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2025.09.19 更新日:2025.09.19
この記事の監修者:今 啓亮

この記事の監修者:今 啓亮

ジョブメドレー特徴まとめ|採用担当者が知っておくべきメリット・デメリットと活用のコツ

医療・介護・保育・美容の各分野では、人材不足が深刻化し続けており、採用活動は年々難易度を増しています。求人を出しても応募が集まりにくく、採用コストの増加や内定までの長期化に悩む企業も多い状況です。採用担当者に求められるのは、幅広い求職者に効率的にアプローチし、限られた予算で成果を上げる戦略的な運用です。

ジョブメドレーは、医療・介護・保育・美容領域に特化した国内最大級の求人サービスとして、多数の企業に利用されています。本記事ではジョブメドレーの特徴機能メリット・デメリット効果を高める運用方法について解説します。

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目次

ジョブメドレーの特徴4選

ジョブメドレーの特徴4選

ジョブメドレーは、医療・介護・保育・美容分野に特化した国内最大級の求人サイトとして、多くの企業に利用されています。以下4つの特徴を把握しておくことで、採用活動の成功に近づけるでしょう。

  • 医療・介護・保育・美容に特化した国内最大級求人サイト
  • 会員数200万人超・掲載事業所数36万以上という規模感
  • 成果報酬型初期費用・月額費用0円の料金体系
  • 直接応募型で迅速に採用が進む仕組み

医療・介護・保育・美容に特化した国内最大級求人サイト

ジョブメドレーは株式会社メドレーが運営する専門性の高い求人サイトで、医師・看護師・介護職・保育士・歯科衛生士・理学療法士・美容師など幅広い57職種を網羅しています。医療や福祉の現場経験を持つスタッフも多く在籍しているため、求人情報やサポート内容は業界特有の実態に即したものとなっています。

求職者のニーズに沿った募集を行いやすくなり、応募者とのミスマッチを防ぎやすい点が強みです。専門職に特化しているからこそ、効果的な採用活動が可能になります。

会員数200万人超・掲載事業所数36万以上という圧倒的な規模感

登録者数は2024年4月時点で205万人を突破しており、毎月平均3万人以上の新規求職者が登録しています。特に医療・介護業界では最大級であり、求める条件に合った人材と接点を持ちやすい環境が整っています。

さらに、登録している事業所数は36万を超え、全国の病院や介護施設など幅広い企業が利用しているのも特徴です。公開求人件数も47万件を超えており、多様な選択肢から自社に合う候補者を見つけるチャンスが豊富です。

成果報酬型で初期費用・月額費用0円という料金体系

成果報酬型のため、掲載開始に初期投資を求められず、採用成立時だけ費用が発生します。固定費を抱えずに募集を継続でき、無駄な支出を避けやすい仕組みです。掲載期間は無制限で、公開を長期に維持しても費用は発生しません。

  • 求人掲載は0円で採用決定時のみ課金
  • 最低成果報酬は4万円からで職種や雇用形態により変動
  • 掲載期間は無制限で長期の母集団形成にも対応
  • 不採用時に支払いは発生しない

定額の固定費が発生しないため、応募状況を見極めながら職種別に投下予算を調整しやすい設計です。採用まで時間を要するケースでも、掲載継続に追加コストがかからず、タイミングを逃さず候補者と接点を維持できます。

直接応募型でスピーディーに採用が進む仕組み

ジョブメドレーでは、応募者からのエントリー情報が企業に直接届く仕組みを採用しています。仲介を挟まず、応募の瞬間から採用担当者が求職者とやり取りできるため、書類確認や面接設定を迅速に進められます。

他の求人サービスと比べても格段にスピード感があり、採用までのリードタイムを短縮することが可能です。人材不足が深刻な業界において、採用のスピードは非常に重要な要素です。素早い対応によって応募者を逃さず、自社に必要な人材を確保できる点が強みとなっています。

ジョブメドレーの主な機能

ジョブメドレーの主な機能

ジョブメドレーには、採用活動を効率化するための多様な機能が備わっています。次に紹介する3つの機能を理解しておくことで、より効果的に活用できるでしょう。

  • 毎月200通までのスカウトメール送信
  • AIによる求人原稿作成と採用管理機能
  • 求職者の活動状況を可視化する仕組み

無料で毎月200通までのスカウトメール送信が可能

ジョブメドレーでは登録している求職者のプロフィールを条件で絞り込み、適合する人材に対して直接スカウトメールを送信できます。毎月200通まで費用がかからずに利用でき、効率的に母集団を広げられる点が特徴です。

