採用・労務・経理に関するお役立ち情報

2025.06.05 更新日:2026.01.15
この記事の監修者:今 啓亮

この記事の監修者:今 啓亮

【企業向け】カジュアル面談質問70選|成功に導く5つのポイントも紹介!

カジュアル面談でどのような質問をすればいいかわからない」「伝えるべき内容が整理できていない」と感じている採用担当者の方は多いのではないでしょうか。

特に、ダイレクトリクルーティング(スカウト採用)においてカジュアル面談を導入する企業が増える中で、慣れない手法に戸惑うケースも少なくありません。

そこで本記事では、企業側がカジュアル面談をよりスムーズに進められるよう、質問例伝えるべき内容、そして避けるべき失敗例と成功するポイントをご紹介します。

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目次

【決定版】採用したい人材を見抜く!目的別カジュアル面談質問集70選

カジュアル面談では、「質問の量」ではなく、「質問の質」と「裏にある目的」を理解しましょう。

面談導入で使う「アイスブレイク&緊張緩和」(10問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q1本日は数ある企業の中から、どのような経緯で当社の面談にご参加いただけたのでしょうか?【関心度】 企業への関心の深さと動機(表面的な情報収集か、具体的な関心か)を把握。最優先
Q2普段、どのような情報源から当社のことを知っていただきましたか?(例:Wantedly、SNS、知人など)【集客チャネル】 どの媒体がフックになったか、インサイトを知る。(自社広報戦略の評価にもなる)
Q3現職ではどのような業務に、どのくらいの時間を割かれていますか?【現状把握】 現在の負荷と役割のバランスを把握し、面談の話題の糸口を探る。
Q4現職で特にやりがいや達成感を感じている(楽しかった)業務は何ですか?【仕事の価値観】 候補者の「仕事のモチベーション源泉」を理解し、自社で提供できるかを検討。
Q5逆に、現職で「これは少し苦手だ/大変だ」と感じる業務や環境はありますか?【ミスマッチ回避】 現職の課題感を軽く聞き出し、自社とのミスマッチを初期段階でチェックする。
Q6最近、個人的に興味を持っている技術や、業務外で学んでいることはありますか?【成長意欲】 業務外の自発的な学習姿勢や、トレンドへの関心度を測る。
Q7(アイスブレイク後)差し支えなければ、現在のご状況(転職検討の進捗)を簡単に教えていただけますか?【緊急度】 転職活動のフェーズを把握し、自社がどう動くべきか(迅速性)を判断する。最優先
Q8当社の募集記事や企業情報をご覧になって、率直にどのような印象をお持ちになりましたか?【企業イメージ】 外部から見た自社の魅力や課題(認識のズレ)を把握し、修正する。
Q9休日はどのように過ごされることが多いですか?(※職務に関係ないため深掘りNG)【人柄・雰囲気】 軽い雑談を通じて、面談全体の雰囲気と人柄を把握。
Q10本日は、どのようなことを知りたい・聞きたいと思ってお越しになりましたか?【ニーズの把握】 候補者の聞きたいことに合わせた情報を提供し、満足度を高める。

