見た人にどうなってほしいか、どのような行動を起こしてほしいかを明確にする
- どこで使用するか決める
- 自社で制作するか、動画制作を依頼するか決める
ここでは、それぞれ活用すべき理由と動画制作時のポイントを解説します。
以下の記事では、採用動画の作成の際のポイントについて解説しているので参考にしてください。
説明会
会社説明会で動画を活用する際は、まず動画を見てもらいましょう。動画によって印象付けができ、記憶に残りやすいため効果的といえます。
動画の内容は、職場の雰囲気やスタッフ間の仲の良さが伝わる内容に重点をおくといいでしょう。採用動画と言われると、代表取締役や施設長の話から始まるケースも多いですが、説明会においては不向きです。
まずは自社の自慢とするアピールポイントを映像で伝え、求職者の心をつかむコンテンツ内容にしましょう。
採用サイトへの掲載
自社の採用ページでは、ファーストビューを画像やテキストではなく短い動画にするといいでしょう。
実際に自分が働いている姿をイメージしやすいよう、利用者との関わっている様子を切り取って掲載するのもおすすめです。動画の最後には職員が「一緒に働くことを楽しみにしている」といった一言を添えましょう。
youtubeリンクなどSNSへつなぎ興味を持ってもらえれば、他の動画も見られブランディング強化やファン化にもつながります。
SNS
近年、就活の情報収集元がSNSである割合が増えています。ショート動画を活用し、気軽に閲覧でき共感が得られやすいようなコンテンツを制作しましょう。
SNSで発信する際は、シリーズ化してファンを増やす戦略が効果的です。
例えば、以下のようなコンテンツ内容が興味をひきやすいといえます。
- スタッフの1日密着
- 利用者との一コマ
- イベントの様子
スタッフの1日密着であれば、一度の動画で1日全てを伝えず何回かに分けて投稿することで次につながります。
SNSで動画が目に留まれば、介護への志望度がなかった人にも興味づけができ母集団形成にも有効でしょう。
介護の採用なら動画で魅力を伝え共感を得ると効果的
介護業界で働くイメージをポジティブに捉えてもらい、「自分にもできるかもしれない」と思えると志望度は上がります。とはいえ、そうはいっても「体力的にきついでのではないか」「スタッフ間や利用者とうまくコミュニケーションを図れるだろうか」と不安に思い、踏み出せない求職者もいるのが現状です。
このような悩みを払拭するのが動画コンテンツといえます。実際の仕事の様子や、従業員へのインタビューでありのままを伝えることが共感を呼ぶでしょう。
しかし、リソースや採用にかけられるコストによっては、どの場面で動画コンテンツを導入するか迷うケースもあるでしょう。
「まるごと人事」なら、最適な採用手法を選択し、必要なコンテンツ制作においてもお力になります。これまで560社以上の採用を成功させた実績もあるため、安心してご依頼いただけます。
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以下の記事では、主にリソースが割けない採用担当者の方に向けて「採用業務で委託できる内容」について解説していますので参考にしてください。

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