公式データによると200通の送信で約9.4件の応募が期待でき、通常応募よりも内定率が約1.7倍高い傾向が報告されています。待ちの採用にとどまらず、積極的に人材へアプローチできる体制を整えられ、結果として採用スピードや精度の向上につながります。

AIによる求人原稿作成や採用管理機能の提供

求人票作成を支援するAI機能が導入されており、業界特性や職種ごとのニーズに合わせた文章を自動で生成可能です。法律やガイドラインに準拠した表現を自動で検証するシステムも備わっているため、安心して求人を公開できます。

さらに、採用管理機能では応募者情報や書類選考の進捗を一元管理でき、対応漏れや選考遅延を防ぎやすい環境が整えられます。AIと管理システムを組み合わせることで、人的リソースを削減しながら魅力的な求人発信と効率的な選考運用を同時に実現可能です。

求職者の活動状況をリアルタイムで把握できる仕組み

採用管理画面を通じて、登録した求職者の動きをリアルタイムに確認できます。例えば、求人を閲覧した求職者の反応や、お気に入り登録が入った段階で通知が届く仕組みが用意されています。

応募後の選考進捗も同じ画面で管理でき、やり取りのスピードを落とさずに対応できる点が強みです。

  • 登録直後の求職者を把握して即時アプローチ可能
  • 求人への関心度を通知で確認でき、優先度を見極めやすい
  • 応募から面接設定までの流れを一元管理

人材獲得におけるタイミングを逃さず、迅速な対応を支援する体制が整っています。

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ジョブメドレーのメリット4選

ジョブメドレーのメリット4選

ジョブメドレーを利用することで、採用担当者は幅広い人材へのアプローチやコスト削減など多くの利点を得られます。以下で4つの主要メリットを示し、それぞれのポイントを整理していきます。

  • 多数の求職者にリーチできるため採用成功率が高い
  • 採用コストを抑えやすく低予算で利用可能
  • スカウト機能を活用して能動的にアプローチ可能
  • 返金保証制度により安心して導入できる

多数の求職者にリーチできるため採用成功率が高い

ジョブメドレーには205万人以上の登録者と約50万件の公開求人があり、医療・介護・保育・美容分野において最大規模を誇ります。多彩な候補者に接触できるため、求める条件に近い人材に出会う機会が豊富です。

選択肢が広がることで、企業側は自社に適した人物を見つけやすくなり、採用成功率を高められます。大規模なデータベースを背景に、採用活動を効率よく進められる点は大きな魅力です。競合が多い職種でも、十分な母集団を確保できる環境が整っています。

採用コストを抑えやすく低予算で利用できる

掲載費用や月額費用が一切不要で、採用が成立した場合にのみ費用が発生する仕組みです。成果報酬は最低4万円からと業界の中でも低価格であり、費用対効果の面で優れています。

採用活動にかかるコストを抑えたい法人や施設にとって、予算を大幅に削減できるのは大きなメリットです。浮いたコストを福利厚生や教育投資に回すことで、従業員満足度や組織強化にもつなげられます。

低予算でも効果的な採用活動を実現できる点は、経営資源を有効に活用したい企業に適しています。

スカウト型採用で積極的にアプローチできる

ジョブメドレーでは毎月200通まで無料でスカウトメールを送信可能であり、条件に合う人材に直接接触できます。応募を待つだけでなく、採用担当者が主導して人材にアプローチできる点が特徴です。

スカウト経由の応募は通常応募よりも内定率が高い傾向にあるため、効率的な採用活動を実現できます。

  • 無料で200通まで送信できる
  • 応募率・内定率が高い傾向にある
  • 条件に合う人材に直接アプローチできる

受け身の採用から攻めの採用へと転換し、人材確保の可能性を広げられる点が魅力です。

返金保証制度など安心して導入できる仕組みがある

採用した人材が短期間で退職した場合、一定割合の返金を受けられる制度が設けられています。具体的には初出勤3日以内で90%、14日以内で70%、30日以内で50%の返金が可能です。

採用後のリスクを軽減できるため、安心して導入を検討できます。さらに、求職者には勤続支援金が支給される仕組みがあり、早期離職の抑制にもつながります。

  • 初出勤から3日以内の退職で90%返金
  • 4~14日以内は70%、15~30日以内は50%返金
  • 勤続支援金により定着率向上を後押し

費用面と採用後の安定性の両方を支援する体制が整っている点は、企業にとって導入を後押しする強力な要素となります。

ジョブメドレーのデメリット4選

ジョブメドレーのデメリット4選

数多くのメリットがあるジョブメドレーですが、採用活動に導入する前に理解しておくべき注意点も存在します。以下の4つを整理することで、導入前にリスクを把握しやすくなります。