「転職意欲・志向性」を見抜く質問(15問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q11企業を選ぶ上での「絶対に譲れない軸」と、「妥協できるポイント」は何でしょうか?【優先順位】 候補者の価値観を明確化。給与以外の非金銭的な価値観を特に掘り下げる。最優先
Q12現職の課題が解決されたとして、それでも転職を考える理由はありますか?【真の動機】 現職への不満(ネガティブな理由)だけでなく、未来志向のポジティブな動機を探る。
Q13転職する上で、「現職では満たされない」と感じている要素は何でしょうか?【解消すべき課題】 自社がその課題を解消できるか、オファー時に響く要素を探る。最優先
Q145年後のキャリアプランについて、現時点でのイメージをお聞かせください。【長期志向】 成長意欲と目標設定能力、自社のポジションがその助けになるかを確認。
Q15そのキャリアプランを実現するために、特に重視したい環境要素は何ですか?(例:スピード感、裁量、専門性など)【環境ニーズ】 求める環境が、自社の現状と一致しているか、ミスマッチを避ける。
Q16どのような上司、またはチーム環境であれば、ご自身が最もパフォーマンスを発揮できるとお考えですか?【マネジメントスタイル】 求めるリーダーシップやチームの雰囲気を把握。
Q17過去の経験で、「給与や待遇よりも、やりがいや成長を優先した」事例があれば教えてください。【成長マインド】 報酬以外の動機で行動できる、成長志向の強い人材かをチェック。
Q18当社のサービスや事業内容で、特に「面白い」と感じた点は何ですか?【事業への関心】 企業研究の深度と、事業に対する純粋な興味・情熱を測る。
Q19もし当社に入社いただけたとして、ご自身がどのように貢献できるイメージをお持ちですか?【貢献意欲】 受け身ではなく、主体的に貢献しようとする姿勢があるかを確認。
Q20「入社後のギャップ」について、過去に経験されたことはありますか?【自己認知】 ギャップへの対処能力や、次の転職で何を重視しているかを把握。
Q21チームのルールや方針がご自身の考えと合わなかった場合、どのように対応されますか?【協調性】 組織への適応能力や、建設的な意見交換ができるかを見る。
Q22ワークライフバランスについて、現状どのような考えをお持ちですか?【働き方】 求める働き方が自社の現状と大きく乖離していないかをソフトに確認。
Q23成長のために、現在の環境で「もっとこうしてほしかった」ことはありますか?【インプットニーズ】 企業に何を期待し、成長のために何が必要と考えているかを確認。
Q24最終的に、「どのような決断基準」で転職先を決められる予定ですか?【意思決定プロセス】 採用に至るまでのプロセスで、どこを重視するかを把握し、自社で注力する。
Q25これまでのキャリアで、最も後悔している(やり直したい)ことは何ですか?【反省と学習】 後悔を成長の糧にできるか、自己分析能力をチェック。

経験・スキル・企業文化のマッチング質問(10問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q26チームで仕事をする際、ご自身はどのような役割を担うことが多いですか?【組織特性】 組織におけるポジショニング(リーダー、フォロワー、専門家など)を把握。
Q27過去の業務で、最も困難だった仕事上の決断、または失敗体験とその後の対応を教えてください。【課題解決能力】 プレッシャー下での判断力と、失敗から学ぶ姿勢。最優先
Q28当社のバリュー(行動指針)について、特に共感できる点、または難しいと感じる点はありますか?【カルチャーフィット】 企業文化への親和性をストレートに確認し、ミスマッチを防ぐ。
Q29現職の業務で、「もっと効率化できるのに」と感じた具体的事例があれば教えてください。【改善意識】 現状維持ではなく、常に業務を良くしようとする主体性があるかをチェック。
Q30スキルセットの中で、ご自身が最も自信を持っている点は何ですか?また、それは当社のどのポジションで活かせそうですか?【強みの自己認識】 自身の強みを客観視できているか、かつ貢献意欲があるかを確認。
Q31新しい知識やスキルを習得する際、どのような方法(学習スタイル)を取られますか?【学習意欲】 自立的な学習習慣と、自社でのOJTスタイルとの相性を確認。
Q32意見が対立した際、あなたはどのように議論を進め、合意形成を図りますか?【コミュニケーション能力】 対立を乗り越える能力と、建設的な議論ができるかを見る。
Q33当社の事業やサービスについて、率直に「ここを改善したら良いのでは」と思う点はありますか?【当事者意識】 批評家ではなく、当事者として深く考えているか、貢献意欲を測る。(※批評されないようソフトに尋ねる)
Q34これまでで最も多忙だった時期の、ストレス解消法や乗り越え方を教えてください。【ストレス耐性】 困難な状況での対処法と、精神的な安定性を確認。
Q35チームメンバーや上司に、あなたからどのようなフィードバックを求めることが多いですか?【成長サイクル】 自身の成長に必要なフィードバックを理解しているか、素直に受け入れられるかを見る。

リモートワーク・キャリア志向に関する質問(10問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q36リモートワークと出社、ご自身はどちらの環境で最も集中・効率化できますか?【働き方の適合性】 自社の働き方と候補者の希望が合致しているかを確認。
Q37リモートワークで業務を進める際、「自律的に成果を出す」ために工夫していることは何ですか?【セルフマネジメント】 自律性、進捗共有、コミュニケーションの工夫があるかをチェック。
Q38仕事の進め方について、上司からの「細かな指示」と「大きな裁量」、どちらを好まれますか?【裁量ニーズ】 成長企業に必要な主体性と、求めるマネジメントスタイルを確認。
Q39キャリアアップにおいて、「スペシャリスト」と「マネージャー」、現時点ではどちらの志向が強いですか?【キャリアパス】 将来の組織設計に役立てる情報として把握。
Q40ChatGPTなどの生成AIツールについて、業務で利用されていますか?具体的な活用方法があれば教えてください。【最新技術への感度】 トレンド技術への関心度と、業務効率化への意識を測る。
Q41業務外で、コミュニティ活動や副業など、外部との関わりはありますか?【ネットワーク・知見】 外部からの新しい情報を取り込む意欲があるかを確認。
Q42リモート環境下で、チームメンバーとの「報連相の頻度と方法」について、理想的なイメージを教えてください。【コミュニケーションスタイル】 チーム内の連携への意識度を把握。
Q43もし入社いただけた場合、キャッチアップ期間はどのくらいを想定されていますか?【現実的な計画性】 自身の能力と業務内容を踏まえた、現実的な計画性があるかをチェック。
Q44業界の変化が激しい中で、ご自身のスキルをどのようにアップデートしていく予定ですか?【学習計画】 継続的な学習意欲と、具体的なスキルアップ計画を確認。
Q45業務における「正義」や「倫理観」について、特に重視されていることはありますか?【倫理観】 コンプライアンス意識や、組織に対する誠実性をソフトに確認。

エンジニア職|職種別特化質問(5問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q46これまで関わったプロジェクトで、「なぜその技術(言語、フレームワーク)を選定したか」という背景を教えてください。【技術選定力】 トレンドだけでなく、目的合理性に基づいた判断ができるかをチェック。
Q47ご自身の書いたコードに対し、どのようなレビューやフィードバックを求めることが多いですか?【協調性・成長】 チームでの開発におけるコミュニケーションスタイルと、成長への意欲。
Q48開発環境において、最も重視する「チーム開発のルール・文化」は何ですか?【開発文化フィット】 自社の開発スタイル(例:アジャイル、ペアプロなど)との相性を測る。
Q49技術的なキャッチアップはどのように行っていますか?(例:カンファレンス、OSS、技術書)【自発的学習】 最新技術への継続的な投資意欲を確認。
Q50開発スピードとコードの品質(可読性)のバランスをどのように取っていますか?【プロ意識】 納期と品質の両立に対する考え方を確認。

営業職|職種別特化質問(5問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q51営業活動において、「最も非効率だ/改善すべきだ」と感じているプロセスはどこですか?【プロセス改善意識】 属人的な営業ではなく、再現性のあるプロセスを意識しているか。
Q52顧客からの「No(拒否)」に対し、どのように対応し、その後の戦略を立てますか?【困難への対処】 粘り強さ、分析力、次の行動への転換能力。
Q53目標達成が困難な状況に陥ったとき、チームメンバーにどのようなサポートを求めますか?【協働性】 独りよがりにならず、チームの力を借りられるかを確認。
Q54これまでで最も難易度が高かった「クロージング(契約獲得)」の事例を、その要因も含めて教えてください。【成功の再現性】 成功に至った独自の工夫やスキルを確認。
Q55既存顧客との関係構築と、新規開拓のバランスについて、どのような考えをお持ちですか?【バランス感覚】 自社の事業フェーズに必要な営業スタイルと合致しているかを見る。

企業側からすべき「逆質問」の極意(20問)

No.質問質問の意図(裏の目的)優先度
Q56当社から見て、「貴方のどのようなスキルや経験」が、特に当社の成長に貢献できそうですか?【貢献の具体化】 候補者の強みを具体的に伝え、入社後のイメージを明確にする。最優先
Q57当社の選考フローについて、現時点で何か疑問点や不安に感じる点はありますか?【不安解消】 候補者の心理的ハードルを下げ、次のアクションへの移行を促す。
Q58「入社1年後」に、貴方にはどのような成果を期待すると思いますか?【期待値調整】 具体的な期待値を提示し、目標達成意欲を刺激する。
Q59このポジションの「醍醐味」と、逆に「最も難しいと感じる点」を包み隠さず教えてください。【透明性の訴求】 ネガティブ情報も開示することで、企業への信頼性を高める。
Q60当社のサービスやプロダクトについて、もっと知りたい情報はありますか?【情報提供】 候補者の関心度を測り、必要な情報を提供して入社意欲を高める。
Q61

「当社の成長スピード」について、どのように感じられていますか?