  • サポート体制が限定的で伴走支援が少ない
  • 一部で求人の質や連絡対応に関する否定的な口コミがある
  • 医療・介護以外の分野には不向き
  • 採用完了までに時間を要する可能性がある

サポート体制が限定的で担当者による伴走支援は少ない

ジョブメドレーは求人サイトという位置づけであるため、転職エージェントのようにアドバイザーが面接対策や書類添削までを細かく支援する体制は整っていません。そのため、採用担当者自身が応募者への連絡や面接日程の調整、合否の通知などを自社で対応する必要があります。

電話やメールによる問い合わせ窓口は用意されていますが、基本的には自走型の運用となります。医師や薬剤師に特化した別サービス「ジョブメドレーエージェント」も存在しますが、看護師や介護士には対象外であり、手厚いフォローを求める企業には不向きといえるでしょう。

一部に「悪質求人」「応募後の連絡が遅い」などの口コミがある

ジョブメドレーには、求人内容の質や対応スピードに関する否定的な評判も散見されます。審査のハードルが比較的低いため、給与条件や労働時間に偏りのある案件が混在してしまう可能性があります。また、古い求人が残っている、応募しても返答がない、掲載終了済みの案件が表示されるといった声も寄せられていました。

  • 給与水準や条件が低い案件が含まれる場合がある
  • 古い求人が掲載され続けるケースがある
  • 応募後の返信が遅いとの指摘がある

求職者と事業所の双方にとって不利益が生じる恐れがあるため、求人内容の確認と応募後の対応スピードには十分な配慮が必要です。

医療・介護以外の業界には不向き

ジョブメドレーは、医療・介護・保育・美容の専門職に特化しています。そのため、異なる分野で人材を募集する場合には適性が低く、汎用型の求人サイトや他業種特化型サービスを選択する方が効果的です。

IT・製造・営業などの職種で人材を探している企業にとっては十分な母集団形成が難しく、他サービスを併用する必要が出てきます。業界を絞った特化型であることが強みである一方、利用分野が限られる点は導入を検討する際の重要な判断材料となるでしょう。

採用まで時間がかかるケースもある

掲載期間に制限がないため、長期的に人材を探せる点がメリットであるものの、かえって採用までの期間が延びてしまう可能性もあります。特に求人掲載数が膨大であるため、自社の求人が埋もれてしまい、求職者の目に留まりにくくなるケースがあります。

また、都市部に求人が集中する傾向があるため、地方での採用は時間を要することもあるでしょう。

  • 求人数が多く埋もれるリスクがある
  • 地方では条件に合う人材を探しにくい
  • 長期掲載でも費用はかからないが採用スピードは低下しやすい

迅速な採用を目指す場合には、無料スカウトの活用や有料オプションの導入で補う工夫が求められます。

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ジョブメドレーと他社サービスの違い

ジョブメドレーと他社サービスの違い

採用活動で利用する求人サービスを選定する際には、競合サービスとの比較を行うことが重要です。以下では「コメディカルドットコム」「グッピー」との比較、さらに人材紹介サービスとの違いを解説します。

コメディカルドットコムやグッピーとの比較

医療・介護分野の求人サイトには複数の選択肢があり、それぞれ特徴が異なります。

項目ジョブメドレーコメディカルドットコムグッピー
運営会社株式会社メドレーセカンドラボ株式会社株式会社グッピーズ
特化分野医療・介護・保育・美容 57職種医療職・介護・福祉 35職種医療・歯科・介護・施術・医薬 63職種
登録者/利用者数205万人(2024年4月時点)月間60万人非公開
求人数47万件超(2024年7月時点)約14万9千件約23万8千件
掲載費用無料・無期限無料・無期限閲覧課金型(1クリック120円~)
採用コスト成果報酬4万円~成果報酬4万円~プリペイド方式(1万円単位)
独自機能無料スカウト、AI原稿作成、返金保証マッチングチャートで相性を可視化歯科向けスポット案件の掲載が可能

ジョブメドレーは無料スカウトやAIを活用した原稿作成など、効率的な採用支援機能が強みです。一方、コメディカルドットコムは相性診断のようなマッチング機能を持ち、グッピーはクリック課金型の料金制度や歯科分野のスポット案件に強みがあります。