【成長観のすり合わせ】 成長の速さに対する期待値や懸念点を探る。
Q62このポジションの前任者は、どのような理由で異動/退職したのでしょうか?【継続性リスクの解消】 健全な理由を正直に開示し、企業への疑念を解消する。
Q63当社で働くメンバーは、どのような**「価値観」**を共有していると感じますか?【カルチャー説明】 具体的なエピソードを交え、組織文化を具体的に伝える。
Q64選考に進むにあたり、他に懸念事項や、不安に思うことはありますか?【最終確認】 潜在的な不安を引き出し、面談中に解消に努める。最優先
Q65当社のカジュアル面談を通じて、当初の印象から変化した点はありますか?【面談効果の測定】 面談がポジティブな印象を与えられたかをチェック。
Q66当社の意思決定のプロセスについて、もっと詳しく知りたい点はありますか?【組織構造の理解促進】 成長企業特有の意思決定の速さや構造を説明する。
Q67入社前の準備として、今から取り組んでおいてほしいこと(学習、リサーチなど)はありますか?【期待感の醸成】 候補者の入社意欲を測り、具体的な行動を促す。
Q68入社後のサポート体制や、OJTについて疑問点はありますか?【安心感の提供】 新しい環境への不安を軽減するための情報提供。
Q69面談を通じて、当社のどのような点が最も魅力的に映りましたか?【魅力の再確認】 候補者の評価軸を最終確認し、今後の採用広報に活かす。
Q70もし選考に進む場合、いつ頃からスタートしたいとお考えですか?【スケジュール調整】 候補者の希望を尊重し、今後の選考プロセスを決定する。

カジュアル面談とは

カジュアル面談とは

カジュアル面談とは、企業と候補者がお互いをより深く理解するために、リラックスした雰囲気で行う面談のことです。応募前に実施するケースが一般的ですが、内定後のフォローとして行う企業も存在します。

カジュアル面談と面接の違い

カジュアル面談と面接は、どちらも企業と候補者が対話する場ですが、その目的や雰囲気に大きな違いがあります。

目的と雰囲気

カジュアル面談は、その名の通り「カジュアル」な雰囲気が特徴です。候補者がリラックスして本音を話しやすいように設計されており、企業側も面接では得にくい候補者の人柄や意外な一面を知る機会となります。多くの場合、企業から候補者への「まずは気軽に話してみませんか?」という提案から始まります。

一方、面接は、候補者のスキルや経験が企業の求める要件に合致するかを評価し、採用の可否を判断するための場です。よりフォーマルな雰囲気で行われ、候補者にとっては自身をアピールする場となります。

実施方法と担当者

カジュアル面談では、候補者がよりリラックスできるように様々な工夫が凝らされます。例えば、服装は私服が推奨されることが多くカフェのような場所やオンラインで実施されることも珍しくありません。また、面談担当者は人事担当者に限らず、現場の社員や役員クラスが担当することもあります。特にダイレクトリクルーティング(スカウト採用)では、スカウトメール後の最初のステップとして活用されることが多く、企業と候補者がお互いを深く知るための最初の接点となります。

対して面接では、通常スーツ着用が求められ、会議室などで実施されることが一般的です。評価の公平性を保つため、人事担当者や部門責任者が面接官を務めます。

このように、カジュアル面談は「お互いを理解する場」、面接は「評価・選考の場」という明確な違いがあります。

カジュアル面談が注目される背景

近年、労働人口の減少により採用競争が激化しています。従来の「待ちの採用」だけでは人材の獲得が難しくなってきたため、ダイレクトリクルーティングのように企業が直接人材をスカウトする「攻めの採用」が普及してきました。

しかし、企業側からスカウトする場合、候補者はその企業についてよく知らないことが多く、ミスマッチが懸念されます。ミスマッチは早期離職や内定辞退につながるため、カジュアル面談を通じて企業と候補者が相互理解を深めることが極めて大切です。

カジュアル面談の4つのメリット

カジュアル面談の4つのメリット

カジュアル面談を行うことには、企業にとって以下4つのメリットがあります。

1.相互理解でミスマッチ解消

カジュアル面談では、候補者は自身のキャリアプランや価値観に基づいた質問企業は詳細な情報提供や率直な対話ができます。たとえば、具体的な働き方やチーム内のコミュニケーションスタイルなど、通常の企業説明では伝えきれない情報を共有できるでしょう。

また、その場で認識のずれを確認・修正できるため、入社後のギャップを最小限に抑えられます。

2.ありのままの人物像を把握

カジュアル面談は、形式的な質疑応答にとらわれずに候補者と対話できる場です。候補者は自身の関心事や懸念点を率直に話せるため、企業は選考前にその人の人物像をより深く把握できます。

これにより、その後の選考面接では候補者の緊張が和らぎ、コミュニケーションが円滑に進むというメリットがあります。

3.企業文化と現場の雰囲気を共有

企業説明会日常の業務の進め方やチーム内の関係性やウェブサイトでは伝えきれない、といった職場のリアルな情報を共有できます。人材育成や評価制度、職場の雰囲気、具体的な働き方などを実例を交えて説明することで、候補者は入社後の働き方をより具体的にイメージできるでしょう。

4.母集団形成と採用力を強化

カジュアル面談は、企業の価値観や方向性に共感する人材との接点を作るのに役立ちます。これにより、スカウトやリファラル採用といった積極的な採用活動を後押しできるでしょう。

さらに、自社の採用基準に合う優秀な人材のプールを形成することで、将来を見据えた長期的な採用計画の構築にもつながります。

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カジュアル面談で伝えるべき内容

カジュアル面談で伝えるべき内容

カジュアル面談では候補者に多く話してもらうのが基本ですが、成果につなげるためには企業側から伝えるべき内容もあります。

面談担当者の自己紹介

まずは面談担当者の自己紹介を通じて、候補者の緊張や警戒心を解きほぐしましょう。

現職の立場だけでなく、趣味や好きな食べ物など仕事に関係ない項目も盛り込むと、リラックスした雰囲気を作りやすくなります。また、「共通点」が見つかると一気に打ち解けやすくなるため、共感を得やすい項目や話題を提示するのも効果的です。

候補者に関心をもった理由

候補者のスキルや経験で、企業として特に魅力を感じた点を伝えましょう。こうすることで、何を期待しているかが明確に伝わるだけでなく、自社の印象アップにもつながります。

面談の目的

カジュアル面談の目的を明確に伝えることは、非常に重要です。

候補者は「実質的には面接ではないか」といった懸念を抱くことがあります。そのため、「本日は、ざっくばらんな対話を通じて相互理解を深めることを目的としております。選考の場ではございませんので、どうぞリラックスしてご参加ください」といったメッセージを伝えることで、候補者は安心して本音で対話に臨めるでしょう。

候補者に合わせた自社魅力の訴求

カジュアル面談は、自社の魅力を直接アピールできる貴重な機会です。ただし、候補者が関心を持つポイントに沿った内容を伝えることが大事です。会話の中でどのような点に関心があるかを確認しながら、必要に応じて説明していきましょう。

自社の魅力となり得る項目を以下にまとめるので、カジュアル面談に備えて整理しておくことをおすすめします。

自社のビジネスモデル

  • 社風・文化
  • 各種定量情報(平均年齢・男女比・リモートワークの比率・残業時間など)
  • 募集部署の体制・人数
  • 募集ポジションの役割とミッション・やりがい
  • 募集ポジションで得られるスキル・経験
  • 募集ポジションのキャリアパス