人材紹介サービスとの費用構造の違い

求人サイトと人材紹介サービスは、費用体系が大きく異なります。

ジョブメドレーは成果報酬型で、採用が成立した場合のみ低額の費用が発生します。人材紹介サービスでは、年収の20~30%に相当する高額な成功報酬が必要になる点が大きな違いです。

項目ジョブメドレー(成果報酬型求人広告)求人広告(掲載型)人材紹介サービス
採用決定前無料掲載費用が発生無料
採用決定後4万円~追加費用なし年収の20~30%程度
掲載期間無期限契約期間に依存不要
費用の安定性安価かつ定額契約単位で固定費用採用ごとに高額費用

成果報酬型の求人広告はリスクが低く、少額から採用活動を始めやすい構造です。一方で人材紹介は即戦力人材を確保できる可能性があるものの、費用負担が大きいという課題があります。

コスト管理を重視する企業にとっては、ジョブメドレーの仕組みが有利に働くでしょう。

ジョブメドレー利用が向いている企業

ジョブメドレー利用が向いている企業

ここでは、ジョブメドレーの利用が向いている企業像を以下3点から整理しました。

  • 医療・介護・保育業界で継続的に採用したい法人・施設
  • 採用コストを抑えたい事業所
  • 応募者対応を自社で進められる体制を持つ企業

医療・介護・保育業界で継続的に採用したい

ジョブメドレーは医療・介護・保育・美容職種に特化しており、掲載費用がかからず期間制限もありません。常に人材が必要な病院や介護施設、社会福祉法人などにとって、長期的な募集活動を継続できる点が魅力です。

豊富な登録者数があるため、年間を通じて幅広い人材と接点を持ちやすく、自社に合う人材を計画的に採用できます。慢性的な人材不足に悩む施設でも、継続的な採用チャネルとして安定した成果を期待できる環境です。

採用コストを抑えたい

成果報酬型を採用しているため、採用が決まるまでは一切費用が発生せず、決定後も最低4万円からという低コストで利用できます。初期費用や月額費用がかからないため、採用予算を抑えたい事業所にとって大きなメリットとなります。

  • 掲載は無期限かつ無料で可能
  • 成果報酬は最低4万円からと低額
  • 採用が成立しなければ費用ゼロ

浮いた予算を職員の待遇改善や設備投資に回せる点も魅力であり、長期的な組織力強化に直結しやすい仕組みです。

自社で応募者対応を進める体制がある

ジョブメドレーは直接応募型であり、応募から面接日程調整、合否通知までを採用担当者が自社で進める必要があります。人事部門や現場管理者が主体的に応募者対応を行える企業に適しています。

  • 直接応募の仕組みにより応募者と迅速に連絡可能
  • 採用管理画面でやり取りや進捗を一元化できる
  • 自社の魅力をダイレクトに伝えやすい

求職者とスピーディーにやり取りを進めたい企業にとって、効率性と採用力を両立できるサービスといえるでしょう。

まとめ

まとめ

本記事では、ジョブメドレーの特徴や料金体系、メリット・デメリット、さらに利用が適している企業像を整理しました。

医療・介護・保育・美容分野に特化した求人サービスとして、成果報酬型や掲載期間無制限といった仕組みは採用コストを抑えつつ長期的に母集団を形成したい企業に適しています。しかし、応募者対応を自社で進める体制が求められるため、社内のリソース状況を踏まえた検討が欠かせません。

採用体制の強化が難しい場合は、外部の採用代行サービスを取り入れるのも効果的です。まるごと人事では、成長企業向けに採用設計から運用・改善までを一貫して代行し、560社以上の支援実績と95%を超える契約継続率を誇ります。専門的なノウハウを活かした伴走支援により、採用課題を解決する選択肢としてぜひ活用を検討してください。

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この記事の監修者:今 啓亮
この記事の監修者:今 啓亮

まるごと人事として560社以上の企業の採用支援
書籍『「本当にほしい人材」が集まる中途採用の定石』好評発売中

2015年に東京でマルゴト株式会社(旧社名:株式会社ビーグローバル)を創業。
スタートアップから大手企業まで幅広く採用関連のプロジェクトに携わった後、2017年に月額制の採用代行”まるごと人事”の提供を開始。
2021年にバックオフィス代行”まるごと管理部”(労務プラン・経理プラン)も開始。
「理想のサービスと理想の職場を同時実現する」を経営理念に掲げ、全員がフルリモートで働くユニークな組織運営を行う。
2022年に本社住所を東京から札幌に移転し、自身も関東から札幌に移住。

出演イメージ

2024年11月、ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」に
採用のプロフェッショナルとして出演。
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