候補者とマッチするポイント

候補者と自社がマッチする点を明確に伝えることは、自社への志望度を高めることにつながります。

例えば、次のように伝えると良いでしょう。

「先ほど伺った〇〇なご経験は、現在当社が注力しているプロジェクトと非常にマッチしていると思いました。特に、こうしたスキルを持ったメンバーが不足しているため、当社が強く期待している点でもあります。」

候補者とミスマッチする可能性

カジュアル面談の目的の一つに「相互理解によるミスマッチの防止」があります。そのため、自社とマッチしないと感じた点も、候補者にきちんと伝えましょう

正直に伝えることで、企業側の誠意が伝わり、候補者の挑戦心を刺激できるといったメリットも期待できます。マッチしない点については、次のように伝えると良いでしょう。

「弊社の募集ポジションは〇〇な特性があるため、この点については〇〇様が苦労される可能性があると感じました。」

その上で「〇〇様は、この点についてどうお考えですか?」のように、本人の考えを聞くことで、互いの理解をより一層深めることができるでしょう。

カジュアル面談を成功に導くポイント

カジュアル面談を成功に導くポイント

カジュアル面談を効果的に実施するためには、準備段階からフォローアップまで、以下の5つのポイントを意識しましょう。

1.最適な担当者選びと準備

カジュアル面談の成功は、担当者の適性に大きく左右されます。そのため、対話力とコミュニケーション能力が高く企業文化や業務内容について深い理解がある人材を選びましょう。

また、単なる評価者としてではなく、キャリアアドバイザーのような視点を持てる人が適任です。担当者は、事前に候補者の経歴や志向性を踏まえた情報やエピソードを準備しておくと良いでしょう。

2.リラックスできる空間の演出

面接とは異なる雰囲気づくりをすることがポイントです。場所はカフェのようなカジュアルな空間やオンラインを選択し、適度な賑わいがある中で、オフィスカジュアルや私服などフランクな装いを意識した対応を心がけましょう。

3.過不足ない企業情報の開示

企業情報は、具体的なエピソードを交えて説明し、公開情報と非公開情報を適切に使い分けましょう。また、自社が抱える課題に触れる際は、必ずその改善に向けた取り組みも合わせて説明してください。自社の実態が正確に伝わるよう、具体例を交えながら説明することが大切です。

4.一方通行でないコミュニケーション

一問一答ではなく、候補者の発言から話題を展開し、具体的なエピソードを共有しながら対話を進めましょう。候補者の反応に応じて情報提供の内容や深さを調整し、自然な会話の流れをつくることを心がけてください。

5.面談後のフォローアップ

面談の締めくくりとして、相互理解が深まった点を確認し、具体的な次のステップを提示しましょう。もし選考に進んでほしい場合は、その理由や候補者の魅力に感じた点を具体的に伝えてください。合わせて、選考プロセスの詳細も明確に説明することで、候補者はより安心して次に進めるでしょう。

このフレームワークに沿って面談を進めることで、効果的な相互理解と採用成功につながります。

カジュアル面談の事前準備

カジュアル面談の事前準備とは

カジュアル面談の事前準備は、以下のステップに沿って進めます。

1.面談の目的設定とアジェンダ設計

まず、カジュアル面談の目的を明確にし、それに基づいたアジェンダを設計しましょう。基本的な構成として、以下の要素を30分から1時間程度で組み立てるのがおすすめです。

  • 企業からの説明(15-20分)
  • 候補者からの質問(15-20分)
  • 今後のステップの確認(5-10分)

2.面談担当者の選定

以下の要素を考慮して適任者を選定しましょう。

  • 募集職種や部門に関する十分な知識
  • 企業理念や文化を体現できる人材
  • コミュニケーション能力とファシリテーション能力

人事部門と現場部門の担当者が協力して実施することで、企業文化と実務の両面から充実した対話が可能になります。

3.候補者向け資料の作成

面談の効果を高めるため、事前に以下の情報を簡潔にまとめた資料を用意し、当日候補者に共有しましょう。

  • 企業の事業内容と価値観
  • 募集職種の具体的な業務内容
  • 組織体制と働き方の特徴

4.質問リストの作成

カジュアル面談の目的は、双方向のコミュニケーションを促すことです。そのため、以下の観点で質問を準備しましょう。

自社の理解促進に向けた質問例: 「当社の事業や職場環境について、特に何か関心のある点はありますか?」

キャリアプランを確認する質問例: 「今後のキャリアでどのような経験を積みたいとお考えですか?」

これらの質問は、あくまで対話の糸口として捉え、候補者の回答から関連する話題を広げられるように準備しておくことが必須です。一問一答形式ではなく、自然な会話の流れを重視しましょう。

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カジュアル面談当日の流れ

カジュアル面談当日の流れ

カジュアル面談は以下の流れを基本としますが、会話の流れに応じて臨機応変に進行することが大切です。

オープニング(5分)

まず、面談の目的と位置づけを明確に伝えましょう。採用の合否には関係なく、相互理解を深める場であることを説明し、率直に対話できる環境を整えます。担当者の自己紹介では、自身の業務内容や役割に加え、入社の経緯なども共有すると、より対話しやすい雰囲気を作れます。

候補者のヒアリング(10分)

候補者のキャリアの方向性や企業選びの軸を丁寧に聞き取りましょう。この理解をもとに、後半の情報提供をカスタマイズします。

主なポイントは以下の通りです。

  • 現在の状況と今後のキャリアプラン
  • 重視する企業選びの条件
  • 特に関心のある事業領域や職務

企業説明(20分)

ヒアリング内容から参加者のニーズを見極め、以下の項目の中から適切な情報を伝えます。

  • 事業内容と成長戦略
  • 組織体制、働き方、社風
  • 具体的な職務内容と期待役割
  • 自社が抱えている課題
  • キャリア開発の機会
  • (スカウトの場合)スカウト理由

質疑応答(20分)

候補者からの質問には丁寧に回答しましょう。具体的な事例を交えながら、正確な情報を伝えることを心がけてください。もし即答できない質問があった場合は、正直にその旨を伝え、後日改めて回答することを約束しましょう。

また、質問への回答を通じて新たな対話のきっかけを見つけ、さらに深い相互理解につなげられるとより良いでしょう。

クロージング(5分)

面談の締めくくりとして、印象に残った点や新しく知った点などを共有しましょう。その後、候補者の反応や状況に応じて、選考プロセスの案内や検討期間の設定など、次のステップについて説明します。

以下の点を必ず確認しておきましょう。

  • 追加の質問事項の有無
  • 希望する連絡手段とタイミング

面談時に回答を保留した質問への返答や選考案内は迅速に進めることが大切です。素早いフォローアップは、企業への信頼感を高め、より良い関係構築につながります。

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まとめ|カジュアル面談の質問で双方のミスマッチを防ごう

まとめ

本記事では、カジュアル面談でよくある逆質問とその回答例をご紹介しました。

カジュアル面談の最大のメリットは、企業と候補者がリラックスした環境で本音を共有できる点にあります。そのため、面談は一方的な質疑応答ではなく、会話形式で進めることが重要です。質問内容も面接とは差別化することで、より有意義な時間となるでしょう。

カジュアル面談は確かに工数がかかる採用戦略です。しかし、候補者が企業に求めるものを本音で語り企業が個別の強みをアピールすることで、双方のミスマッチを防ぎ、その後の選考を効率的に進めることができます。

本記事が、カジュアル面談での質問内容や、成功に導くポイントを理解する一助となれば幸いです。

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この記事の監修者:今 啓亮
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まるごと人事として600社以上の企業の採用支援
書籍『「本当にほしい人材」が集まる中途採用の定石』好評発売中

2015年に東京でマルゴト株式会社(旧社名:株式会社ビーグローバル)を創業。
スタートアップから大手企業まで幅広く採用関連のプロジェクトに携わった後、2017年に月額制の採用代行”まるごと人事”の提供を開始。
2021年にバックオフィス代行”まるごと管理部”(労務プラン・経理プラン)も開始。
「理想のサービスと理想の職場を同時実現する」を経営理念に掲げ、全員がフルリモートで働くユニークな組織運営を行う。
2022年に本社住所を東京から札幌に移転し、自身も関東から札幌に移住。

出演イメージ

2024年11月、ABEMAの報道番組「ABEMA Prime」に
採用のプロフェッショナルとして出演。
> 出演した番組はこちら

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